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ある日どこかで

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2006.07.31
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カテゴリ:アメリカ映画
     ≪あれ以来セシルの心は晴れた事がない≫


夏の冒険、ひと夏の恋など、夏を題材にした映画は多くありますが、中でも50,60年代のヨーロッパの避暑地の出来事を描いたものが好きです。これもそんな中の大好きな想い出の1本です。




17歳のセシルは、父親とその愛人エルザと共に南仏の別荘で夏を過ごしていた。そこへ亡き母の親友アンヌが訪ねてくる事に。セシルにとっては憧れの女性だが、突如彼女と父親が婚約した事からセシルの心は少しずつ変わっていく。



フランソワーズ・サガンが18歳の時に書いた小説を映画化した有名な作品です。
私はこの映画を中学生の頃初めて観て衝撃を受け、その後高校生になって原作を読みました。映画の印象が強かったので、小説を読んだ時もセシルはそのままジーン・セバーグのイメージでした。

女性にはだらしない父親と勝手気ままに遊び暮らす所へアンヌの登場。洗練され落ち着いた上品な女性が父親と結婚すると言う。BFとの仲を注意され、思い通りに生きてきたセシルにとってアンヌの存在は憧れから邪魔者に。嫉妬もある。そこで思いついたある計画。
要するに背伸びはしていても子供だったセシルの取った行動が、とんでもない悲劇へと突き進むのですが、セシルと同世代で思春期の多感な頃にこの映画や小説を読んだ自分としては、何となく共感できる部分が多かったのは覚えています。
サガンも18歳だったからこそ書けた作品でしょう。


その後のパリに戻ってからの様子はモノクロで、そして楽しかった幸せだった頃の一年前の南仏の様子はカラーで描かれ、それがセシルの心理を物語っています。


この映画が封切られて"セシルカット"と名のついたカットが随分流行ったとか。今でもセシルカットと言えば、すぐにジーン・セバーグが思い出されます。
映画の中のファッションもどれもかわいいし、ステキです。ジュリエット・グレコの歌もいい。
ミレーヌ・ドモンジョもコケティッシュなかわいさが良い感じでした。
南仏の風景やセバーグや全体の雰囲気も、ハリウッド作品ながらフレンチテイストが満喫出来ます。
ただ、これをフランス人俳優がフランス語で作った作品も観てみたいような。


BONJOUR TRISTESSE
1957年
監督:オットー・プレミンジャー
脚色:アーサー・ローレンツ
原作:フランソワーズ・サガン
出演:ジーン・セバーグ、デイヴィッド・二ーヴン、デボラ・カー、ミレーヌ・ドモンジョ、ジェフリー・ホーン


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悲しみよこんにちは





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Last updated  2006.07.31 17:07:04
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ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
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Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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