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カテゴリ:アメリカ映画
≪大人の男女の何とも粋で切なくカッコイイストーリー≫
言わずと知れたハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマンの名作。何度観ても良いものは良いです。 戦時中、昔愛し合った男女が再会する。だが彼女にはすでに夫がいた。昔を懐かしむボギー、そして又イングリッドも彼のことを想っていた。だがボギーがラストにとった行動は… ボギーが粋です。 最後のやせ我慢も又ステキです。 キザです。 「そんな昔の事は覚えちゃいない」「そんな先の事はわからないね」 夕べの事や今夜の予定を聞いたのにそんなふうに答えられちゃあ、ぐうの音も出ません。 "Here's looking at you, kid" 「きみの瞳に乾杯」 こんなセリフど素人が言おうものなら笑われてしまいそうです。 これは日本語訳も上手いと思うのですが、英語とはニュアンスが違うのかもしれません。「きみの瞳に乾杯」なんてものすごくキザに聞こえてしまいますが、ボギーは何度もこのセリフを実にサラリと言っています。日本人でこんなセリフが言えるのは田村正和くらいかしら。まあ田村氏が言ったら、思いっ切り”キザ”になってしまいますが。 そしてイングリッド・バーグマンが本当に品があって美しいです。モノクロというのが又良いのですけどね。彼女は美しいだけではなくて演技派だとも思います。 当時のカサブランカのアメリカ人が経営しているナイトクラブを中心に描いた話なので、いわゆるモロッコのカサブランカという土地を色濃く出した映画ではありません。セットですし登場人物もほとんどが欧米人です。でもこの映画のおかげで、モロッコの首都カサブランカ、という地名を子供の頃からはっきり覚えていたような気がします。 ジュリーも「カサブランカダンディー」でボギーの事を歌ってましたね。 "As Time Goes By"の名曲と共に、男意気を感じる作品です。 CASABLANCA 1942年 監督:マイケル・カーティズ 原作:マレイ・バネット、ジョアン・アリスン 脚色:ジュリアス・J・エプスタイン、フィル・G・エプスタイン、ハワード・コッホ 出演:ハンフリー・ボガード、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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