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カテゴリ:アメリカ映画
≪ポパイ刑事の麻薬犯摘発への執念≫
ジーン・ハックマン主演の有名な作品です。 NY市警刑事の通称"ポパイ"のハックマンとその相棒ロイ・シェイダーは麻薬犯罪者摘発に躍起になっている。そこへアメリカとフランスの間の巨大麻薬密売ルート"フレンチ・コネクション"の黒幕がアメリカへ入国。大きな取引が行われるとみて、ひたすら彼らを尾行し張り込みをするが… あの頃の刑事モノで好きなのは『ブリット』なのですが、これもアメリカン・ニューシネマの色合い濃い、好きな作品です。 どちらかと言えば台詞は必要最低限、ただひたすら張り込みをし尾行を続けるという地味な行動に、昨今の刑事モノを見慣れた人たちには退屈に思えるかもしれません。でも、実際の捜査はきっとこういう地道なものだと思います。そこを映画でみせるのは、当時の映画のスタイルだったのでしょうね。 ただ途中からあの有名な高架鉄道の上下でのカーチェイスシーンには手に汗を握り、最大の見せ場となっています。 個人的には、ハックマンがフランス人の黒幕を地下鉄で尾行するシーンが好きです。追いつ追われつ、地下鉄を乗ったり降りたり、向こうのほうが一枚上ですがあの駆け引きがとても面白い。 以前クイズか何かで言ってたのですが、温厚なハックマンは最初このポパイ役がなかなか巧く出来なかったそうです。そこで監督は彼を挑発し続ける事により、凶暴な刑事役を巧く演じる事が出来たのだとか。苦労が報われアカデミー賞主演男優賞を獲る事も出来たのですね。 これは実在の刑事をモデルにした一度は観ておきたい作品です。 音楽も独特で印象的でした。 いかにも続編有りとにおわせるラスト。2は観た事がないので、是非観たいと思います。 THE FRENCH CONNECTION 1971年 監督:ウィリアム・フリードキン 脚本:アーネスト・タイディマン 原作:ロビン・ムーア 出演:ジーン・ハックマン、ロイ・シェイダー、フェルナンド・レイ、トニー・ロ・ビアンコ、マルセル・ボズフィ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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