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カテゴリ:アメリカ映画
≪又あの2人に巡りあえた歓び≫
今年の1月に前作『恋人までの距離』を観てステキな映画に出会えた歓びでいっぱいでしたが、続編は9年後に制作。さすがに9年は待てなかったのですが、しばらく経ってから観たいと思っていました。本当はもうちょっと待っても良かったのかもしれません。でも結局半年後に観てしまいました。 9年前にウィーンで出会い一夜を共に過ごしたアメリカ人青年のジェシーとフランス人のセリーヌ。半年後に再びウィーンで会うことを約束して別れたが、約束は果たされぬまま9年が過ぎた。作家となったジェシーはパリの書店で野キャンペーン中にセリーヌが来ていることに気付く。再会を喜ぶ2人だが、ニューヨークに帰るジェシーには飛行機に乗るまでの時間は2時間もない。 前作は夕方に出会い朝方まで一緒にいて、恋の始まりのなんとも言えない気恥ずかしさや初々しい感じが全体に溢れていました。 今回は夕方に出会い2人でいられる時間はわずか。夕暮れまでには別れなくてはならないのです。原題の"BEFORE SUNRISE"と"BEFORE SUNSET"という対比、それに合わせたシチュエーションも絶妙だと思います。 今回はパリの街中を2人で歩く、お茶を飲む、遊覧船に乗る、とパリの風景を楽しみながら2人の会話に耳を傾けました。 9年前の疑問、そして9年間の空白を埋めるように2人は途切れなく会話を続けます。会えなかった時間のいろんな思いが会話や表情の中にいっぱい詰め込まれて。 9年という時間の経過にさすがに2人とも老けはしましたが、プライベートでも2人の9年間が実り多いものであったでしょう、と思われるように魅力的に老けています。(老けているといっても、ちょっとですが) 今回は主演の2人も脚本に携わっているのですね。演技をしながら、僕だったら、私だったらこんな風に言うな、と言った感じだったのでしょうか。会話で成り立っている映画ですし前回と同じ監督、キャストが実際に9年後に作ったのですから、そこが映画の中でも巧く活かされていました。 ラストの台詞。あれは何を意味するのかなあ? もしかして又続編有り? 音楽も場所も前回よりおしゃれな感じがしました。 BEFORE SUNSET 2004年 監督:リチャード・リンクレイター 脚本:リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク 出演:ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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