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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:アメリカ映画
≪有名な音楽と共に数々の名シーンが≫
何度観ても楽しい作品の一つ。実在の西部の人物ブッチ・キャッシディとサンダンス・キッドを描いた西部劇。 19世紀末の西部。銀行強盗や列車強盗で名を馳せるブッチとサンダンス。又もや列車強盗を試み大金を手に入れた二人は南米のボリビアへ行く事にした。スペイン語が堪能なサンダンスの恋人エッタも一緒に。しかし着いてみると… 大好きな作品です。 銃の腕は一流で余計な事は言わないサンダンス。それに対して口が達者でおかしなことばかり言って頭脳プレイ(?)のブッチ。このコンビが最高で、ポール・ニューマンのブッチとロバート・レッドフォードのサンダンスが見事にマッチしています。後のちょっと甘い二枚目役も似合っていたレッドフォードですが、この時の彼はなかなかいいです。 当初ニューマンとスティーヴ・マックィーンで話が進められようとしていたそうですが、その頃からニューマンはサンダンス役を自分が、と思っていたのだとか。でも、どう考えても、相手がマックィーンであろうがレッドフォードであろうが、ニューマンはブッチでしょ。ブッチとサンダンスの軽妙なやり取りは、息の合った漫才コンビのよう。実際に彼らもこの映画で意気投合し、それ以後友情が続いているのだとか。 そこへ紅一点出てくるエッタ。サンダンスの恋人なのだけど、ブッチとも仲がいい。2人の間を何となく揺れている感じがちょっとだけドキドキしたりする、そんな3人の関係。そして有名なのが、ブッチとエッタがバカラックの『雨にぬれても』のミュージックをバックに自転車に乗るシーン。西部劇にはちょっと不釣合いな音楽のような感じだけど、ここはこの映画の数ある好きなシーンの一つです。 怖いもの知らずのサンダンスが実は泳げないと言ったり、ブッチが実は銃を撃った事がないと言ってドギマギするシーンは、彼らが危険な目にさらされているにも関わらず笑ってしまいます。 これはアメリカン・ニューシネマの作品だと言われていますが、終わり方が他のそれらの作品とはちょっと違う感じがします。確かにこれも悲しいラストが待っているはずなのですが、ユーモアで溢れた会話や、所詮泥棒には違いないんだけど彼らの楽天的な生き方が、悲惨なラストを清々しいものにしている気もします。 主演の3人の若かりし日。カッコ良くて可愛くて大好きです。 BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID 1969年 監督:ジョージ・ロイ・ヒル 脚本:ウィリアム・ゴールドマン 音楽:バート・バカラック 出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス DVD ポスター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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