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2006.04.15
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カテゴリ:アメリカ映画
≪父親と一緒に建てた海辺の家・・・忘れられないひと夏の思い出≫


この映画公開時「泣ける映画」と言うキャッチコピーと、余命数ヶ月の末期ガンの人の話と言うのを聞いてどうしても観る気がしなかった映画です。知り合いに同じ状況の人がいたのです。
もうその人も亡くなってしまいその後しばらくたって観て、今ようやくのレビューになりました。





建築デザイナーのジョージには離婚した妻との間に息子のサムがいるが、元妻は再婚していてサムも義父や弟達と暮らしている。反抗期のサムは今の家族ともジョージとも上手くいっていない。
ある日ジョージは仕事をクビになり、おまけにその日ガンで余命数ヶ月だと告知される。残された時間、自分の人生を見つめ直しサムや元妻との関係を修復しようと試みるが…




どこの海辺の家でしょうか?マリブ辺りでしょうか?素晴らしいロケーションに建つ一軒の家。ジョージにとって決して良い思いでのある家ではありませんが、残された時間でその家を建て直そうと思います。もちろんサムにも手伝ってもらって。今まであまり構われなかったのに急にこの夏一緒に過ごせと言われ反抗するサムですが、徐々にではありますが父親との関係は近づいていきます。

妻役のクリスティン・スコット・トーマスってあまり得意な女優ではなかったのですが、この作品の彼女はいいです。サム役のヘイデンも、反抗期で無気力なところから次第に父親や周りに素直になって行く様子、難しいであろう役をこなしていました。脇もそれぞれ個性があり主役級を上手く引き立てています。でも何と言ってもケヴィン・クラインの演技に泣けます。この人はやっぱりいい役者だとおもうのですけど。

家の再建、それはとりもなおさず、元ではあるけれどジョージの家族の再建でした。
元気なうちにこうなれば良かったのに…気付けば良かったのに…こんなものなんでしょうかね。

ラストのサムの決断に又泣かされます。

でも決してお涙頂戴風ではありませんでした。親子、夫婦の関係にしみじみと泣ける映画でした。
「泣ける映画」などと銘打たなくても良かったのに。

原題の通り、人生は家のように古くなったり傷んだりしたところを修理しながら、より強く補強しながら歩んでいく、そんな気がします。


LIFE AS A HOUSE
2001年
監督:アーウィン・ウィンクラー
脚本:マーク・アンドラス
出演:ケヴィン・クライン、クリスティン・スコット・トーマス、ヘイデン・クリステンセン、ジェイミー・シェリダン



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Last updated  2006.04.15 12:12:16
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ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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