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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
このタイトルは損をしてると思うなァ。内容は全く知らなかったけどよく目にしていたタイトルを見ただけで、見る気を失っていた映画。ところが、たまたま間違って録画したのを観てみたら、意外に面白かったのです。 仕事がクビになり、恋人の浮気現場を目撃し失意のクレヴンは友人のニックを頼ってニューヨークにやって来る。しかしここでものっけから強盗にいろんな物を盗まれて不運続きのクレヴン。ニックのアパートにやって来るも彼は不在で、隣人の女性リンジーと知り合いニックを探し始めるが、スレヴンをニックと勘違いしたギャングに拉致されてしまう。ニックの作った多額の借金を帳消しにする代わり、敵対するギャングのラビの息子を殺す事を強いられるのだが・・・。 モーガン・フリーマンやベン・キングズレーがギャングのボスを演じ、その両ボスの間で非常に危険な立場のクレヴン(ジョシュ)。しかし、そのわりにクレヴンは何だか悠長で、何でかなーと思っていたら、ハハ~ン、となるドンデン返しが待っています。伏線もきちっと張ってあるのですが、勘が良ければ途中でわかるはず。どんでん返しの後はやや説明が丁寧すぎるかな、とも思いますが、観出したら止められません。 ルーシーが何か女でしたね。可愛かったです。で、ブルース・ウィルスはカッコイイ役どころでした。ただ、非情な殺し屋もそんなものかな~って理由で○○するのですが、すこ~しその設定に行くのに無理がなくもない。途中までのコメディタッチ路線からラストに向かい壮絶になっていくのは仕方がないのだけど、そのラスト、結局又その先は同じような事が繰り返されるのではないか、と思うとスカッとするわけではありません。でも、楽しめました。 邦題の『7』(セヴン)と原題のSlevin(スレヴン)を引っ掛けたのもあるし、確かに『7』という数字に意味もあるのですが、どうも軽くなってしまいましたね。でも原題も同じような感じですから、邦題だけに問題があるわけでもなさそうです。 LUCKY NUMBER SLEVIN 2006年 監督:ポール・マクギガン 脚本:ジェイソン・スマイロヴィック 出演:ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィルス、ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン、ベン・キングズレー、スタンリー・トゥッチ 他 ラッキーナンバー7 DTSエディション(スマイルBEST)(DVD) ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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