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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
≪老いてもなお健在・・・ウディ、頑張ってます≫
アカデミー賞を2度受賞経験のヴァルだが、最近は落ちぶれている。そこへハリウッドから超大作のオファーが舞い込むのだが、そのプロデューサーエリーは自分を捨てて大手制作会社社長の元へ走った元妻。結局仕事を受けることにしたのだが、クランクイン前日にストレスが原因で彼は失明してしまう… 相変わらずのドタバタコメディですが、さすがに70歳にもなるウディ、そりゃあ昔のように激しいドタバタ感はありません。それでも目が見えないままに撮影を続けていかなくてはならない危なっかしさや、見えない様子はさすがに上手い。マシンガントークも炸裂です。 昔に比べ柔らかくなったとは言え、シニカルなジョークは相変わらずですしテンポも良くまだまだ健在と言うところをアピールしています。 映画業界への批判や、ハリウッド映画製作の内幕を見せてくれているところも面白いです。 ただストーリーは思いっきり先が読めますし、ラストのハッピーエンドも「又か…」と言う感じは否めません。いつまでたっても若くてきれいな相手役が好きだし、必ずその人とくっついちゃうっていうのがなあ。放っておけないほどかわいそうな感じがするのも確かだけど、どんなにカッコイイ相手が恋のライバルでも必ず最後はウディが勝っちゃうから、世の自信の無い男性には受けがいいかもしれませんが、少し無理があるんでないかい? HOLLYWOOD ENDING 2002年 監督/脚本:ウディ・アレン 出演:ウディ・アレン、ティア・レオーニ、マーク・ライデル、ジョージ・ハミルトン、デブラ・メッシング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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