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カテゴリ:アメリカ映画
"Shane, come back!" ラストのこの台詞で有名な西部劇『シェーン』。 もっとも、日本語で 「シェーン、カムバーーック!」 と書いた方がニュアンスが出るかと思いますが。 ワイオミングの高原に開拓移民として暮らすスターレット一家。ある日そこに1人の旅人シェーンがやって来た。 妻と1人息子ジョーイを持つ一家の主ジョーは、牧畜業者との間で土地をめぐって争いがあり、シェーンにしばらくここで働いてくれと頼むのだが・・・ 開拓者と古くから土地に住む者達との間のいざかい、その中に入る訳ありげな旅人に憧れる少年、そして、同じく彼に心惹かれるジョーの妻。争い事の中に三角関係の要素も引き入れ、別の意味でハラハラさせられ部分もあります。 西部劇にありがちなドンパチ的な銃の撃ち合いはなかなか登場しませんが、最後にドキッとさせられる銃声の音と共に見所が待っています。 とにかく悪役のジャック・パランスが怖い!画面を見ていても、彼が出てきただけで後ずさりしそうです。 でも、私にとっての見所は打ち合いのシーンよりもやっぱり有名なラストシーンかな。 「立派な男になれ」 と言って馬に乗って去っていくシェーン。 戻ってこないとわかっていても、 「シェーン、カムバーーック!」と言わずにはいられなかったジョーイ。 幼いジョーイだが既に銃を持ちたくてたまらない。そんな彼にシェーンは銃口を人に向けるとはどういうことかを教えたのでしょう。 雄大なワイオミングの自然を舞台に、人情とヒーロー像、家族の絆を見て取れる、又一方でその時代の西部で生き抜くとはどういうことか、アウトローの辿る末路なども感じられる映画です。 でもやっぱりラストだな。この映画はラストに尽きる。 正直主演のアラン・ラッドはきれい過ぎてアウトローっぽくない気がするのだけど、カッコよくて熱演でした。そして悪役のパランスの凄みと、ジョーイ役のブランドン・デ・ワイルドの良さが光っています。彼の純粋にシェーンを慕う姿、名曲と共に最後の言葉とシェーンとジョーイの後姿に又もや泣いてしまった。 SHANE 1953年 監督:ジョージ・スティーヴンス 原作:ジャック・シェーファー 音楽:ビクター・ヤング 出演:アラン・ラッド、ヴァン・へフリン、ジーン・アーサー、ブランドン・デ・ワイルド、ジャック・パランス 他 シェーン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.20 17:58:15
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