|
テーマ:おすすめ映画(4071)
カテゴリ:アメリカ映画
内戦が続くアフリカ、シエラレオネ共和国。漁師ソロモン(ジャイモン・フンスー)は平穏に暮らしていたが、反政府軍RUFの襲撃により家族と引き離されてしまう。ソロモンが連れて行かれたのはRUFの資金源となっているダイヤモンドの採掘場だった。そこで驚くほど大粒のピンク・ダイヤを発見するソロモン。これがあれば家族を救える。危険を承知で彼はダイヤを秘密の場所に隠すのだった。一方、ダイヤの密輸を生業としているアーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、刑務所でそのピンク・ダイヤの話を聞き、ソロモンに接近しようとする。家族を探す手伝いをする代わりにピンク・ダイヤの在り処を教えてくれと取引を持ちかけるアーチャー。しかしソロモンは承知しなかった。一方でジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)がアーチャーに近付いてくる。RUFの資金源となっている「ブラッド・ダイヤモンド」の真相を追っている彼女は、アーチャーの持っている情報が欲しかったのだ。しかしアーチャーは口を閉ざした。やがて難民キャンプで家族と再会するソロモン。しかし息子の姿だけが無かった。RUFが連れ去った可能性が高い。ソロモンは覚悟を決め、アーチャーの申し出を受け入れた。こうして異なる目的を持った三人がピンク・ダイヤを求めて過酷な道を歩き出す。アーチャーはこの暗黒の大陸から抜け出すため、ソロモンは息子の行方を突き止めるため、そしてマディーはアーチャーから決定的な情報を引き出すために……。 ーgooよりー シエラレオネを舞台に、紛争ダイヤモンドに関わる3人を追った物語です。随分前に観ました。その時かなりの衝撃を受けたのに、こんなに時間が経ってはその衝撃の度合いも大分落ちてしまった感はありますが、今更ながらの感想を。あらすじも記憶がまちまちなので、今回は”goo 映画”を引用させて頂きました。 アフリカにおけるダイヤモンドの採掘などの問題は聞いた事はありますが、この映画で描かれるそれは、とてつもなく恐ろしいのです。これがおそらく事実なのでしょう。 ディカプリオは、アフリカ英語の発音にして挑んだと言う事ですが、癖のない的な要素は拭えないものの、物語が進んでいくに従って、野性味を帯びていく熱演にそれまでのイメージは変わっていました。 けれど、何よりもいいのが、現地のソロモンを演じるジャイモン・フンスー。力強く、しかし、底深い悲しみをたたえた彼の目力は観るものを引き付け、釘付けにします。 現地の子供たちがどのようにして反乱軍の一兵士として教育されていくのか、その様子には唖然となってしまいます。人の不幸を糧にして生きていく人々、その為に人権を無視され酷使される現地の人々・・・アフリカの真実。これを知ったら、ダイヤモンドが欲しいなんて言えません。 アフリカは問題が多すぎます。その多くは欧米人がもたらしている事も事実。しかし、彼らにきちんとした教育を受けさせる事が出来たら、この事態は変わっていくのに。アフリカの多くの事実を目の当たりにすると、いつもその事を考えてしまいます。 ダイヤモンド産業の裏側の恐ろしさを描いたサスペンスアクション。 ラストがやや消化不良的な感がありましたが、エンターテイメント性があり、メッセージも充分に伝わっていると思います。 BLOOD DIAMOND 2006年 アメリカ 監督:エドワード・ズウィック 脚本:チャールズ・リーヴィット 出演:レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー、ジェニファー・コネリー、マイケル・シーン、アーノルド・ヴォスルー 他 【25%OFF】[DVD] ブラッド・ダイヤモンド お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|