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2014.06.15
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カテゴリ:ふる里忘れがたく

       つい最近、あっ!そう言えば…うっわ~っ!なんで今まで気が付かなかったんだろう…と、自分

       で驚いたことがあった。

       子どもの頃近所にK君という、少しぽっちゃりした同級生がいた。K君にはお兄ちゃんがいて、

       お兄ちゃんは背が高くて太っちょ。テレビアニメのハクション大魔王の真似をするとそっくりで、

       ちょっと面白い人だった。私はしょっちゅうお兄ちゃんに、ハクション大魔王をリクエストして

       は大笑いしていたのだけど、お兄ちゃんは嫌がりもせずに「わしゃかなわんよ~」と答えてくれ

       たのだった。K君は近所に住んでいる唯一の同級生と言う認識以外、何もなかった。


       6月初旬の帰省の時、何十年振りかで小学校へ行ったもので、あれこれと小学校時代を思い出して

       いた。あれ?…そう言えばK君て…。

       K君とは小学校の入学式の時、木造の旧校舎の前で二人並んで撮った写真があった。子どもの頃は、

       そんな風に思ったことはただの一度もなかったんだけど、久々にその写真のK君の顔を思い出した

       ら、ああっ!?


       K君て、なんかちょっとエキゾチックな顔立ちだ…。お兄ちゃんの顔はボーっとしか思い出せない

       けど、やっぱりどこかエキゾチックな、彫りの深い眼元にその特徴がある。太っているために、

       あまりそれが際立っていなかったんだと思う。もし、異国の血が入っているとしたら、一番近く

       てもクオーターで、もっと以前だろうという感じ。ああ、そうだ。K君のお母さんが目のぱっちり

       した、少しふっくら体型の色白で可愛らしい人だった。


       田舎だったし、昔だったし、たぶんK君兄弟がちょっと肥満体型で丸顔だったことも関係あるかも

       なぁ。本当に今の今までK君に異国の血が入っていたかもしれないなんて、一度も思ったことがな

       かった。けれど、純粋なモンゴロイド系のエイジアンというより、コーカソイド系の血が入って

       いると思って考えた方が、K君の腕の産毛が茶色くて、キラキラしていたことや、色白で少しほっ

       ぺが赤かったことなどを思い出し、あ~なるほど~っ!ととても合点がいくのだった。


       Googleで実家周辺を見ると、K君の家だった場所にはまだ家があった。K君の家がそのまま残っ

       ているのかどうかまではわからないけれど。


       K君は遊び仲間ではあったけど、他の近所の男の子たちとはあまり遊ばなかった。どちらかという

       とお兄ちゃんといることの方が多かったみたい。あまり外遊びをしているのを見たことも無かっ

       た。当時子どもの私にはわからないところで、何かあったのかもしれないなぁと、今なら少し想

       像もできるんだけど…。


       それにしても、いや…自分でもこれはちょっとビックリした。たぶん間違いないと思う。おそら

       く父方の叔母は、その辺りを知っているんだろう。田舎はな…連帯というか、結団力というか、

       しがらみというか、良い時は良いが、逆の時は残酷だから…。人の噂(をおかずに)で飯が喰え

       そうってくらいなので、うちの実家などは定食屋かっ!ってくらい、さぞかし美味しいおかずを

       提供したことだろうと思う。


       あ、そう言えば、K君と同じ苗字の家が、K君の家の割合近くにあった。その家には私より一つ上

       の女の子がいたんだけれど、近所の女の子たちはその子とほとんど遊ばなかった。それどころか、

       一緒に登校すらしなかった。私もこの子の家には漫画を読ませてもらいに行ったくらいしか記憶

       にないのだけど、割と裕福な家だったようだ。この子に関しては、うっすらと仲間外れにされて

       る雰囲気があった。


       けれど理由は私は全く知らない。その子はやっぱり目がパッチリしていて、女の子にしては体が

       がっしりと大きかった。大人になった今だからよくわかるんだけど、骨格と肉付きが東洋人と違

       った。中学生になった彼女に、中学入学で再会したわけなんだけど、彼女の第二次成長はボン・

       キュッ・ボン。特に腰回りの肉のつき方が、ぽっちゃり系の欧米人の腰回りとよく似ている。


       K君とその女の子は、従姉妹だったのかもしれない。とするともしかしたら、先祖に同じコーカソ

       イドがいたのかもしれない。そう考えると、田舎の農村のこと、子ども心に感じていたうっすら

       とした、彼らへの疎外感が見えてくる。つまりは、人種差別から発した仲間外れだ。


       高校時代、同じクラスにハーフかと思うほど彫りの深い顔立ちの美人がいた。当然普通にしてい

       ても目立つんである。で、本当にくだらないことなんだが、それだけで先輩が彼女を呼び出し、

       生意気だといじめるということがあったようだ。愚行の極みである。


       彼女の話では、両親はもちろん両方の祖父母も、普通の日本人なんだそうで、なぜ自分かこのよ

       うな顔立ちなのかわからないのだそうだ。遺伝子と言うのは、時に気まぐれを起こすようで、そ

       の気まぐれのために彼女はずいぶんつらい思いを経験したようだった。


       Googleのストリートビューでわかったんだけど、うちの実家の周辺は崩壊危険区域になってしま

       っていた。あれは、裏山にできてしまったゴルフ場の影響だと思う。それでは、ますます土地が

       売れないじゃん。かと言って…。ああ、いったい何から手をつけたらいいんだか…。

 

 

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おしゃれなPVだ。

このやさしい目と形容しがたい雰囲気が何だか気になる人だった。

デザイナーもやっているのか。納得…。


★ Pharrell Williams - Marilyn Monroe ★






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最終更新日  2024.05.21 08:49:51
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