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テーマ:本のある暮らし(3292)
カテゴリ:本
宮部みゆきの小説
ストーリーはほとんど警察の取り調べ室だけで展開されている。 殺された所田良介はネット上に疑似家族を持っていた。 所田が殺され、その犯人をあげるために 取調室で始まった疑似家族の取り調べ。 なんともスゴイ題材を見つけたものだ。 パソコンの中の疑似家族によって 引き起こされた殺人 話しは面白く、すぐに読めるのだが わりと結末が早くから分かってしまうので 少し推理するおもしろみには欠けたような気がした。 でも、なぜ殺人に至ってしまったのか その辺りはなかなか・興味深かった。 ただ・・・・・・・・・・ まぁ・・推理小説だから仕方無いとは思うけど 殺人する動機(ナイフで滅多刺し)も弱いし 犯人が警察にすべて見抜かれていたと分かった後の態度も なんだか・・・・腑に落ちない。 あまりにも簡単に人が殺されるんだよね~ にしても、本当の家族が崩壊していても その寂しさをパソコンの中の見知らぬ人によって 癒されている人は ひょっとしたら、たくさんいるのかも知れないね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月12日 14時49分47秒
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