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2018.05.19
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カテゴリ:ふる里忘れがたく


           今月、固定資産税の納税通知が田舎から届いたんだけれど、登記変更をしたために記載内容が

           これまでと違っていた。実家が建てられた年が記載されていたものだから、ほおおお~と言う感じ。

           当然と言えば当然だが、まさかそんな状態だとは思わなかったので、この5年間に様々あった、予

           想外の出来事のうちのひとつ。実家の家屋の名義が私の父親ではなく、祖父のままだったことを知

           ったのは、2013年に田舎の役所から来た通知によってだった。そそっかしい私は、もしかしたら見

           落としていたかもしれないくらいのことだったので、よくぞ気がついたなと思った。

           誰から聞いたかの記憶はないが、うちのものではないと子どもの頃聞いていた裏の山林が、やっぱ

           りうちのものだったことを2013年に叔母の話で知った。去年わかったのだが、叔母は家屋の名義が

           私の祖父のままなことも知っていたらしい。登記簿を見たんだと思う。この叔母には、どうしてそういう

           肝心なことを話しておいてくれないかなということが、いくつかあった。言わなくてもいいことは喋る人

           なんだけどなぁ… 。

           私は不動産など所有したことがないので、納税通知の記載についてもよくわからなかったのだが、弁

           護士に尋ねたところ「(家屋の記載がないのは)資産価値がないと見なされているんでしょう」との話だ

           った。しかし登記を全て変更し終えたら記載されたのだから、弁護士の説明は半分合っていて、半分

           足りない。

           今回の納税通知には家屋の記載が3件あり、その家屋のうち2つは既に存在しないが、微々たる金額

           ながらそれぞれの家屋の税金の記載もあったのだ。建物の資産価値って、築年数で決まるの?存在

           しない建物に固定資産税ってか…(@_@;)

           しかし家屋の分は、支払う税金の合計には加算されていない。これって資産価値がないから免除って

           ことでいいのか?資産価値はないけど、一応固定資産税を算出して記載するのね。それにしても…支

           払いに加算されてないからいいようなもの、父親が滅失登記をしていなかったという怠慢。ほんと、何に

           もしていないんだなあのオヤジ。

           戦争が始まった年に祖父は亡くなっているのに、そもそも、なぜ家屋だけ相続手続きしていなかったん

           だか。祖父の亡くなった相続当時は子どもでも、成人すれば登記簿を目にする機会はあったはず。実

           際、田んぼを何度かに分けて売り払っていたんだから、登記簿を見ていないはずがないのだ。

           家屋を祖父のままにしておくメリットがわからない。当時の税法は今とは違うはずなので、相続税対策だったり?祖父が亡くなった年で、築55年の木造家屋って、もう資産価値はないものなのかなぁ。だとしたら、なおさら名義変更しておいても構わないはずだしなぁ?

           現在の法律なら、これは相続手続するけどあれはしないと言う、良いとこ取りの相続はできない。放棄なら資産の全てを放棄しなければいけないことになっている。家屋の名義が故人名義のままでも、これまで何の問題もなかった様子なのはどうしてだろう。けれどなんせ祖父が亡くなったのは、あの太平洋戦争の開戦の年。何かしらの見落としや不手際なりがあったやもしれず、もう全ては藪の中だ。

           肝心なこと、必要なことは何も聞かされないまま、2013年に「結ちゃんに一任しようと姉と話し合った」と言われ、真に受けた私が悪かったのかもしれない。当然叔母も、その見積の金額は知っていたはずだが、金額は一言も私に言わなかった。

           あの頃、母のことだけで一杯一杯だった。そこに降って沸いた父の死の知らせ。誰に何を訊かなければいけなかったのかさえ、当時の私は考えが及ばなった。姉妹は二人でずっと共有していたことだけど、私には青天の霹靂だった。全てが単独でさらに無知が災いした。過ぎ去ってから気づいたことばかりで、そこに後出しジャンケンされたのでは、抗い様も無い。

           姉妹の姉の方は小学校以来会っていないのだが、祖母にとてもよく似た面立ちで、やさし

         い目をした人だった。叔母が一度、姉と行った旅行の写真を送ってきたことがあったが、

         その優しそうな面立ちは変わっていなかった。共に私の父から面倒を被っているし、二人

         きりの姉妹であるし、姉の方はこの妹の言うことに引っ張られたのかもしれない。

         さて、建物が建った年数はそれぞれ違って、住宅が明治32年・1899年だから今年で119年。

         100年後の1999年には、もう祖母は亡くなっている。祖母が生前、家はもう100年経って

         いると言っていたと言う叔母の話だったが、祖母の生まれる前から建っていたのだから、

         正しい築年数を知らなかったであろう祖母が、100年経過していると思っても、無理はな

         かっただろう。

​         ちなみに、相続税が日本に導入された一番の大きな理由は、「戦争でお金が必要だったか

         ら」だそうで、欧米より導入が早かったらしい。けっ…人権や民主主義は何十年と諸外国

         から遅れているのに、こんなことだけは早いんだぜ。で、まだ足りなくて消費税は最終的

         に20~25%になるとか、そんなとこだけは欧米並みなんだぜ~( ̄ー ̄;)ロ・ク・デ・ナ・シ




                 ★ Swing Out Sister - Twilight World ★







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最終更新日  2022.01.14 06:26:31
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