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カテゴリ:アメリカ映画
≪男に逃げられてばかりの女性が今度は大丈夫か?≫
友達にマーシャ・メイソンと上沼恵美子を足して2で割ったような子がいるんですが、先日久々に彼女と会って改めて、「上沼恵美子の会話だな、顔も似てるし、マーシャ・メイソンにもやっぱり似てる」と思ったのでした。でも上沼恵美子とマーシャは似ているのか?要はこの彼女、とっても表情豊かに話す人なのです。 元ダンサーポーラは一人娘のルーシーとポーラの恋人と同居中。ある日、この俳優の恋人からの映画出演の為イタリアに行くという別れの書置きにポーラは大ショック。そんなある雨の夜、ポーラの元恋人から部屋を譲り受けたという男性、俳優のエリオットが急にやって来てすったもんだの話し合いの上、又3人で同居する事になったが… 恋人に捨て去られる事ばかりだったポーラは、二度と同じ過ちをしたくないとこのエリオットとの仲に慎重。いろんな事が起こりますが、娘ルーシーが二人の間のクッションとなり、架け橋となりハッピーエンド。今観るとよくあるパターンの話だと思うかもしれませんが、後のトレンディードラマと言われるものはこの映画が随分とお手本になっているような気がします。似た話が多かったですから。 ここでは何と言ってもドレイファスの長台詞。さすがに上手い。マーシャとの掛け合いも見事だし、二ール・サイモンの脚本と言う事で、やっぱり舞台の雰囲気が漂っています。そして、娘役のカミングス。10歳かそこらだったのだと思いますが、冷めた感じと子供らしい部分とその線引きも絶妙で、二人の大人の俳優の間でひけを取りません。 内容としては、急に気が変わったかのような所なんかがちょっと不思議な気もしますが、雨の日に出会い、ラストも雨の日の電話ボックスからの電話。その辺の構成をよく考えてあると思いました。空港からでも間に合う電話だけど、あそこでわざわざ家の近くの電話ボックスまで帰ってかける、って言うのがいいんですよね。 THE GOODBYE GIRL 1977年 監督:ハーバート・ロス 脚本:二ール・サイモン 出演:リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイソン、クィン・カミングス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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