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カテゴリ:アメリカ映画
≪大人の為のロマンティック・コメディ≫
ウディ・アレンの映画って、やたらセリフが多かったり毒が強すぎたりして全部が全部好きなわけではありません。ブログで紹介する映画は基本的に好きなものを書いていますが、今日はアレンのお気に入りの作品のレビューです。 1940年ニューヨーク。保険会社の腕利き調査員ブリッグスは、最近入社のベティとは犬猿の仲。ある日同僚の誕生パーティで、呪文を唱えると二人はお互いに惹かれ合うという催眠術を魔術師にかけられた。そしてその日から謎の宝石泥棒が出没する事件が頻繁に起こり始める。調査員のブリッグスは犯人探しに奔走するが… アレンがなんだか一見ヨレヨレなんです。バリバリのキャリアウーマンのベティの毒舌でその容貌などを容赦なしにつかれ、かわいそうになる位。 でも催眠術にかかった瞬間のボーっとした表情なんかは上手いなあ。あの表情はホント笑える。哀愁も感じますが。 ストーリーは魔術がとりなす縁だったり、仲の悪かった二人が最後はくっつくという典型的なパターンですが、夢があって好きです。 この人の作品っておしゃれだと思うんです。30,40年代が背景の作品は特にその映像とかも昔っぽく撮っているし、バーのインテリアや女性のファッション、そして音楽のセンスも好きです。毒づいたセリフをサラリと言ってのけ、ウィットに富んだ会話。以前に比べアクは弱まったけど、大人が楽しめるロマンティック・コメディを作ってくれたという感じがします。 シャーリーズ・セロンが、一瞬「見たことあるけど誰だったっけ?」と思わせるようなセクシーさを振りまいて出ています。この人昔はこんな役が結構多かったのかな? それにしてもかなり年齢の離れた美女相手に、しかもその美女から(セロンからも)モテモテの役のウディ。こういう役はさすがにもう無理があるんじゃないかなぁ。もうちょっと年配の方相手ならもちろん文句は言いませんが。 THE CURSE OF THE JADE SCORPION 2001年 監督/脚本:ウディ・アレン 出演:ウディ・アレン、ヘレン・ハント、ダン・エイクロイド、シャーリーズ・セロン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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