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カテゴリ:アメリカ映画
≪子供に逢う為なら女装もなんのその≫
男性が女装する映画ってわりとあるけど、れっきとした男性が女性になりすますって言うので思い出すのが『トッツィー』と今日の『ミセス・ダウト』。どちらも大好きなんだけど、女装に関してはちょっと迫力あるのが『ミセス・ダウト』です。 声優のダニエルはインテリアデザイナーの妻と3人の子供がいるが、夢を追い求めるやんちゃな子供のような部分を持っている。それが原因で妻のミランダはちょっと苛立ち気味で、夫婦間はあまり上手くいっていない。ある日、ボスとケンカしたダニエルは仕事をクビになり、長男のバースデーパーティで子供達とバカ騒ぎしているのを見たミランダの怒り爆発。とうとう離婚する事になってしまった。子供達とはあまり逢えなくなったダニエルは寂しくてたまらない。そんな折、ミランダがお手伝いさんを募集した事を知ったダニエルは、女装をしてお手伝いさんに募集する事に… ロビン・ウィリアムズにはまり役ですねー。子供をとても愛していて、離れているのがたまらない、だから女性に成りすましてお手伝いさんになる。そしてなった女性が、まあちょっとアレ?っとおもうのだけど、いない事はないような感じなんです。でもすごい大女って言うのに笑ってしまいますが。 余談ですけど、この映画が封切られた頃、買い物に出かけてちょっと人通りの少ないコインロッカーの所を通りかかった時、とっても体格のよいどう見ても"男"の女性を見た事があります。50歳は過ぎていると思え、白地にブルーと赤の小さな小花模様のワンピースで、ちょっと茶色がかった短めの髪の毛(どう見てもカツラ)、メガネの奥の小さな目、180センチ近くはあったかと思われる身長。ちょっと目が合って思わず「ドキッ!」とし、その後笑いをこらえるのに必死でしたね。ダウトファイヤー夫人と重なって見えてしまったんですよね。こんなに今でも事細かに憶えていますから、インパクトの強さはお分かりいただけるかと。 話は戻って、この映画でなんと言っても面白いのが、男だとバレそうになってあたふたし、男性になったり女性になったりする早替わりのシーンが何ヶ所かあるのですが、ばれないようにと願うハラハラ、ドキドキ感と、その様子のおかしさに爆笑してしまう、とてもエキサイティングなシーンです。 そして、女装していると元妻ととても話が合う、分かり合えるシーン。皮肉なものですね。でも、そのおかげでお互いの良い部分を再認識するというシーンがステキでした。 いろんな映画の要素は含んでいますが、ロビンやサリー・フィールドの芸達者な俳優達が面白く、でもちょっと泣けてきそうな映画に仕上げてます。ああ、これ『ホーム・アローン』の監督ですね。ドタバタコメディなんだけど、泣けてくる、っていうのは、この監督の得意とするところでしょうか。 MRS. DOUGHTFIRE 1993年 監督:クリス・コロンバス 脚本:ランディ・メイエム・シンガー、レスリー・ディクソン 原作:アン・ファイン 出演:ロビン・ウィリアムズ、サリー・フィールド、ピアーズ・ブロスナン、リサ・ジャクブ、マシュー・ローレンス、マラ・ウィルソン DVD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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