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2007年12月16日
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カテゴリ:
実は恩田陸はまだ読んだことがなかった。
家に本はあったけれど(主人が買った)
なんとなく読む気がしなくて・・。
恩田陸は男だと思っていたくらいで・・(^^;)

でも、この前名古屋の本屋さんでこの本を見つけ、
奈良好きの私にとって
「行方不明になった異母兄を探しに奈良を旅する」話はそそられて
タイトルが「真昼の月を追いかけて」なぁんて
ちょっとインパクトあり・・で
どんな話しなのかちょっとワクワクして買ってしまった。

さてさて内容は・・

奈良のあちこちをを行方不明の異母兄を探すため
兄の親友の女性と一緒に旅をしながら謎解きをしていくのだが

話自体はなんというか・・・・イマイチのような・・。
一体この旅は何なのさ・・????
とちょっと腹立たしくなってみたり。

早く本題にいきなはれ~~~~みたいな気分になって
ページを一気にめくりたい気分にもなった。

でも兄に指示された奈良の旅の描写は
懐かしさがこみ上げて
奈良にすぐ飛んでいきたくなった。

明日香のあちこちが目に浮かび
一緒に奈良を旅している気分に浸った。

最後に兄を橘寺で待つ人がいた・・・・・。

その橘寺に私は何度も訪れているが
今度、橘寺を訪れた時はきっとこの小説を思い出すだろう。

この小説にとても感銘を受けたとか、
謎解きが面白かったとか
そう言う思いはあまり無いが

登場人物と一緒に大好きな土地を
一緒に旅する気分に浸れるというのは
なかなか良いものだ。


実際にはこの世に居ない人たちなのに
その場に行ったら会えるような気分になるのも
面白い。

そう言う意味で「奈良好き」の人にお勧めの一冊だと思う。





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最終更新日  2007年12月16日 19時00分22秒
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