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カテゴリ:アメリカ映画
≪すれ違い続ける男女~ボサノヴァとおしゃれな雰囲気を楽しめる大人の映画≫
タイトルが何となく好きなんですよね。 内容は『めぐり逢えたら』に似た感じですが、もっとおしゃれで大人の雰囲気が漂う映画でした。 恋人に振られた看護士のエリン。35歳の配管工アランは大学で海洋生物学者になる為の勉強をする傍ら、水族館でボランティアのダイバーとして働いていた。そんな2人の共通点はワンダーランド駅をルートの通勤電車で職場に通っている事。彼らは駅やカフェ、水族館などで出逢ってはいるのだがいつもすれ違い。 「男なんて」と思いはするもののどこか寂しいエリンを心配して、母親が新聞に恋人募集の広告を出してしまいます。それに怒りはするものの一応アクセスしてきた男性達に会ってみるエリン。でもみんなピンと来ない。 彼女は美人なんだけど冷めていて、いつも仏頂面で面白くなさそうです。でも彼女の気持ちも何となく分かります。求めてはいるけど何か足りない。 一方アランも若くて美しい大学の同級生から好かれて言い寄られるのに、尻込みしてしまう。もったいないと思うのだけど。 そんな2人がラストの方でやっと出逢うわけです。エリンは「運命なんて信じない」と言い続けていたのに、どうも「運命の人」らしき男性と出逢ってしまうのですね。 映画の冒頭、すごくおしゃれな音楽といきなり振られるエリン。ここでの持って行き方もラストも上手くて、会話や街並みが、流れるボサノヴァにしっくりと溶け込んでいます。 アランも、そして出てくる男性達も観ている側としてはイマイチの感のある俳優ばかりですが、そこがかえってリアリティがあるのかもしれません。 駅の名前が"WONDERLAND"って言うのもいいです。 ドキュメンタリーっぽい会話も、海辺の景色もアパートの外観や行きつけのバーも、何となくボストンという街のおしゃれな雰囲気がいっぱいのステキな作品でした。 NEXT STOP WONDERLAND 1998年 監督:ブラッド・アンダーソン 脚本:ブラッド・アンダーソン、リン・ヴァウス 出演:ホープ・デイヴィス、アラン・ゲルファント、フィリップ・シーモア・ホフマン、ホランド・テイラー、ヴィクター・アーゴ、ホセ・ズニーカ DVD サウンドトラック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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