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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
≪キルト作りには愛情が詰まっていました≫
たま~に気が向いた時パッチワークキルトをします。この映画が公開になった頃、そのタイトルからとても興味をひかれたのですが、結局観たのはごく最近になってからでした。 フィンはこの夏卒論を仕上げる為に、祖母とその姉の住む家にやってくる。婚約者がいるフィンだが、幼い頃に両親の離婚を経験し未だ結婚には踏み切れない。 祖母たちの家には女性達が集まっていつもキルト作りをしていた。そんなある日、祖母姉妹は自分達の若い頃のことを話し始めた。 恋愛、結婚に悩む孫に自分の若い日の過ちを語り始める祖母。そこには姉が絡み、壮絶な争いがあったのですが今は一緒に暮らしています。そしてそこに集まる女性達の結婚や恋愛の話がひとつづつ紹介されていきます。パッチワークの作業が一枚一枚の布がはぎ合されて一つの大きな作品になるように、その話が終わる頃には、フィンの心に自分の進むべき道を示してくれるようなものに仕上がっているのです。 特に大きな盛り上がりがあるというわけではありませんが、現在の自分達を演じる大御所の女優と、若き頃のエピソードを演じる女優達の豪華な共演が贅沢です。 祖母の家とその前の一面の畑。美しい風景に最後のカラスのエピソードが絡まってファンタジックな感じもします。 アメリカやカナダの女性達は昔からこのようにしてキルトを作ってきたのでしょうね。 ほのぼのとする作品です。 キルトを作りたくなりました。 HOW TO MAKE AN AMERICAN QUILT 1995年 監督:ジョセリン・ムーアハウス 原作:ホイットニー・オットー 脚本:ジェーン・アンダーソン 出演:ウィノナ・ライダー、アン・バンクロフト、エレン・バースティン、ジーン・シモンズ、ケイト・ネリガン、サマンサ・マシス、ダーモット・マロニー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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