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ある日どこかで

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2011.02.27
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カテゴリ:スペイン映画

「ハァ~ッ、そういう話だったのか…」  観終った時の私の感想はこんな感じでした。


失業中の夫と15歳の娘パウラを持つラムインダ。ある日夫が娘のパウラに関係を迫り、抵抗したパウラに刺し殺されてしまう。我が子かわいさに隠蔽しようと四苦八苦するラムインダ。そんな折、故郷のラマンチャに住む伯母が亡くなったという知らせが届く。故郷に帰ったラムインダは、死んだはずの母親の姿を見たという何人もの人の話を耳にする。


何の情報も得ないまま、全く何も知らずにこの作品を観たので、最初は殺人事件化と思えば、死んだ母親が出て来てオカルト的な話かと思えば、本当はまだ衝撃的な話があり、実に見ごたえのある映画でした。
観ていない方のために内容は多くは語らない方がいいのですが、とにかくペネロペはじめ、女優陣の名演と話の面白さと深さとにはまり、観ているうちにどんどん引き込まれていく作品でした。特にラムインダの強く、明るく、逞しい女性であり母親を演じるペネロペの熱演に心動かされます。情熱のフラメンコ熱唱シーンは胸打たれますし。
そして、アルモドバル監督独特の色彩の豊かさはこの作品でも満載です。いつもこの監督の作品を観て思うのです。この原色バリバリの色使いは何だろう、って。でも、こんなに色鮮やかでうるさいくらいなのに、それがそうではなくて逆に落ち着くものがあるって、とても不思議。情熱的なスペイン人の映画だからかしら?

とにかく、いろんな面でショックと感動を貰える不思議な作品でした。
滑稽さも秘めた、ちょっと恐ろしくも哀しくて温かい。だからタイトルが『帰郷』なのかな。


VOLVER
スペイン
2006年
監督/脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ローラ・ドゥエナス、ブランカ・ポルティージョ、ヨハナ・コボ、チュス・ランプレヴ    他




ボルベール<帰郷> スタンダード・エディション(DVD) ◆20%OFF!





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Last updated  2011.02.27 17:19:45
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ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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