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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:アメリカ映画
≪時空を超えた愛…あまりに美しく、あまりに切ない≫
これも大好きな作品です。 タイムマシーンで過去や現在を行き来する話やファンタジーって元々すきなのですが、これはプラスラブロマンスです。 主演が「スーパーマン」のクリストファー・リーブですが、「スーパーマン」とは又違った二枚目を演じています。 あるホテルで過去の女性の写真に目を奪われその人のこと調べていくうちに、実はその女性は自分に関係がある人だったと気づくリチャード。70年近くも前に自分がそのホテルに滞在した事が判り、何とかその当時に行こうとするリチャード。そしてとうとうそれは成功しその女性エリーズ・マッケナに会うことができるが… 時空を超える旅~正直言って実際には不可能なことだと思ってます。でもだからこそもしそれが可能なら、という夢もあるのでこの系統の映画には弱いのかもしれません。 映画では、過去へ行く方法もそんな方法で?とか他にも不思議な点はいろいろあるにはあるのですが、タイムパラドックスはあっても仕方ないですね。 それにもましてなぜこんなにこの映画が好きなのかと考えてみると、SF的でありながら切ないラブストーリー。僅か2日か3日だけの時空を超えた恋、そこにあるのだと思います。何故そんなにエリーズに心奪われたのか。実は彼女の写真に出会う前に伏線が張ってあり、二人は時空を超えても会う運命だとしか言いようがないのです。 それからクリストファー・リーブのラスト近くの演技。もう涙なしでは観られません。 そしてエリーズのジェーン・シーモアがあまりに美しいというのがより切ないのです。シーモアの顔って好きです。昔テレビ版『エデンの東』の母親役を彼女が演じたのですが美しかったですねぇ。和服を着せたら絶対似合うと思うんですよ。そんなオリエンタルな感じがします。テレビドラマでの活躍の方が多いと思いますが、この作品の彼女は絶品。 そして、なんと言っても全編に流れるラフマニノフの「ラプソディ」とジョン・バリーの曲がこの映画のことを思うと必ず一緒に私の頭の中で音を奏でます。ホントに素敵な曲です。 主な舞台は1912年ですがこの映画は1980年作。観ているといかにもその時代の作品だというのが判る映像です。 1912年当時のホテルの部屋のインテリアやファッションがとても素敵ですし、この映画の舞台のグランドホテル自体が由緒正しいながらも堅苦しくないとても雰囲気の良いホテルです。 私の知り合いでもこの映画は人気がありますが、アメリカでも同じらしく公式のサイトもあり私もたま~にのぞいています。SOMEWHERE IN TIME TOURというツアーで舞台となったイリノイ州のグランドホテルに滞在するって以前聞いたこともあります。 公開から25年経った今でもみんなから愛されている映画。クリストファー・リーブもあの世で喜んでいることでしょう。 SOMEWHERE IN TIME 1980年 監督:ジャノー・シュワーク 原作/脚色:リチャード・マシスン 出演:クリストファー・リーブ、ジェーン・シーモア、クリストファー・プラマー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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