真の自由人を目指して
最近いろいろと考え事をしている。実は真の自由人についての話を読んでしまったからだ。私は大いに感銘を受けて、休みになったとたんに実家の群馬へ帰った。実はお恥ずかしい話ながら、あの岩宿遺跡が群馬県にあることを初めて知った。中学生くらいの時に社会の教科書で「岩宿」という単語を見たことはあったが、何県にあるのかよく見ていなかった。そして地元に岩宿という地名があるのは知っていたが、名前が同じだけの別物だろうと勝手に考えていた。よく見たらこんな有名なところが実家から車で30分くらいのところにあるじゃないですか…。さすがに平日の岩宿博物館は誰もいなかった。そうしたら学芸員のおねえさんが付きっきりで説明してくれた。真の自由人だった当時の岩宿住民はは1万年前だったかにはすでに岩宿にはいなかったという話と、黒曜石の輝きに興奮してしまった。さらにニ階に上がるとマンモスの骨の模型もある!デカイ!そのわきには本物のマンモスが置いてあり、さわることもできる。この私の話がウソだと思う人もいるかもしれない。そんな人は、しかとこの証明書を見てほしい。正確にはマンモスの「骨」にさわることができる。「おもいっきりマンモス」の文字がなにを意味しているのかはよくわからない。私は「のりピー語」を思い出した。しかし悲しいことにマンモスの模型の近くに小さめの立て札があって、実は岩宿遺跡からマンモスが出てきたわけじゃないことが書いてある。でも雰囲気作りは大切だと思った。この証明書はついつい職場で自慢してしまった。私のブログを頻繁に訪れてしまう方ならば私の気持ちを理解していただけると思う。実は駐車場のところには「マンモス焼」という看板がある。博物館に入る前に非常に気になった。非常に気になったので博物館を一通り見てから買ってみた。肉料理を期待してしまったのだが、出てきたのはたい焼きのパクリ商品だった。よくわからない形をしている。次に車を走らせると「ぐんま昆虫の森」という標識が目に入ってきた。気になったので行ってみた。このあたりですでに雪が舞っていた。さすがに昆虫はいないでしょう。どうもヘビセンターのような温室を想像してしまったのだけれど、ここは巨大な公園になっているようです。雪が舞う中で長距離の歩行は困難なのであきらめた。次に見つけたのは「小平鍾乳洞」という看板。鍾乳洞はけっこう好きで、見つけたらとりあえず入りたくなる。駐車場からの近道を見ていると入口までどれくらい歩くのか少し不安になった。鍾乳洞の中に入ってみると、今まで私が入ってきた鍾乳洞に比べると洞内がとても暖かくてびっくりした。実は本日巡っているところは岩宿にしてもこの鍾乳洞にしてもわが母校が調査の手伝いをしていた(というのを来てみて初めて知った)。出口付近にパネルがいくつかあり、昭和の時代にわが母校の学生さんが手伝いに来て鍾乳洞の全体を調べて公開に至ったという経緯が書いてあった。母校の不思議な因縁に誘われてフラフラとまわってしまった運命の旅だった。道中で「ぐんまの博物館・美術館」というハンドブックを手に入れた。こつこつと一つ一つ巡って制覇する予定だ。私が先に倒れるか、それとも掲載してある博物館・美術館がつぶれるのが先かの真剣勝負だ。