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テーマ:スローライフ(924)
カテゴリ:時のたまてばこ
木をくりぬいて作った直径50cmもある大きなこね鉢。 昔、ひいばあちゃんは この鉢でお団子をこね、売っていました。 私が小さい時は現役で働いていたこね鉢。 ひいばあちゃんは亡くなってしまっていたけれど、 よくおばあちゃんがお団子を作ってくれました。 食を仕事にすると決めた時、 実家の昔の道具が入っている蔵の中から 私のお守りにするからと 父に頼み込んでもらってきました。 暮らしのなかで使われた昔の大切な道具たち。 業者の人が売ってくれと訪れても頑なに断り続けている父が、 お前の元に置くのならおばあちゃんも喜ぶだろう。。 そう言って許してくれました。 今は割れてしまって こね鉢として使うことはできないけれど、 その重厚な存在感は、 「頑張りなさい」 と励ましてくれてるようで 抱えると ココロの中がほっかりと温かくなります。 きっと、 ひいばあちゃんも、 大好きだったおばあちゃんも 私の傍で見守ってくれているに違いない。 そう思うのです。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 19, 2005 03:20:07 PM
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