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カテゴリ:アメリカ映画
≪生きる希望を与えてくれた少女の為に復讐に燃える男≫
デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニング共演作。 元CIAの特殊部隊員クリーシー。彼は長年に渡り暗殺の仕事を続けてきた。ある日、かつて同じ部隊に属し、今はメキシコに住んでいるレイバーンから仕事の話が舞い込む。それは、メキシコシティに住む米人実業家の9歳の娘のボディガードだった。最初はあまり乗り気でなく、この娘ピタとの関係もおもわしくはなかったが、次第に少女の無邪気さや素直さに触れ心を通わせるようになる。しかし… 冒頭、「中南米では60分に1人が誘拐され7割が殺される」とコメントが入ります。この恐ろしい現実。お金に余裕がある人ならボディガードも雇いたくなるでしょう。 暗殺という仕事を長年続け、心を閉ざし希望を失っていた男性が、少女との出会いにより生きる希望を取り戻した。そして彼女の為に復讐をするわけですが、その復讐劇にはすさまじいものがあり、「そこまでやるか」という気もします。それは、クリーシーの悩みの原因、そして彼とピタとの関係が親しくなる過程の描き方が物足りないからではないかと思うのです。 後半は復讐に燃える男クリーシーが鬼と化し相手を殺していくシーンは容赦ない。「そこまでやったら罪のない人まで巻き込むでしょ!」と言いたくなったのも事実です。 中米の独特の雰囲気、デンゼルとウォーケンの名演、そして天才子役のダコタはもやはり名演。 ただ、ラスト。なんだかなー。私的にはどうもすっきりしませんでした。ネタバレになるので詳しくは言えないんだけど、後味は決して良くないです。そして、あのブレル映像も好きではありませんでした。 ハラハラ、ドキドキ感はあるし、犯人探しも面白く見応えはありましたから、一応おすすめにしました。 MAN ON FIRE 2004年 監督:トニー・スコット 脚本:ブライアン・ヘルゲランド 原作:A.J.クィネル 「燃える男」 出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、クリストファー・ウォーケン、ラダ・ミッチェル、マーク・アンソニー、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ミッキー・ローク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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