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カテゴリ:アメリカ映画
≪ラスト1分で泣いてしまいます≫
後に邦題が同名のウォーレン・ビーティー主演作もありますが、今日のレビューはケリー・グラントとデボラ・カー主演の方です。 プレイボーイで名をとどろかす画家(しかし今はほとんど描いていない)のニッキーは、ヨーロッパからニューヨークへ向かう豪華客船の中でテリーという女性と出会う。お互いに恋人がいる2人だが、船旅をともにするうちに2人の距離は縮まり下船する頃にはお互いなくてはならない存在になってしまっていた。お互いの気持ちが変わっていなかったら、半年後エンパイアステートビルの屋上で逢う事を約束して別れた。そして半年後、約束の場所へ急ぐテリーは交通事故に遭ってしまうが、そうとは知る由もないニッキーは… この作品が下敷きになっているものだと思われますが、この映画と似た状況の作品はその後多く作られましたね。何年か後に約束の場所で逢おう。 ただこの作品も、元はここで監督をしたレオ・マッケリーの『邂逅』のリメイクなんだそうです。 前半の2人の船での様子は面白おかしくラブコメの雰囲気満載で、おしゃれな感じの軽いタッチで描かれています。 南仏のニッキーに祖母の家を訪れて、2人の間が急に親しくなっていく。ひょんな事で男女の間って急速に接近する事を自然に美しく見せてくれます。 後半約束の日の事故以降は、厳しい現実を辛い気持ちで観なければなりません。 それにしても、本当は悔しいであろう、辛いであろう2人のそれぞれの元恋人達がいい人で、あまりにいい人で、特にケンなんかは気の毒になってしまいます。登場人物がみんな大人です。 何度観ても最後の最後でグーッときてしまう作品。デボラ・カーの美しさ、品の良さと、ケーリー・グラントの渋さにも参ります。それとニッキーのおばあちゃんも好きでした。 これも待ち系の映画の代表作ですね。 AN AFFAIRS TO REMEMBER 1957年 監督:レオ・マッケリー 脚本:レオ・マッケリー、デルマー・デイヴィス、ミルドレッド・クラム 出演:ケーリー・グラント、デボラ・カー、キャサリン・ネスビット、リチャード・デニング、ネヴァ・パターソン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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