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カテゴリ:アメリカ映画
≪なんと言ってもリバーがいいです!≫
またまた随分とご無沙汰してしまいました。 この猛暑と今夏の行事の多さに少しバテ気味です。しかし、それも最近やっと落ち着き又元気を取り戻しつつあります。日記の方も元のペースに戻れる(と言ってもそれものんびりペースでしたが)のではないかと思いますので、又よろしくお願いします。 さて、今日の映画は『スタンド・バイ・ミー』と並んで、リバー主演の好きな映画の一つです。ルメット監督作品。 アーサーとアニーは60年代に学生運動に加わり銀行爆破事件を起こし、FBIからテロリストとして指名手配されていた。以来彼らは、ふたりの息子と共に各地を転々としていた。今回もFBIに見つかる寸前に逃げ出し、小さな町にたどり着いた4人。長男ダニーはここの高校で音楽教師にピアノの才能を認められる。そしてその教師の娘で同級生のローナと恋に落ちるが… 過去の罪を背負って逃げる両親と共に行動する二人の息子。次男はまだ幼いのですが、ダニーは高三で進路を決める時期に来ています。これまでも各地を転々とする度に、名前や経歴を変え、いつもちょっとした事に脅えながら生活してきたこの家族。家族の結束なしでは生きていく事は出来ない状況なのですが、両親の犯した罪を一緒に背負わなくてはならない子供達の負担は見ていて辛い。分別のあるなら、まず彼らのような状況で子供を作る事自体間違っていると思います。父親は、ここに来てダニーの将来をも考えていない、ただ自分達が逃げるために、捕まらないために一緒に又逃亡する事だけを考えている事に至っては、憤りを憶え、情けなくなります。 生まれた時からそういう生活を送っているダニーは、悩み苦しみながらも、ローナへの想いや、音楽への夢も諦めて両親と共に行動しようとします。それを演じるリバー・フェニックスの切なさといったら、もう最高です。夜中ローナの家を訪ねて別れを切り出すシーンなんて、もうたまりません。この時はまさに青春スターと言う時期なのでしょうが、改めて惜しい人を亡くしてしまった、と思うのです。 「父ちゃん、しっかりしてよ!」と言いたくなるのですが、ラストは・・・ まさに、そこからはダニーの「旅立ちの時」 いい映画です。 RUNNING ON EMPTY 1988年 監督:シドニー・ルメット 脚本/原作:ナオミ・フォナー 出演:リバー・フェニックス、クルスティーン・ラーチ、ジャド・ハーシュ、マーサ・プリンプトン 他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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