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カテゴリ:本
9月の映画会は恩地日出夫監督の「蕨野行」である。
秋は毎年恒例、監督の講演もある。 私は一昨年、「博士の愛した数式」の時に 小泉監督と対談させてもらえて、とても嬉しかったので しばらく無いだろうと思っていたら 又、今回も対談のお相手をさせて頂くことになった。 それはうれしいのだが、監督の映画作品は1つも見たことがないという不勉強者。 早速、監督の作品をレンタルビデオやさんで、色々探すのだが 無い、無い、無い。 結局、1本も見つからなかった。 仕方がないので、本を読むことにした。 「蕨野行」は前に読んだことがあるので早速、「四万十川」を読み始めた。 これがなかなか又良い本で、昭和の初期の子ども達が、豊かな自然の中で、 頑張って成長していく姿が、とても良く描かれている。 篤義少年の家族は裕福ではないけれど、家族の思いやりの深さが良く伝わってくる。 こういう本を読むと、心が洗われるようだ 肉親の殺人事件や同級生殺しなど・・なんだか背筋が寒くなるような事件が続くと なんだか・・この先不安ばかりが大きくなる。 日本は今、なんだかとんでもない方向に進んでやしないだろうか? 人間が人間としてちゃんと生きていくには 豊かな愛情や思いやりが必要だ。 便利さと、豊かさだけでは「人間としての本当の生き方」ができない。 なんとなく、今の時代に警告しているような作品でもあると思った。 良い本に会えて良かった。 明日は「蕨野行」のビデオが事務所から送られてくるようなので しっかり鑑賞して、当日監督に失礼の無いように頑張らなきゃね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月07日 13時26分48秒
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