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カテゴリ:アメリカ映画
最近、前々から観たいと思っていた映画が立て続けにテレビで放映されて嬉しい限りです。本作もそんな一品。 1920年代。カンザスからニューヨークへやって来たミリー。田舎娘からモダンガールに変身して、二枚目社長のいる会社に職を得た。彼女は社長に熱を上げ、あわよくば玉の輿を狙っている。宿にしている女性専用のホテルに、女優を目指してカリフォルニアからドロシーという女性がやって来て、二人はお向かい同士になった。ある夜、ミリーとドロシーはパーティーに出かけたが、そこに飛び入りでジミーと言う青年がやって来て… 楽しかった! ミリーがお目当ての社長との恋はどうなるの?ジミーとの間は?ジミーとドロシーの関係って?ホテルの女主人の怪しい行動と謎の中国人は? と言う風に歌とダンスを交えながら進んでいく展開に目が離せません。特にラストの方のジミーの女装や、チャイナタウンに入り込んでからの活劇風展開は最高。 それまで☆メリー・ポピンズ☆とか☆サウンド・オブ・ミュージック☆といった、ちょっとお茶目だけど家庭教師、という役どころで確固たるイメージがついてしまった(最近では女王陛下にもなったりして)ジュリー・アンドリュースだけど、このミリーの役ってとってもいいんじゃないですか! 冒頭で冴えないファッションから髪を切り、段々モダンガールに変身していく様子も上手い。これはジョージ・ロイ・ヒル監督なのですね。その辺の手腕はさすが。とにかく楽しい気分にさせてくれます。 それから、先出の2作ではどちらかと言うとダンスよりもうんと歌の印象が強いジュリーですが、ここでは結構タップを踏んで踊っているのも見所だし選曲もいいです。はじけて踊って、とってもキュートなんです。 それから、富豪の未亡人役のキャロル・チャニングのダミ声の歌も特徴あるし、彼女の見せ所がたくさんあります。何かとってもチャーミングな人です。 ジェームズ・フォックスは好青年の役は持って来い、って感じではまっています。 あとホテルの女主人のちょっと間抜けな所も含めて、怪しい感じがたまりません。その手下の中国人2人は何となくかわいそうな感じがしてしまうのですけどね。 そして、なんと言ってもファッションがかわいい。20年代と言うよりは、本作の制作された60年代のファッションも加味された感じのドレスがたくさん出てきて、とにかく好み。 2時間以上の作品だけど、長さを感じることなく楽しめました。 THROUGHLY MODERN MILLIE 1966年 監督:ジョージ・ロイ・ヒル 脚本:リチャード・モリス 音楽:エルマー・バーンスタイン、アンドレ・プレヴィン 衣裳:ジャン・ルイ 出演:ジュリー・アンドリュース、メアリー・タイラー・ムーア、キャロル・チャニング、ジェームズ・フォックス、ジョン・ギャビン 他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.09 17:18:09
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