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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:アメリカ映画
≪この楽しい記憶が明日は消えてしまっている!≫
ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーの『ウェディング・シンガー』とても良い作品でしたが、それ以来の共演作。 ハワイの水族館で獣医をしているヘンリーは、旅行中の女性達を次から次へと口説き夢中にしてきたプレイボーイ。ある日カフェでルーシーという女性と知り合い2人はたちまち意気投合。しかし翌日同じカフェで彼女に会うと、全く知らない人のように冷たい態度のルーシー。彼女は交通事故の後遺症で、一晩寝ると前の日の記憶を失くしてしまう、短期記憶喪失障害を抱えていたのだった。 こんな病気聞いたことないけど、本当にあるのでしょうか。あるのかもしれませんね。 最初はそうとは知らず、昨日はあんなに盛り上がったのにどうして?と思うヘンリーでしたが、彼女の病気の事をしってからは、とにかく毎日初めて出逢ったかのような感じで彼女に接していきます。アンナプレイボーイの彼を彼女の何が変えさせたのでしょう? 事故に遭う前までの記憶はあるので、ルーシーの父親と弟が毎日事故前と同じようにふるまうルーシーに気付かれないよう、彼女と同じ行動をしなければならないのにはちょっと唖然。毎日「シックス・センス」を観なければいけないのは苦痛だろうな、と思うけどおかしくて。 彼女の病気を説明してもそのショックを毎日彼女に与えるよりは、周りのものが同じ事を繰り返す方がいいと思ってやっているのですが、そういう生活を続けるのは無理が来るでしょう。 ハワイが舞台と言うのはうなずけます。四季のある場所だったら、ルーシーはすぐに気付いてしまいますからね。 最後がね、まさかそうなるとは…。ただのハッピーエンドではなかったのです。 切ないけど、現実は何もかもうまくいくわけないですね。でも、彼らにとってはあれが最も幸せな生き方なのでしょう。 ドリューは普通の女性を演じるのがとても巧い女優さんだと思います。本人は若いうちからしなくてもいい苦しみを味わってきた、とても普通の人生を歩んだ人とは言えませんが、いろんな経験をしているからこそ「普通のひと」を演じるのがうまいのかも。 アダム・サンドラーも真摯にルーシーを思う青年になりきっていました。 ちょっと間違えればお涙頂戴になりがちな題材を、うまくコメディーにしたて、そしてホロリとさせるなかなかステキな作品でした。 THE FIRST DATES FIFTY DATES 2004年 監督:ピーター・シーガル 脚本:ジョージ・ウィング 出演:ドリュー・バリモア、アダム・サンドラー、ロブ・シュナイダー、ショーン・アスティン、ダン・エイクロイド お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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