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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
スコセッシ監督の19世紀のニューヨーク社交界を描いた作品。 ニューヨークの社交界の面々がオペラ鑑賞に訪れた。弁護士ニューランドも彼のフィアンセのメイやその母親の席に伺うが、そこで一際目立ったのはメイのいとこでニューランドの幼馴染のエレンだった。彼女はヨーロッパの伯爵夫人となったが夫から逃れて久々にニューヨークへ帰っていた。ニューランドはニューヨーク社交界にはない自由奔放な考えのエレンに次第に惹かれて行くが… 当時の衣装や美術が豪華絢爛で、ニューヨークの社交界が意外にも昔はモラルがきちんとあったのが驚き。 婚約者のいとこを好きになる、一見ドロドロとしたまるで昼メロでも観ているかのような雰囲気の内容ですが、エレンを追うニューランド、そして気のある素振りをしながら一線を越えさせないエレンは純愛と言えばそうかもしれません。 でも、エレンのミシェル・ファイファーはどうもピンと来なかったです。コスチュームものは似合わないんじゃないかと。それより、一見何も知らない風の清純なお嬢様、メイのウィノナに軍配があがります。普通そうで、実は奥底に何か持っている、そんな役をやらせたらウィノナは実に上手いと思うのです。もう映画に出ないのかしら。彼女好きなんで再起して欲しいのですが。 ストーリーとしてはどの人物にもあまり共感できませんでしたが、ラストは良かったです。若い時に突っ走らずに良かった、と老いて思う気持ちが自然と分かる終わり方にはアッパレ。 前から思ってはいたけれど、この作品でのルイスは特に布施明そっくり! THE AGE OF INNOCENCE 1993年 監督:マーティン・スコセッシ 脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ 出演:ダニエル・デイ=ルイス、ミシェル・ファイファー、ウィノナ・ライダー、リチャード・E・グラント、ジェラルディン・チャップリン、ロバート・ショーン・レナード お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.11 15:50:15
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