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カテゴリ:ふる里忘れがたく
で、熱中症はどうしたかというと、葬儀場が特に冷房がきつかったのに、長い時間そこにいることに なってしまった。隣に座った従姉妹のK子ちゃんと、寒いね~ここ風がもろに当たるねと話していた。焼 香台が5列なので、焼香はすぐに終わるよとK子ちゃん。農家は農繁期に入ったし、多くの人は日曜の 通夜の弔問で済ませたんだろう。親類縁者の他の人数はそう多くはなかったので、告別式は早く終 わった。しかし告別式の前の、3人の僧侶による葬儀の読経やらなんやらの、失礼かもしれないが仰々 しい儀式の長いこと長いこと…。葬儀で僧侶がやっていることを、あそこまでしげしげと見ていたのは初 めてだった。普通なら頭を垂れて読経に耳を傾け、故人を偲んでいるんだろうが。
さんて。30諭吉だよね、最低ラインが。でも、最低ラインじゃないだろうし、たぶん真ん中の僧侶が格 が上なんだろうから、配分は均等じゃないんだろう。真ん中の人が20~30諭吉。両わきを固める助さん 坊と格さん坊が、10諭吉ずつって感じで、さらに戒名でドーンか…もう、うっしっしだな。丸儲けとはよく 言ったもんだ。他宗教の人は戒名などなくても、ちゃ~んとあの世へ行けるわけですが…。てな不埒な ことをず~っと考えていた歩く不謹慎の私。罰が当たったみたい…( ̄ー ̄;) 女性がひざ掛けを配ってくれた。いや、ひざ掛けをもらったと思ったら、すぐ告別式が終わった。膝じゃ なくて肩にかけたかった。ちゅ~か、葬儀の進行加減は把握してるはずなんだし、ひざ掛けがあるなら もっと早くほしかったばい…ε=(-。- ;)
どうにも何も入りそうにない。それどころか、再び体調が変になってきてしまった。茶碗蒸しだけは何と かいただけたんだけど、しだいに座っているのもつらくなってきた。横になりたい…こりゃまずい。 思えば31日夜のあの状態から、今ここによくぞ私がいられたものだ。 迷惑をかける前にホテルに戻ることにして、Mちゃんの奥さんの妹さんに送ってもらった。
めに、給仕の係の人からプラスチックのパックをもらい、炊き込みご飯を詰めてくれた。 やさしい人達の間にもっと身を置きたく、名残惜しかった。とても、とても…。亡き母とおばちゃんとが、 私にもたらしてくれた幸せの時間だ。これからこんなふうに一人、また一人とあまり間を空けずに、伯 父や伯母たちが召されていくんだろうと思うと、これは私にとってどんなに貴重で、かけがえのない時 間かもしれないのだった。
もんで、あの葬儀がもっと短かったら、散会の後も滅多に逢えない親戚と夜まで話せたかもしれない し…。これで私の宗教的儀式嫌いが加速するのは間違いない。
また発熱してしだいに上がるのがわかる。ベッドにもぐり込んでひたすら耐える。家なら薬もあるが、出 先では…。時間的にまだ眠ってしまうには早い。でも眠ってしまえたら楽だなと思うほどなのに、少し経 つと身の置き所がなくて、ずっと横になっていられない。冷房を入れたり切ったり。横になったり起きた りを繰り返していた。
しかありませんとフロントの若い女性。電話口で女性がその薬の効能書きを読む。その中に「発熱」が あるじゃない。あ、発熱があるなら一応それをいただけますかと言うと、「はい」と女性。
けるもんだよお嬢ちゃん。時期的に新人なんだと思うけど、サービス業じゃなくてもね。 言う元気なかったけどさ…( ̄ー ̄;)
ないと後になって思った。若い子は頭痛薬が解熱剤だということを知らないだろうし。そう、たぶん地球 が丸いのもおばさんが悪いんだ…。
声と、窓の下に工務店のような店があって、そこからグラインダーの音。3月に来た時は一度も聞こえ なかった。これではまるで在住の場所…。日ごろの行いが祟ったのね、泣きっ面に蜂が団体さんでお 越しに。さらに、3階だったんだけど部屋に蚊が入ってきて満員御礼。ああああ…これで熟睡はできな いことが決定…(-_-;)
き込みご飯は大好きなのに、”足が早い”ので明日までは持たないだろう。明日になっても食べられる かもわからない。どうしよう、ホテルの部屋に置いて行ってもいいのかな。とりあえず掃除係りの人宛て に、こういうわけなのですみませんとメモを書いておいた。
だ。風邪薬、やっぱり効いた感じはしないなぁ…。
時間に開いてる病院はないだろう。救急車を呼んでもらうことにならなければいいけど。明日もし帰れ そうになかったら、最悪もう1泊して病院へ行くしかない。フロントに空き部屋があるか確認しておいた 方がいいかなぁ。
ておく。一人旅は気楽だけれど、こんな時は不安だ。自宅から持ってきた市販の胃薬を飲むために、 少し炊き込みご飯を食べようか。パックの3分の1くらい食べられた。と言うか、ただ無理やり突っ込ん だ。
んどくて思わず助けてとマスターの名前を口にする。もう慣れてるよ、こんなの。でも、勘弁しろよぉ…。 1日なんか、うれしくって念願のソースかつ丼がペロッと食べられてしまったのに。食堂のご主人や奥 さんと想い出話までしてさ。「はす向かいのあのラーメン屋さん、昔アルバイトさせてもらったんですよ」 なんて。
だあるじゃないの。2代目だとかって誰かからか訊いたような覚えが…。あ、あの藤棚の藤は、株が2本 でできていたのか…。流石にもう株元をぐるりと柵で囲ってある。「お世話になりました」校舎に向かっ て声に出して一礼したら、なんだか泣けてきた。子どもの頃より校庭が狭く感じるのは、周りの木々が 成長したからじゃないだろう。すっかり涙腺がもろくなって帰ってまいりました。だいぶ成長しました…横 にですが。
1、2時間は眠れたようだった。起きてみると、お!少し良くなってるし食欲が出てきたので、仕出し料理 のふたを開けてみる気になった。メニューは覚えてないけど、なんと炊き込みご飯も残さず食べられ た。良く効くのよねぇ、ガスター10は。
もう本当に、あの世の皆さん、ありがとうございますっ。思わずお礼を言っていた。後は眠剤で少しまと めて眠れたら、明日は大丈夫かもしれない。
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マイケル・ジャクソンというオンリー・ワンの存在のすごさがわかる。 彼の手、彼の足、彼のセンス、彼だからこそなんだと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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