遺産相続の経験がある人は、見たことがあると思うけれど、そうでなければ

　　　　　　　あまり知られていないと思う。

　　　　　　　一般に戸籍といわれるものに、改製原戸籍（かいせいはらこせき、

　　　　　　　かいせいげんこせき）というものがあるということを、母の死によって私もこの1月に

　　　　　　　初めて耳にし、その写しを弁護士に送ってもらい、先日初めて目にした。

　　　　　　　ざっと私の理解で言うと、被相続人が生まれてから死ぬまでを記した戸籍なので、

　　　　　　　被相続人が就職や婚姻などによって、あまり土地を転々としていなければ、

　　　　　　　比較的収集が楽なんだそうな。

　　　　　　　当初は、ほお、そういうものが…程度にしか考えていなかったのだが…。

　　　　　　　実際母だけなら、さほどのことはなかったと思う。

　　　　　　　母だけならば…。

　　　　　　　その後に起こったことはまだ書いてないので飛ばすけれど、この原戸籍、

　　　　　　　平成6年にコンピューターで管理されるまで、戸籍の様式の変更があった様子。

　　　　　　　古い戸籍は今や存在せず、全て「画像化して保管」されているんだそうだ。

　　　　　　　明治5年に戸籍法ができたそうなので、数字は古い漢数字だし、表記の

　　　　　　　言葉が違ったり…。

　　　　　　　その当時となると和紙の状態や記入した人の文字の癖。

　　　　　　　つまり字が上手いか下手かなどでも、古くなるほどいやはや見づらいこと…。

　　　　　　　時代が明治ともなると、もう何が何だかパッと見た程度では、どれが誰の子なんだか

　　　　　　　わかりゃしない。

　　　　　　　一枚の用紙に、妻だの婦だの孫だの養子だの必要箇所が切り貼りしてあるような？

　　　　　　　生年月日を書き出せば大体の系図がわかるんだろうが、銀行はこれを提出させて、

　　　　　　　この全てにきちんと目を通し、把握できるんだろうか？

　　　　　　　はなはだ疑問ではありますが、律儀にするなら時間がかかるでしょうねぇ。

　　　　　　　弘化四年…嘉永二年…(＠_＠;)1847年、1849年

　　　　　　　も、西暦に統一しよう…。将来的にその方が絶対いいって。

　　　　　　　元号はあってもいいけど、書類は西暦にしよう、お願いだからああああ～…（Ｔ-Ｔ）

　　　　　　　まあ、保管は100年間だそうだけど、この元号のせいでたった7日間しかない

　　　　　　　昭和64年生まれだって、昭和生まれでくくられるんだから。

　　　　　　　で、明治前はず～っと昔で統一とか…（￣ー￣;）

　　　　　　　いやあ、思えばよく弘化四年生まれって記録されてたなあ、エジソンと同い年の

　　　　　　　S三郎さん。月日も記載があるし。

　　　　　　　私の父方の爺さんの弟は、そのまた爺さんと同じ名前なのかな？

　　　　　　　ややこしいなあ。あ、ん？爺さんの父親のT吉は誰の養子？S三郎？T五郎？

　　　　　　　う～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ん

　　　　　　　なんちゅ～か、日本人ってやっぱり奇数が好きみたい。ε=(-。- ;) フゥ

　　　　　　　私はただ必要書類を提出すればいいだけなので、内容を詳しく知る必要はないけど、

　　　　　　　やっぱり興味はあるし、この先はもう二度とないことでしょう。

　　　　　　　知ったからどうってことはないけど、面白いなあ。

　　　　　　　私はこの人らの位牌やら仏壇やら墓やら遺骨、４～５世代かに渡るものの全てを、

　　　　　　　後始末する人間ですから、最後の確認みたいなものにもなりましょうか。

　　　　　　　魂は全員あの世。何の躊躇がありましょう。

　　　　　　　墓に納まっているものは、この後も何かの役に立つことはないでしょう。

　　　　　　　叔母ももう、体が大変で墓参りにも行けないからいいと言っている。

　　　　　　　どれだけの人たちが、あの世から見守っていたんでしょうかね。

　　　　　　　あのにわかには信じ難い驚愕の出来事だけは、私はあっちの世界で親族会議の上で

　　　　　　　決定されたことで、おそらくは誰一人として異議を唱える人はなく、ほぼ

　　　　　　　満場一致で決定したと思う。

　　　　　　　祖母、弟、母、冬子さん、ま、もしも反対した者がいるとしたら、私の爺様くらいかも。

　　　　　　　いるでしょ、親戚の中に一人くらい、足を引っ張るというか引っ掻き回す、自分勝手で困

　　　　　　　った人物が。でもそれは結果的に、対象人物にとっては慈悲になるので、真に温情決議

　　　　　　　と言わざるを得ず、皮肉だけどありがたいこと。まるで大岡裁きのよう。

　　　　　　　まあ、何のことやらわからないでしょうけれど、爺様の代までさかのぼった

　　　　　　　原戸籍までが必要なんてことは、その代の者がきちんとやるべきことを

　　　　　　　してきていれば必要がないことだと思います。

　　　　　　　でも、貴重なものが見られたと思って、ブログのネタにもなったし、これが只なら

　　　　　　　申し分ないけれどなあ…。

　　　　　　　役所の手数料が750円だったかなあ。で、何人分というのかわからないけど、

　　　　　　　これで済めばまだいい方で、滅失登記ができなかった場合は、爺様関係が

　　　　　　　もっと必要になり、大変になりますと弁護士。

　　　　　　　手間も、費用もって意味ですけどね。

　　　　　　　先日消えてしまった記事とは、内容がだいぶ違ちゃったわい。

　　　　　　　マウスがないから大変。

　　　　　　　1号は、なぜか楽天が重くてページ移動ができないんだけど、フリーズとは

　　　　　　　状態が違うのよね。

　　　　　　　まだなんかやってるんですかね。

★　Madonna　－　Like A Prayer　★