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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
≪弱小少年野球チームに天才少女ピッチャーが助っ人に≫
先日レンタルショップに行きました。『インファナル・アフェア3』何度も行ってるのに又オールレンタル中で借りる事が出来ませんでした。「あ~あ」と何気なく観ていたら、『がんばれ!ベアーズ』が。私はいろいろあるこのシリーズはこれしか観た事ないのですが、もう長年観ていないので懐かしくなってレンタルしてきました。 元マイナーの二軍投手で今はプールの清掃人でのんべえのバターメーカーは、市会議員から少年リーグの弱小チーム「ベアーズ」のコーチを依頼される。メンバーの素質のなさに気を落とした彼は、昔の恋人の娘で彼がピッチングのイロハを教え込んだアマンダにベアーズに入ってくれるよう頼みに行く。そして、不良少年だが野球センス抜群の少年もチームに入れて弱小チームは少しずつ強くなっていく。 よくある筋書きのドラマですが、当時人気のテイタム・オニールがかわいらしくて、又なかなかのピッチングでした。それと彼女の着ている服が懐かしくていいんですよね。でも今又流行ってるんで、ファッションを観たら今の映画と思うかもしれません。今回テイタムを観ていて、誰かに似ていると思ったんだけどわかりません。日本人女優の誰かの表情に似ているのですが、わからずに何だかモヤモヤ。 ウォルター・マッソーが飲んだくれのオヤジの感じがものすごくリアルで笑ってしまいます。でもだんだん真剣になって、監督らしくなってくるんですけどね。 昔はメジャーリーグの事なんて何も知らなかったから気付かなかったけど、対戦相手チームは「ヤンキーズ」「アスレチック」「ホワイトソックス」なんて名前だったのですね。 メンバーがコーチに生意気な口の利き方をしたりするので、アメリカはこうなのか?と思ったものでしたが、今の子供達が見てもこの点はびっくりするようです。まあ後で本気になればちゃんと威厳を持ったコーチなってましたけど。 アマンダのバターメーカーに対する思いがちょっと切なかったです。 今観てみると、随分と大人のエゴもあるなあ、と言う感じですが、テイタムのピッチャーが入りチームは変わってくるけど、結局野球はチームスポーツと言うことをちゃんと描いてくれているのも良かったです。ベアーズのメンバーも思いっきり生意気だけど、かわいさもあって明るくて好きです。ラストもあそこで勝ってしまうとありきたりな感じがしますが、勝負よりも子供達に自信を持たせる事や、やる気を起こさせる術を教えてくれたコーチのあの終わり方が意外といい。 ビゼーの「カルメン」が流れるんですが、結構それがドラマチックで良い効果音になってます。 THE BAD NEWS BEARS 1976年 監督:マイケル・リッチー 制作:スタンリー・R・ジャッフェ 脚本:ビル・ランカスター 出演:ウォルター・マッソー、テイタム・オニール、ヴィック・モロー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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