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カテゴリ:アメリカ映画
1988年のジョン・ウォーターズ監督同名作品を、2002年にミュージカル化してブロードウェイで上演、トニー賞受賞作品となったものを今度は2007年に映画化したミュージカル映画。 1962年、メリーランド州ボルティモア。天真爛漫なトレーシーは、親友のペニーと人気テレビ番組「コー二ー・コリンズショウ」を観るのが楽しみな高校生。ある日、この番組のダンサーのオーディションを受けに行くが、一つ問題なのはトレーシーはとってもビッグサイズだと言う事だった・・・ いや~、楽しかったな~。のっけから楽しい歌で始まって、ビッグサイズのトレーシーの明るいキャラクターと歌とダンスにノリノリ。 fifities, early sixtiesの音楽やファッションが大好きな私の、とっても好みのテイストが溢れているのがまずいいです。 「コー二ー・コリンズショウ」で女の子達が来ているワンピースなんてもう可愛くて! ただ、主役のトレーシーのシンボルの、ヘアスプレーで固めた大きなアップのヘアスタイルはちょっと・・・あの頃の流行だったみたいですが、ちっちゃくて横に大きなトレーシーにはあまり似合わないヘアスタイルなんですよね。でも、だから意味ありなのかもしれませんが。 人種問題も絡めてあって、でもとにかく能天気と言えば能天気なミュージカルなので、人種問題もさらりと重くならずに扱われています。 見かけよりも中身が大事です、と言うお話ですが、主人公のトレーシーの中身をもうちょっと強く描いても良かったのかもしれません。脇のキャラが皆個性的過ぎですから。トレーシー役はオーディションで決まった新人ニッキー・ブロンスキーですが、その他のキャラクターが豪華です。意地悪なプロデューサーにミシェル・ファイファー。ステキです。ゴージャスです。意地悪役もバッチリ決まってます。 トレーシーのパパにクリストファー・ウォーケン。面白いおもちゃ屋さんの主人で、色仕掛けで迫られても反応しないようなパパ役で、いい味出してます。 クィーン・ラティファはもう迫力満点の歌を披露してくれて、デモの時の主役は彼女でしたね。 そして、トレーシーのママ役は、何とジョン・トラヴォルタ!私、この映画はとても楽しい60年代のミュージカル映画と言う事しか知らなかったのですが、まさかトラヴォルタがあんな特殊メイクをして女役をしてるとは全く知りませんでした。でも、見てすぐに分りましたよ、「あ~、トラヴォルタだ!」って。だから、いつ踊ってくれるのだろうって楽しみにしていたんです。でも、そのダンスはちょっと物足りないものでした。もっといっぱい踊ってはじけて欲しかったな。でも、大柄のトラヴォルタに詰め物をして更に大きくして、そしてママ役がすごく上手いのには笑ってしまいます。そして、妙に歌うキーが高いのもおかしい。 そんなわけで、トレーシー役のニッキーが頑張っているんだけど、どうしてもトラヴォルタ、ウォーケン、ファイファーが良すぎて、そちらの方の印象が強いです。 あの時代のミュージカルで大好きなのが『グリース』ですが、あれは整髪用に男の子達が髪にべったりぬっていたのがグリース。そして、今回の『ヘアスプレー』も整髪料で、『グリース』に出ていたトラヴォルタを今回使ったのはその辺も意識したのかも、と言うのは考えすぎかな? 今度は1988年のオリジナル版を是非観たいです。 HAIRSPRAY 2007年 監督/振り付け:アダム・シャンクマン 脚本:レスリー・ディクソン 衣装デザイン:リタ・ライアック 音楽:マーク・シェイマン 出演:ジョン・トラヴォルタ、ニッキー・ブロンスキー、ミッシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、クィーン・ラティファ、ザック・エフロン、ブリタ二ー・スノウ、アマンダ・バインズ、ジェームズ・マースディン ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション(DVD) ◆20%OFF! 《送料無料》マーク・シャイマン(音楽)/ヘアスプレー 2CDコレクターズ・エディション サウンドトラック(限定デラックス・エディション盤)(CD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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