爽快感を得る為に
「明日、フルコースやんかっ!!」長男の叫びが脱衣所から聞こえた。何のことかと思えば、春期講習の後ピアノ、その後空手というスケジュールのことだ。「もうしんどいなぁ~。休みたいわ。」完全に休み癖が付いた。週3の通塾のうちの1日は、親から見て『3年ながら殺人的スケジュール』とも思えるものであったが、春期講習前、彼はそれを笑顔でこなしてきていた。学校6時間目まで→塾→空手(フルコンタクトの組手)。8時半帰宅…やらせといて無責任だが、私なら嫌だ。(笑)(でも嫌だと言っても要求を呑むつもりナシ。我ながら鬼婆。)それが出来ていたのに、この弱音。忙しい時のほうが、充実しているような気がする。時間の使い方も、上手くなる。(制約の多い土地に建つ狭小住宅に同じか?)時間たっぷり・宿題ナシの春休みを振り返って改めて感じた。子供に自制は無理だろう。母が今後、GWや夏休みに生かさねばなるまい。「休みたい。空手だけでも休みたい…」起床後もしつこく言っていた長男ではあるが、何とか無事スケジュールをこなしてくれた。(なだめるのにポカリ2本も要ったのだが・笑)空手が終わり、家に着くまでの間「休まんで良かったわ~。めっちゃ気持ちいいわ~。○○(妹の名前)ちゃんも何でも頑張るんやで!自分のためやねんで!」彼は饒舌(説教臭いのは母譲りか?)であった。こういう小さな達成感・爽快感は少々の困難の後にこそあるのだろう。爽快感のために努力する日があるのも悪くはないと思う。(このあと 『じゃ、あと帰ったら春期の仕上げテストの自己採点しよう!』 との私の問いかけに対し、彼は我に返った。 恐るべし、自己採点…)