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カテゴリ:アメリカ映画
≪古き良きアメリカ。元気になれる映画です≫
シリアスな映画やドラマを観続けるとその後はファンタジックなものを観たくなります。最近TVドラマでもシリアスなものを観、先日のこのブログでも現実的なレビューを書いたせいか今日はハッピーエンドストリーの作品について書きたくなりました。 心優しいジョージ・ベイリーは子供の頃から生まれ故郷の小さな町を飛び出し世界中を見たいと思っていた。相次ぐトラブルで夢は叶わなかったが、父の会社を継ぎ、家庭を持ち、貧しい人々の為に働き、町の人たちから慕われていた。あるクリスマスの日、叔父のミスで大金を紛失してしまう。人生最大の危機に見舞われた彼は自殺をしようとするが、そこへ彼の守護天使(まだ見習いの天使ですが)が現れてもしジョージがこの世にいなかったらどうなっていたかを見せる。 自分は犠牲になっても他人の為になる。善い行いをすれば必ず自分に返ってくる、という道徳的なストーリーです。 あまりに理想主義だと非難する人もいます。 善い行いをすれば良いことが、悪い行いをすれば悪い事が自分に降りかかる。現実は決してそうとは限りません。どんなに正直者でもあの人の一生はかわいそうだった、という人もいますもの。 でも、やっぱり信じたいのです。 私も理想主義なんだろうな、きっと。 守護天使のクラランスはジョージに言います。 「もしあなたがいなかったら、たった一人の人間がいないだけでこんなにも違う世の中になってしまう」 人が生まれて生かされていることには何らかの意味があるのだと思います。 『道』で「この世の中に役に立たないものはない」という台詞がありますが、この言葉と同じようにクラランスの言葉は私の心に響きました。 叔父さんが言った一言はポッターを激怒させますが、あまりなんでも調子に乗って言ったりしたりするものではありませんね。謙虚さって大切。それもこの映画の教訓でしょうか。 現代ではあまりに遠いところにあるような話かもしれませんが、こういう映画を観るとほっとします。 IT'S A WONDERFUL LIFE! 1946年 監督:フランク・キャプラ 原作:フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン 脚本:フランク・キャプラ、フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット 出演:ジェームズ・スチュアート、ドナ・リード、ライオネル・バリモア、トーマス・ミッチェル、ヘンリー・トラヴァース お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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