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カテゴリ:アメリカ映画
≪妻と逃げるスーツ姿のマックィーンがカッコイイ!≫
クリント・イーストウッドやポール・ニューマンを見ると同年代のスティーヴ・マックィーンが生きてたらなぁ、といつも思います。それはジェームズ・ディーンにも言えることなんだけど。イーストウッドもニューマンも今も活躍していて、良い感じのおじいちゃんになっていて、でもカッコよくて。マックィーンだって生きてたらどんな感じになってたんだろう。これらの人に共通していえるのは、みんな私の父親世代なんだけど、どの俳優も昔も今も大好きだって事なんです。 刑務所に服役中のドク・マッコイだが、予定より早く釈放される事になった。愛する妻キャロルの下へ4年ぶりに帰ってくるが、すぐに銀行強盗の仕事が待っていた。 一瞬成功したかに思われた襲撃だったが、仲間の1人が守衛を殺してしまいそこから歯車が狂ってしまう。ギャングに渡すはずの金を持ってドクはキャロルと共にメキシコを目指すが… 何でそんなに人を殺すの?ってくらいバンバン撃ち合って、一般の人も巻き込んでしまうのでちょっと勘弁してよ、って思いたくなるのですが、マックィーンがカッコいいので大目に見てしまいます。カーアクションでは『ブリット』の方が勝っているかと思いますが、本作は妻と一緒に逃げるという事で、いろいろ衝突もありお互いに葛藤しながらも本音は愛し合っている夫婦のヒューマンドラマ的な部分もあります。 ルディ役のレッティエリがすごい。何でそこまで、っていう位怖ろしかったりえげつなかったりします。ルディに捕まってしまうあの夫婦とマッコイ夫婦を対比しているような感じもありますね。 個人的には、ごみ収集車でごみと共に運ばれるシーンが笑えるんです。怖いとも思うけど、ハラハラする展開の中で何故か思いっきり笑える。 妻役のアリ・マッグローはチャーミングでステキなんですよ。『ある愛の詩』の時よりも私はこの時の彼女の方が好きです。これがきっかけでマックィーンと結婚するのですが、現在は全然見ませんね。女優業は辞めてしまったんでしょうか。 乾いたテキサスとメキシコを舞台にマッコイとルディ、そしてギャング達の追いつ追われつのスリル。ラストは巧く行き過ぎる感がありますが、やっぱり好きな映画です。 THE GETAWAY 1972年 監督:サム・ペキンパー 脚本:ウォルター・ヒル 出演:スティーヴ・マックィーン、アリ・マッグロー、ベン・ジョンソン、アル・レッティエリ、サリー・ストラザーズ DVD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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