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カテゴリ:アメリカ映画
≪生きるために究極の選択をした飛行機墜落事故の生還者達≫
アンデス山中の飛行機墜落事故の実話を基にした作品です。 1972年ウルグアイの学生ラグビーチームは、試合の為選手やその家族45名と共にチリへ向かって出発した。楽しく過ごしていた彼らだが、飛行機は突如黒い岩肌をすぐ横に見るように飛び、山へ衝突してしまう。意識を戻した彼らが見たものは一面の雪山だった。医学生を中心に治療にあたり救助隊を待つが、上空を飛んだ飛行機は彼らの姿を見つけられずに飛び去ってしまう。 この事故の事は覚えてはいないのですが、人肉を食べたと言う事で後に聞いたことがありました。 45名の命が最初の墜落で27名になり、その後雪崩なども起こりどんどん死んで行きます。はじめの事故や家族、友人の死から落ち込んでばかりもいられず、自分達が生き抜くために必死な様子が描かれていて、自分がこんな状況に陥ったらどうするだろうか、と考えながら観ました。捜索機からは見逃され、通信は出来ず、捜索も打ち切られてしまう。生存者が足並み揃えて一つにまとまる事も難しい事だったでしょうに。 72日間も生き延びた16名のその後が特典映像でインタビューを交えながら紹介されています。 救出されるまでの彼らのサバイバル、そして救出された時の喜びは感動的ではありますが、むしろ彼らのその後の人生は遭難していた時と同じくらいに精神的には壮絶であったかもしれません。そのあたりのことがインタビューで詳しく話されていますので、是非DVDがおすすめです。映画では描ききれなかった部分の方がもっといろんな事を考えさせられます。 結局宗教が心の支えになった。私達がそういう状況になった時には何を心の支えにするのでしょうか。 ALIVE 1993年 監督:フランク・マーシャル 脚本:ジョン・パトリック・シャンレー 原作:ピアズ=ポール・リード 「生存者/アンデス山中の70日」 出演:イーサン・ホーク、ジョシュ・ハミルトン、ヴィンセント・スパーノ、ブルース・ラムゼイ、ジョン・ハイムズ・ニュートン、クリスチャン・J・オメリ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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