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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
≪70年代初めの雰囲気がステキな作品≫
何となく舞台劇っぽいと思っていたら、ブロードウェイヒット作の映画化作品でした。 ジルはサンフランシスコの安アパートに引っ越してきた女優志願の元ヒッピー。隣の部屋の青年に着替えを覗かれている事に気付き会いに行く。しかしその青年ドンは全盲でミュージシャン志望だった。二人は意気投合し一夜を過ごすが、ドンを溺愛し過保護にしている母親が約束を破って突如アパートに現れる… 若き日のゴールディー・ホーンがとってもチャーミング。全体的に舞台っぽい雰囲気の中、彼女のジルは伸び伸びとした彼女らしい雰囲気を醸し出しています。チョコチョコとした歩き方や胸はないけれどスタイルの良さ、あの大きな目に美しいブロンド、ニコッと笑うとたまらない魅力が爆発します。その魅力的なものを全く観る事が出来ないドン。 しかし、彼女の話しぶりや雰囲気から彼女のキュートさを知ったドンは知らず知らずの内に彼女に恋しているのです。 母親のアイリーン・ヘッカートが又息子を心配するあまり何にでも口を挟みドンを縛り付ける、テレビや映画で良くみる教育ママそのままなのですが、憎たらしくなるほど上手い。 母親から自立しようとする青年、そこへ現れた自由奔放な魅力的な女性、母親と彼女とのバトル。ほとんどがアパートの一室を舞台に、ピュアな恋物語をジル、ドン、母親がそれぞれの立場、性格を上手く表現した作品でした。 ジルやドンのファッションが可愛くてステキで大好きです。昔こんなの着ていたなあ。それが又最近の流行のファッションにも共通しているんですね。 ファッションってホント繰り返す。 音楽も良い感じでした。 BUTTERFLIES ARE FREE 1972年 監督:ミルトン・カトセラス 脚本:レオナード・ガーシュ 出演:ゴールディー・ホーン、エドワード・アルバート、アイリーン・ヘッカート お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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