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2014.09.27
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カテゴリ:ふる里忘れがたく

 

      だらだら書いて今年6月8日に下書きにしたままだったもので、ごにゅごにゅお茶濁し…。下書きが溜ま

      りすぎて削除しようかと思ったのだけど、読んだらああ、こんなことがあったっけなあ…と懐かしく…。

      今年の6月1~3日、義理の伯母の葬儀で帰省した時の話。

あなたに熱中症  1  



      あの世の皆さんに思わずお礼を言ったのは、実はもう一つ「え゛っ?」っと思う出来事があったから。


      部屋に入ってきた蚊が、いやらしくわざわざ耳元にプ~ンと飛んでくる。思わず耳を叩きそうになる。

      下手したら鼓膜が破れる。眠剤で眠っていても、蚊に刺されたらかゆみで目が覚めてしまう。翌日のた

      めに少しでもまとまった睡眠をとりたいのに。


      私は左右の視力が極端に違うので、年々遠近感がつかみにくくなっている。ただでさえ蚊を目で追い

      にくいのに、ホテルの部屋の照明は蛍光灯ではないし、仄暗いのでちょっと蚊が離れるとどこへ行った

      かわからない。何度か耳元にいやらしく近づいてきたけれど、もうどうしようもないのであきらめるしか

      なかった。


      仕出し弁当を食べた後、所在ないのでテレビでも見て時間をつぶすかと、まくらを腰にしてベッドに座っ

      た。テレビは相変わらず退屈だった。その時、右腕を挙げて頭の後ろに枕のように当てていた。右肘

      のあたりにちょっと違和感があったので、左手で一度さするようにそこに触れた。その左手を戻したと

      き、何かが視界に入った。左の掌に茶色いものが付いている。なんだこれは?とそれをよく見た。


      ん?原形は留めてないけど、これ…もしかして、蚊でないかい?


      叩いたわけではない。違和感があった場所へ、左手を持って行きさするように触っただけ。そんな程度

      で蚊が捕まる?つぶれる?違う虫かなぁ…。蛍光灯じゃないし薄暗くて色もよくわからないんだけど、

      なんだか血のような跡が…。


     おんや~っ?と思って右ひじをよ~っく見たら、やっぱり血だっ!


      あんなゆっくりし た左手の動きで、蚊が逃げないんだから。たぶん、血を吸うことに没頭した蚊を、

      全くそれと気づかないままでつぶしたのだった。
 

     何、これ。す、すっごいよ…(@_@;)

     蚊に起こされずに眠れるじゃん…(T-T)


      こんなに難なく、意識もしないほどあっけなく蚊を捕まえられるなんて、こんなことある?本当、奇跡か

      と思った。ほら、私には毎日毎日、ちっさな奇跡が起きてるじゃないの。今日だって、おばちゃんの葬

      儀の香典返しの品の引換券の番号、「33」のぞろ目だったぞ…。


      その受付の時、私は母の2番目の姉の後をついて行った。後ろに他の姉妹や従姉妹が来たので、先

      に譲ろうとちょっと通路わきに退いて待っていた。けれどなんだか知らないがバッグを覗き込みながら、

      途中で手間取っているのだ。こりゃさらに後続の人の迷惑にならないように、私は受付を済ませたほう

      がよさそうだと思った。それが「33」番だった。伯母や従姉妹がスムーズに歩いてきていたなら、順番

      は変わっていたはず。


      もったいないけど丸々捨てることになりそうだと思っていた仕出し料理が食べられ、なぜかあっけなく蚊

      も退治でき、これで…これで安心して眠ることができる…(T-T)


      私は、毎日に感謝して生きてはいない。そんなことを意図的に口にしたり文にしたりということが、人生

      において必要だとも、大事だとも考えていない。けれどそんな私でも、『ありがとう、 あの世の誰か』て

      なことが、思わず口を突いて出てしまう出来事が起こることには、掛け値なしで感謝することができる

      のだった。裏を返すと、だからほぼ毎日闇雲にではなく、感謝する対象がきちんと存在して感謝してい

      ることになる。


      いや、別にその毎日の小さな偶然を、どこぞの誰かがどうにかしてるのかなんてことは、全く知りようは

      ないのだけど、ましてや一般的に言われるところの「神さま」のせいにするほど信心深くもない。もっと

      身近な存在だった人たちが、私を気遣って何かをしてくれているような感じがものすごくする。ただそれ

      だけなのだが、その人たちは私を見守りこそすれ、決してたぶらかしたりはしないので、その時々の自

      分の状況によって「ああ、これは何かが味方してくれているな」「ありゃ、バチがきた」と思うのだ。


      3日朝、前日の不調は感じられなかったので、もう1泊する必要はなさそうだった。しかし、どこかふら~

      っとした軽いめまいのような感覚は残っていた。暑くなりそうなことがちょっと気がかり。冷房が効いた

      電車内と暑い外とを、また何度か出入りしなければならない。一旦はタクシー・ドライバーに最寄り駅を

      告げたけれど、大事をとって病院へ行っておくことにした。駅に一番近いクリニック。それは私の同級生

      の実家だった。

 




      一度更新した後で、もうひとつ不思議だなぁと思ったことを思い出した。つぶした時にこすれて血とわか

      るほどたっぷり蚊に血を吸われたわけなんだけど、なぜかほとんどかゆみがなかったのと、刺された

      跡があまり脹れなかった。家に戻ってからも痒くならなかった。在住の場所にはん~十年住んでいて

      も、蚊に刺された直後はもちろん、数日の間は痒みが続くのに。これって、もしかして田舎の蚊に対し

      ては免疫ができている からなのかな?と思った。田舎にいた頃は、普通に痒かったので。

 

 

*☆*:*☆*:☆*:☆*:☆*:☆*:☆*:☆*:☆*:*☆*


このエド・シーランという青年は、なんだかすごい。

他の曲とタッチが全く違う。

なんてパワフルな曲なの。いいPVだ。


★  Ed Sheeran - You Need Me, I Don't Need You ★






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最終更新日  2018.04.15 08:30:55
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