|
テーマ:おすすめ映画(4071)
カテゴリ:アメリカ映画
≪ケヴィンの歌、踊りの巧さに驚き!≫
ケヴィン・スペーシーが出てる映画は観たくなるのですが、この作品はケヴィンが大ファンだったアメリカの歌手ボビー・ダーリンの一生を映画化しようと10年間も構想を練ったのだそうです。そして彼は制作、監督、脚本、主演の4役をこなしました。 幼い頃リュウマチ熱で心臓を患い、医者からは15歳までしか生きられないと宣告されたボビーは、昔歌手だった母の指導の下音楽に夢中になる。そして15歳を過ぎても彼は生きていた。その後本格的にプロ歌手を目指し瞬く間にトップスターの仲間入りをした彼は、映画で共演したトップアイドル、サンドラ・ディーと恋におち結婚する。 ボビー・ダーリンって誰?と思っていましたが、劇中で歌われる曲は結構聴いたことがあるものがありました。映画のタイトルの"Beyond the Sea"は有名な曲ですね。 ストーリーは余命わずかな彼が、子供の頃の自分と会話しながら自分の伝記を作っていく、というもので所々ミュージカル仕立てになっています。『五線譜のラブ・レター』っぽいです。 特筆すべきはケヴィン・スペーシーの歌とダンスの巧さです。ブロードウェイ出身じゃないですよね?そう思えるくらい巧かったのは驚き。 ストーリー自体は、ダーリンのわずか30数年の一生を子供の頃からサーッと追っていき、恋が有り、挫折があり、そして復活といった具合です。 この人を知らないので何とも言えないのですが、随分傲慢な人だったようですし、家庭も複雑だったようです。 サンドラ・ディーのことはあまり知りません。でも私の大好きな映画『グリース』で女の子達がブロンドのカツラをかぶり、 ”ア~イム サンドラ ディー♪”とか歌っていたので名前は知っていましたけど。きっとあの時代の人気者だったのですね。 紆余曲折を経て、自己探しをしながら短い命のギリギリまで歌い続けた人なんですが、いまいち感動は出来ませんでした。ボビー・ダーリンの心情を描くと言うよりは、どちらかと言えばケヴィンが大好きだった自分のアイドルを演じたくて、彼の歌を歌い、踊りたくて作ったようにも思えます。彼の独壇場ですから。 でも気軽に観れて、彼の歌と踊りの巧さに酔いしれたい人にはおすすめです。 BEYOND THE SEA 2004年 アメリカ/ドイツ/イギリス 監督:ケヴィン・スペーシー 脚本:ケヴィン・スペーシー、ルイス・コリック 出演:ケヴィン・スペーシー、ケイト・ボスワース、ジョン・グッドマン、ボブ・ホスキンス DVD サウンドトラック ボビー・ダーリンCD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.15 16:59:43
コメント(0) | コメントを書く
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|