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カテゴリ:本
実は恩田陸はまだ読んだことがなかった。
家に本はあったけれど(主人が買った) なんとなく読む気がしなくて・・。 恩田陸は男だと思っていたくらいで・・(^^;) でも、この前名古屋の本屋さんでこの本を見つけ、 奈良好きの私にとって 「行方不明になった異母兄を探しに奈良を旅する」話はそそられて タイトルが「真昼の月を追いかけて」なぁんて ちょっとインパクトあり・・で どんな話しなのかちょっとワクワクして買ってしまった。 さてさて内容は・・ 奈良のあちこちをを行方不明の異母兄を探すため 兄の親友の女性と一緒に旅をしながら謎解きをしていくのだが 話自体はなんというか・・・・イマイチのような・・。 一体この旅は何なのさ・・???? とちょっと腹立たしくなってみたり。 早く本題にいきなはれ~~~~みたいな気分になって ページを一気にめくりたい気分にもなった。 でも兄に指示された奈良の旅の描写は 懐かしさがこみ上げて 奈良にすぐ飛んでいきたくなった。 明日香のあちこちが目に浮かび 一緒に奈良を旅している気分に浸った。 最後に兄を橘寺で待つ人がいた・・・・・。 その橘寺に私は何度も訪れているが 今度、橘寺を訪れた時はきっとこの小説を思い出すだろう。 この小説にとても感銘を受けたとか、 謎解きが面白かったとか そう言う思いはあまり無いが 登場人物と一緒に大好きな土地を 一緒に旅する気分に浸れるというのは なかなか良いものだ。 実際にはこの世に居ない人たちなのに その場に行ったら会えるような気分になるのも 面白い。 そう言う意味で「奈良好き」の人にお勧めの一冊だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月16日 19時00分22秒
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