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FAM. FREJ OF STOCKHOLM

[夏のストックホルム] カテゴリの記事

全45件 (45件中 1-45件目)

虹色の夏

また話はさかのぼるが、ウルトラマラソンの前日8月3日はストックホルムプライドフェスティバルの最終日だった。毎年恒例のホモ、バイ、トランスジェンダ－のプライドフェスティバルはストックホルムはスカンジナビアで一番盛大である。ヨ－ロッパでもアムステルダムといちにを争うとか。　なんとなく納得。何たってホモ差別は人種、宗教、性差別と共に法律で禁止、大タブ－の国だ。今年は丁度ロシアのホモ迫害法立法とかち合った為、開催日の5日間はフェスティバルには直接関係の無い一般人や家族連れなんかも彼ら彼女らを支援する為にコンサ－トに行ったりレインボ－カラーのバッチを身につけたり。大変な盛り上がりだった。ちなみに開催期間はロシアのウォッカはボイコット。市バスは屋根にレインボ－の旗を掲げるだけではなく、こんなのも登場パレードにも新聞社のスポンサ－付きで登場なぜ今頃この話題を取り上げたかというと、昨日の朝ロシア大使館の外にこんな光景が突然現れたからだ。スェーデンらしいユ－モアである。大使館員諸君、ここはスェ－デンの公道なんだから文句は言うな

2013年08月13日

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まあいいか

やっぱり膝と足首の腫れが治らず、　ウルトラマラソンまで９日と迫った木曜日にとうとう医者に罹った。ラッキーな事に、以前骨折した時に救ってくれた若いサラに見てもらえた。アンラッキーな事に、彼女は足首も膝も捻挫！だと言う。転んだ記憶は無いFrejaだが、ポルトガルの階段や岩場で何回かひねったのは確かだ。痛くなったのはそれからだからサラのいう事は正しいのかもしれない。ということは捻挫をしてから三ヶ月弱の間にハーフマラソンを二回走り、同じ位の距離を毎週ランニングした事になるなかなか治らない訳である。そんな事で来週末のウルトラマラソンは泣く泣く諦めた。だが、捻挫であればスポーツ障害保険があるので参加費1万以上は丸々戻ってくる。今回は参加すると粘った割には諦めの早いFrejaは、レントゲンの後真っ直ぐに長距離バス乗り場に向かい、ストックホルムの島の一つであるワックスホルム島へ向かった。対岸にはこんな要塞のある島で、天気が良かったせいか市内から船でやってきた観光客でにぎわっている。うちからここまではバスで40分位だが、船に乗ると2時間くらいかかる。　でも船で群島を通り抜けて来たほうが気分が良かったかなあ。予定外の遠征だったので写真を撮ることは頭に無かった為、バスを降りてからヨットハーバーを通り越してこんな赤い小屋が立ち並ぶ古い街並みに向かう。旧市内は色とりどりの絵本の様な家が立ち並んでいるが、足が痛くなってきた。　でも目的地はすぐ目の前だ。何のことは無い、ショッピングは苦手だが隠れバックフリークのFrejaはマラソン参加費が帰ってくると分かり、ここのアウトレットでしか売っていないウィークエンドバックを買いに来たのだ。いつもと同じスェーデンメーカーの同じ柄である。　色だけは違うが、サイズ違いのこのバッグでFrejaは数年間春夏秋冬過ごしている。ウェットスーツが必要なスイミングの時には丁度良いサイズであるから必需品だ！と自分に言い聞かせ、参加費はバッグに変身した。それに捻挫の時にはスイミングはリハビリには良いって皆言っているしさ。　

2013年07月27日

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ボーナスがないのはつらい！

週末にメラレン湖で乗った船から見た光景。これはなんとホテルの部屋だそうである。よく見るとゴムボートがある。この市に住む芸術家が作ったというが寝心地はどうか。彼は駅前の公園の木の上に小屋を作り、そこもちゃっかり一室にしている。トイレに行くには毎回高いはしごを降りなければならない。　しっかり目が覚めていないと命取りになる一見屋根まで水に浸かった家のようだが、ここも一室。ハネムーンスィートか7月に入ってからは旅行計画も家電購入もないのに万札が飛ぶように出てゆくいや、カード社会で現金を見る機会があまりないから万札というよりカードの消耗が速い、というべきか。そんな不運な月があるのかもしれないが、スェーデンでボーナスをもらうのは大手会社のトップか役員ばかりだから庶民のFrejaにはつらいところである。新しいランニングシューズ（必需品）1万以上ウルトラマラソン参加費　一万秋のトレイル30km参加費　一万　プラス息子二人分15km　一万　。。本当に参加する気なのだろうかガス台（いや我が家は電気台だ）修理費　一万。。。修理人が来るまで一週間我が家はガス台なしで頑張った。そこで済めば良かったのだがフィジオテラピスト　一回一万　週一回！！！足の痛さに我慢できずだまされ覚悟で評判の良いテラピストを予約したら、なんと彼は同じランニングクラブのビョーンではないか。知った顔だから少しはまけてはくれないだろうか。。。。と思ったがそこはシビアである。でもディスカウントの代わりに時間超過で関節を引っこ抜いたり、筋肉を潰したり、Frejaをくらげの様にしてくれた。　痛さには強いFrejaだがあんな悲鳴をあげたのは数年前に木造ジェットコースターに乗って以来であるクリニックの隣の部屋からはもっとすさまじい男性の雄たけびが聞こえていたが、そこでのマッサージ師はクラブのリーダーだった。　患者はクラブのメンバー。つまりここのクリニックはクラブのメンバー相手に商売をしているという訳である。一万は高いので、絶対に一度の診療で完治するぞ、と決意していたFrejaだが、ここ二ヶ月晴れていた足首があっという間に良くなった上、痛みのショックでぼっとしていたのかビョーンのススメを断る隙もなく又一週間後にのこのこと出向いたちなみにビョーンは結構イケメンの若いノルウェー人である。フィジオになる為には大学で4年学び、試験に受かり、見習いをしなければならないそうである。タイマッサージ師位に思っていたFrejaは安心したが週一万は大きい二回目は足首のせいでカチカチになったいたふくらはぎと膝に針をうたれた。先端恐怖症のFrejaは失神するかと思ったが、その代わり頭痛に見舞われた。なぜかは不明だがダンナによるとよくある症状だそうである。　本当だろうか。テラピーのあとはやはりくらげの様になってどうやって家までたどり着いたか覚えていないが3回目も予約してしまった。不思議なことにふくらはぎは神戸牛の様に柔らかくなったからだ。次回は膝のはれをなんとかしてウルトラマラソンに出られる様にしてもらわねば。　シューズ、参加費を含めて5万もかかったレースである。息子の一人でもフィジオになってくれれば良かったのになあ。　　　

2013年07月18日

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ニセモノの正体は？

春にガーデンメッサで買った高価なステビアの種だが、　さんざん手をかけて伸びて来て見ると何となくおかしい。ステビアは南米で生える植物らしいが、葉には砂糖の数百倍の甘さがあり、おまけにカロリー０というスゴイ代物だお腹の出てきたダンナの為に店で買うと値段も砂糖の何十倍である。メッサのエコ種屋で見つけたとき、これは栽培の価値ありと喜び勇んでサイフをはたいたが、フクロを開けるとなかには吹くと飛ぶような小さな種が5粒のみ。それになかなか成長しない南米の気候とは違うのだ、と言い聞かせて朝晩屋内とベランダを行ったり来たりのVIP待遇を受けてやっと伸びたのだが。。。。葉も茎も赤い。次男と試しに葉の一枚を味見してみたが全然甘くないGoogleで検索するとステビアはみーんな緑色だ一体お前は何者だ

2013年07月05日

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夏だ夏だ！

うかうかしているうちに夏至祭も過ぎ、夏がやってきた。通勤電車の線路には木が生えはじめ街にはこんな車やこんなキャデラックが走っている夏至祭は田舎の義理の姉夫婦の所でいつもの様に草刈り作業をさせられたが、　今年の夏至祭に限ってお決まりの｢雨｣　が降らなかったバーベキューが出来るといつもだったら大喜びだが、今回は水が枯れてしまって3日間全く水なしで過ごしたので雨水を飲んで汗を流したいところだった。都会人には重労働の水なし生活はなかなか厳しい、し汚い喉が渇いたらビールかワインを飲むしかない夏至祭の後はスサンヌの家で3日間のトレーニングキャンプだ。8月のアイアンマンレースに出る彼女のトレーニングに付き合って、90分湖での遠泳、二時間自転車、二時間ランニングの毎日である。ぼろ布の様になって帰って来たFrejaにはアイアンマンは不可能の一文字で尽きる。が、昨日は凝りもせずに郊外のハーフマラソンを走った。新しく買ったこのシューズを試したかったからだポルトガルのビーチ階段トレーニングから足と膝が時々痛くなったので、スピードは出ないがクッションの効いた履き心地満点のシューズ（おまけに高い）に変えた。今までの派手なシューズとはこれでしばらくおさらばである。このシューズで今度は8月始めの第一回ストックホルムウルトラマラソンに挑戦すると意気込んでいるFrejaである。というか、参加しないと10時間このレースのコース番をさせられる羽目になるからだ。

2013年06月30日

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6月は梅雨か

毎年思うのだがスェーデンにも梅雨があるのではないか。6月には急に雨が多くなる。それも夏至祭が近くなると空も怪しくなる。夏至祭は来週末だが昨日の夜あたりからやっぱり雨になった。だが一昨日のスェーデン最大の自転車レースであるベッテンルンダン（ベッテン湖一周３００KM）は無事に行われたらしい。トレーニング仲間達がおしりの痛さをがまんして10時間以上ペダルを踏んでいる間、　Freja　はベランダの植物に水をやったり、　寒くなると鉢を家内に入れたりで大忙し（一日二回）である。豆類とミントは外に出しっぱなしでも一応育っているらしいトマトも外組だが　途中で枯れるだろうとたかをくくって同じ鉢にパセリやタイムも一緒に植えてしまった大事なチリとステビア、それにオリーブの味のする葉っぱは外と中を行ったり来たり。長男の人参は面倒だから手をかけない。ミニサラダはもう何度か収穫して食べたのでこれも水をやるだけだ。この他に小さいポットが一杯あるから面倒で仕方が無い。でも収穫出来る様になると期待していなかった忍耐がふっと沸いてくるから不思議である。夏至祭から一週間家を空けるので、その前に食べられるものは食べておかなくては。でも毎日寒くなく、雨が降ってくれれば生き残れるかもしれない。　

2013年06月16日

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元がとれるかベランダ栽培？

ベランダ菜園を作ろうと鼻息荒く種をまいて一ヶ月以上経った。その後寒い日と暖かい日が交互にやって来て、そろそろ面倒くさくなって来たなんといってもこちらは乾燥してるので水は朝晩やらねばならない。それにまだ芽を出したばかりの植物は夜や寒い日には屋内の窓際に移さねばならない植物によって様々である。今まで収穫して食卓に上ったのははほうれん草っぽい菜とミントとパセリ少々。こんなに手間隙かけているのに高級サラダ菜やオニオンはさっぱり伸びないアップルミントとグレープフルーツミントはすくすく育つがあまり使い道が無い。さやえんどうはまだまだ豆をつけるまでには程遠い。このあたりは良く伸びるがトマトはまだまだ。真ん中の葉はサラダにしたが、この鉢には何を植えたかはっきり覚えていない。　もしかしたらタダの雑草かもしれないが家人はいまだに誰も腹痛を訴えてはいない。　このか弱いのは一番期待の高い高級品、コスモポリタンサラダとスプリングオニオン達。　本当に育つのだろうか庭付きの家に住んでる友人が、毎年何もしなくともがラズベリーや香草が雑草の様に生え茂って困る、なんてぼやくのは全く聞きたくないFrejaである忍耐か、それともさっさとギブアップして朝晩のお仕事から解放されるべきだろうか。

2013年06月02日

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緑の指

昨日のロングランの後で家に帰る途中向かいの公園にチューリップが一杯咲いていた。話によると、誰かが勝手に球根を植えていたのがこうなったらしい。　毎年公園のあちこちにチューリップの列が出来る。今まで植物を育てるのは得意ではなかったFrejaだが、　家を空けていた間にもらったトマトの種が芽を出した事に元気つけられベランダとキッチンでの栽培に力を入れることにした。もちろん食べられる植物のみである。一週間前にはベランダのサラダとかパセリはこういう感じ窓際はまだまだ芽が出てこない物が一杯。　少し育ったのは水をやるのが億劫だが、少々さぼっても簡単には枯れないだろうと目論んでチャンスにかける事にした。チャンスといえば今晩はアイスホッケーワールドカップの決勝スェーデンｘスイスだ。スイスが決勝に進出した記憶は全く無いのでスェーデンには優勝チャンスが大いにある。中近東の国やアジアなんかに行くとスェーデンとスイスの区別がつかない人がごっそりいるが、彼らにとっては同じく国同士の決勝、という不思議な試合になるのかも。どちらにしてもアイスホッケーには縁の無い人種だからいいか。でもスイスは白十字でスェーデンは王冠のユニフォーム位は日本人には覚えていて欲しいものである。

2013年05月19日

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冬の後に夏が来た？

二週間前はまだ寒かったのに急に暑くなった。昨日はキリスト昇天祭で休日だったので外に出たが、あまりの暖かさに家に戻ってタンクトップに着替えて出かけた。まるで南ポルトガル並である　（ちなみにあそこは今はもっと暑いが）どうやら今年は春を飛び越して夏になったらしい　こうなると今まで待った種まきは大急ぎである。ガ－デンショップは思ったとおり大混雑。　みんな週末は庭やベランダ仕事で過ごすのだろう・・・・・・・・・・・・・・南ポルトガルのロ－マ遺跡に一面咲いていたポピ－。こんな庭があったら良いなあ。ポルトガル旅行はいい物件探しの為だが、金を出すのはダンナ（だろうなあ）なので私はすっかりホリデ－気分だ川では魚がいっぱい釣れるというし。　住むには快適そうだ。　でも壁がないと住めないか風情のある建物を見つけたが、壁だけでは住むのは難しいかホテルの大きな部屋はモダンなキッチンとテラスつきだったので（宿泊代は安い！）ここを買い取りたいくらいだ。残念なことにこの部屋がある町は今ひとつ。でもビ－チは素晴らしい。200段の階段を駆け上がった後は

2013年05月10日

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喜んで良いのか

昨夜しばらくぶりで帰宅したら3つのミラクル（奇跡）が起こっていた。1.　ベランダにあった香草が枯れていなかった。2.　冷凍庫にあった食材が減っていて、自炊をしていた形跡が見られた。3.　長男も次男も一時志望の大学、学部に補欠ではなく合格していた。　　　私がいない間に家族はそれぞれ羽を伸ばして生活していたらしい。1.　蘭の鉢に朝夕霧吹きで水を与える、というダンナの習慣は無くなってはいなかった。2.　水遊びの好きな次男は友達4人と銘々5人乗りのゴムボ－トを買い、5隻のボ－トでご近所ビ－チで遊んでいた。オールも持たないこのゴムボートコンボイは他のモ－タ－ボ－トやヨットの邪魔になっている事は間違いない。　3.　ヒッピ－長男は大学合格を知った途端にテントを担いでバルト3国のラトビアへ行った。　この血は私から受け継いだのかも。旅立ちにあたってネットでディジャリドゥ－（アボリジノが使う長い吹奏楽器）を買ったらしく、もしかしたら道端で旅費を稼ぐ積りなのかもしれない。つまり3人とも今回は私が留守でもちっとも苦労していなかったようだ。ちっ。

2012年07月19日

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卒業式

選挙カーでも集団引越しでもない。これがストックホルムの高校の卒業式のハイライトである。ちなみに次男のクラスのトラックでは、出発前に大量に積んであったビールの半分は宙を飛んだ。中にはレインコートを着ている生徒も。10台ものトラックがパレードした道路はビールでびしょぬれである。横の幕には　｢今度会うときは、あたしはあんたのボスだよ！｣　と書いてある。このクラスがスェーデンで名高い有名進学校のエリートクラスというジジツは、この国の将来が明るいのかその逆なのか。これから放浪のタビに出るのでブログはしばらくお休みです

2012年06月11日

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気球入門

5回目の予約の晩、ようやく天気に恵まれて長男と気球に乗った。ストックホルムは気球で上空を飛ぶ事が出来る世界で唯一の首都という事で、我が家の上に差し掛かった時にはダンナと次男にベランダから手を振らせる事を楽しみにしていた。気球に乗った事のある人なら知っていると思うが、準備や後片つけは乗客が皆手伝わねばならない。昔シドニー郊外で乗った時は6－7人乗りの小さな物だったので簡単だったが、今回は25人位乗れる大型なので力仕事だ。最初にパイロット達が風船を飛ばして風向きをチェック。ここで手を抜くと、ウラル山脈やグリーンランドに着陸するリスクがある。風向きの変わるのを待つ事一時間。　ようやくOKが出たら気球を広げる。馬鹿でかくて重たい。ここから気球に空気を入れている間は綱引きだ。気球の右上に注意。　最近の気球には横に穴があいていて、向きを変える事も出来ると言われたが、上空で｢左に曲がって｣とたのんでも不可能だった。最後の仕上げはこんな感じで。　ここまでは寒くてしようが無かったが、ガスの全開で飛行中は暖か。ははは、私達の気球が一番乗りだ、とこんな時にもFrejaは競争意識を忘れない。ところが、上空に来た途端に風向きが変わり、　気球は街を離れて海の方へ。ここは去年レース直前で骨折したリーディング島ではないか。ベランダで待ち続けている家族の期待とは裏腹に、気球はストックホルム群島に向かう。下手をするとバルト海に不時着か。ここで　｢左に曲がって｣　を連発したが、パイロットは西側にあるブロマ空港から来る飛行機とぶつかるからやだ、と言う。なんとか陸に戻って来たが、ヨットハーバーでは水面すれすれまで降下。こんなハーバーがある所はさすがに高級住宅地だ。ハリーポッターに出てきそうな家が沢山ある。その後、着陸予定のゴルフ場を逃し、　Bプランのラグビー場ではまだ練習中で、　公園では手前の発電所の煙突にぶつかりそうになって再上昇。着地したのは住宅地の前の草地。　近所の子供達を皆起こしたのは確実だが、前回に材木の山に不時着したよりはましである。蚊の大群に襲われながら空気を抜く。汚い服を着て来て良かった。最後にパイロットよりシャンペンで洗礼を受ける。私の洗礼名は着陸地の近くにある城にちなみ　｢ネスビー城の伯爵夫人｣である。これからは伯爵夫人と呼んで欲しいものだ。地下鉄のタダのりをして家にたどり着いたのは深夜一時。7時間労働で一時間の気球の旅だった。　大金をはたいて重労働をしたい人にはおススメである。

2012年05月31日

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ただより疲れるものは無い

「会社の庭にりんごの木と洋ナシの木が一本ずつある。」どっちも手入れがされていないのでホトンド野性化しているが毎年秋になると実を付ける。実を付けるのはいいが、ナシは虫食いがひどいので誰も摘まない。りんごの木はちゃんとした黄色の実がなるが、やっぱり誰も見向きもしない。皆各家にりんごや梨の木があって持てあましているからだだから木一杯に生っているりんごは　その気にさえなれば独り占めできる。先週の木曜は出張、病気、葬式もろもろで、うまい事に会社では私一人だった。朝から早速りんごの木へ。むむむ。　実のなってる枝まで手が届かない。椅子を持ってきて試すが、やっぱりすれすれの所で届かない。りんごにはタッチできるのだが、つながっている枝まではあと5ｃｍ。　フラストレーション一番高い椅子を持ってくるが、足場が平らではなくちょっと危険だ。ここで椅子から転げ落ちても今日は誰も助けてくれる人はいない。ランチタイムにもう一度挑戦。こんどは携帯持参だ。　イザという時には救急車に電話できるそこまでしなくとも、と一瞬思ったが、タダのりんごには代えられない。20個位摘むと、もっと上の枝に大きなりんごが鈴なりに！　でもそこまでは指先からあと2ｍ位はあるし、こんなぐらついた所でもっと危険を冒す訳には行かない。怪我をしたら医療費はタダではない一度デスクに戻り作戦をねる。地下室に行き、何か役立つドウグはないか探す。　何も無い。さては私のプランを見抜いたボスが隠したかそこで「りんごにはりんごを」　手段をとることにした。地面に落ちてる痛んだりんごを木になっているリンゴをめがけて投げつける。うまく命中すればリンゴは落ちてくる。　ニュートンもそう言ったではないか。しかし、当たっても落ちてくるのは小枝や葉っぱが多く、目に入って痛いなかなか効率の悪い手段だ。もっといい手は無いだろうか。　もうすぐ退社時間だ。客用のクッキーを平らげながら名案が浮かんだ。なぜはじめからこの手を使わなかったんだ！木下に戻り、手の届く一番大きな枝をつかみ揺さぶる。すごい手ごたえ！　どさどさ、とリンゴが降ってくる。降ってくるのは勿論リンゴだけではない。　葉や小枝、リンゴに混じり、いろんなムシも頭上に降ってくるが、ここは我慢。　ヘビが降っても離すまいって聖書にも書いてあったではないかしかしもうこの位でいいかな？と頭上を見上げた時、　丁度大きなリンゴが直下してくるのが見えた。避ける暇も無く、そのリンゴは丁度右目を直撃。　あ痛！　ボン、と音がした（様な気がする）ちっ、目の周りに青あざが出来る。スェーデンの噂話に関しては、目の周りの青あざ　=　暴力的で酒癖の悪いダンナがいる、　か、　アイリフトの手術をした、　のどちらかだ。　木から落ちたリンゴに当たった、と言って皆信じてくれるだろうかとにかくリンゴを拾い集めようとしたが、それまで入れていた籠には到底入りきらない。室内に戻り、袋を物色。　紙袋もスーパーのビニール袋一つ無い。リンゴは摘んだがどうやって家まで持ち帰ろう。目に入った袋系は封筒と、あ、ゴミ箱の白いビニール。今日はろくに仕事もしてないし、他の人もいないのでゴミ箱は使われていない。ただ、このビニールには取っ手が付いていないから両手にぶら下げて帰るのはカナリ困難だ。ドアをロックしてアラームをセットした時、入り口の階段の下に伸縮自在のはしごがあるのが目に入ったもう、これだけ手間取ったらタダのリンゴの魅力もかなりうせている。家にたどり着いて重量を計ると12ｋｇあった野性のりんごは長持ちはしないので、このまま置いておく訳には行かない。それに次男はリンゴアレルギーで、私はもうしばらくリンゴなんかゴメンだ。仕方なく夕食の後、1キロだけ除いてあとの11キロのリンゴの皮をむいて、スライスにして、　大なべ二つで煮て深夜までジャムを作る羽目になったこれで3年位リンゴのジャムを作る必要は無いが、ダンナには毎朝ヨーグルトに入れて消費してもらわねばならない。

2011年08月27日

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日頃の行いのつけか

今日は長男と気球に乗るはずだった。夏の気球シーズンになってから2回予約をしたが、二度とも悪天候でキャンセルになった。　今日が三回目のトライだ。　日本語では三度目の正直、こっちでは3度目には成る、と言う。　朝から好天気で気温も上がり仕事を半日サボって家に帰ったが、フライト情報に電話をかけると「今日の気球は中止になりました。　理由は南からの高気圧の影響でにわか雨が降る危険性があるからです」　とつれない自動メッセージ。どこを見ても雨雲らしきものは無い　高気圧のせいでキャンセルになるとは知らなかった。去年もらった気球のチケットはこの分だと来年の夏まで使わずじまいだ。・・・・・・・・・・長男は今日から大学生である。今朝は学部のイントロダクションミーティングに早起きして行った。昨晩我が家に泊まり夕食の際、家族から教授に幾つかの質問事項をする様言い付かった。ダンナ　「太陽の寿命が尽きる前に太陽が膨張して地球上の生物を滅ぼす時、人間は地下に逃れる事は出来ないのか」　それまでにはあと50億年もあるんだから人間がまだ存在してるかなんてわかりゃしないのに。次男　「星が皆寿命が尽きて宇宙が真っ暗になったら時間は存在しなくなるのか。　その他難しい質問」私　　「人間を発達させたのは猿たちなのか。」　　　Ｆｒｅｊａは映画「猿の惑星」が大好きだが、この質問はダーウィンの論にもマッタク当てはまらないし教授にはしてもらえそうにもないので再度頭をひねる。「ビッグバンは神なのか。」　この方がすこしましか。　でも学部違いか。長男によると最初の学期は数学のみだと言う。　そんな事だと思った。　後悔後にたたず。・・・・・・・運が悪かったのは気球だけではない。先週末のストックホルムトライアストンレースは足の爪が今にもはがれそうで又オジャンになった。去年も同じ爪が化膿して、一昨年は風邪で出られなかった。無理しようとすれば出る事も可能だったが、来週には大事なレースが控えているし、このレースは出られなくとも参加費が戻ってくる事になってるので、悪いタイムよりはと思って応援にだけ行った。トレーニングチームの数人が参加したが、スイミングと自転車とランニングと皆スタートも時間もまちまちなのでなかなか見つけられない。　ああ、自転車チームのリーダーのロッタが水から上がって来た。　ずい分最後のほうだが自転車でかなり追いついてくるだろうか。あれは新く所属したランニングチームの兄ちゃん（名前は忘れた）かな？ヘルメットをかぶってサングラスをしてるとなかなか正体がわからん。これは一緒に時々はしってるサトゥかとおもったら違った。　でもビアンキのミントグリーンの自転車は良いなあいくら短い距離とはいえ多くの参加者が高価なドウグで身を固めてるのがストックホルムのトライアスロンの特徴だ。　来年は私のおもちゃに見合った地方町民大会を目指すか。不運続きの週だったが、気球に乗れない代わりに今晩は外食だ！

2011年08月24日

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カルチャーウィーク

月曜から王立公園でプライドフェスティバルが始まったので、今週（もう先週だ）はカルチャーにでも触れて見ようかという気になった。今年の夏は地中海で食文化を堪能してもいないし、大作（サイズが）の絵も必要とはされていない。ランニングシューズと食料品以外にはショッピングらしきものもしていない。ポケット本を3冊読んだだけだ。強いて言えばマルメ市のケバブ屋で、テレビのアメリカ映画にアラビア語の字幕スーパーが出ているのをみた時同じ国内でも少しカルチャーショックを受けただけだ。　思い立ったが、月曜と火曜にはシアトルから客が来たのでカルチャーはなし。　アメリカ人と話す時には文化は考えてもショウガナイ。水曜夜には5週連続のピアノフェスティバルの一回目のコンサートがあった。　毎週水曜ストックホルムの教会でピアノコンチェルトのコンサートが行われるらしい。入場無料、という心地よい響きに誘われトレーニングの後でシャワーもそこそこに大急ぎで行った。一回目はリスト生誕200年を記念して珍しい2番のコンチェルトだった。　聴衆は300人位。ピアニストは元ハンガリー人だ。さすがに無料のコンサートだけあって、オーケストラのかわりにパイプオルガンが伴奏というとんでもない代物でアップテンポには随分欠けたが文句は言えない。しかし出口でしっかりお賽銭250円を取られた。　オルガンの大音で耳が痛くなった木曜の夜は映画Poticheを見に行った。カトリーヌドヌーヴは私の最も好きな女優だ。道筋スナックを買っているうちに開幕時間に3分位遅れたがまだ席が選べるという。場内に入ると観客は4人しか座っていなかった。　お笑いで腹筋が痛くなった金曜はカヌーの後大詰めのプライドフェスティバルを見に行こうかと思ったが、テレビでロンドンの陸上ダイヤモンドリーグを見てるうちに行きそびれてしまった。いや、この日はアルバイトで中国語の清書をさせられたから一応文化には触れているはずだ。久々にカヌーに乗ってお尻と親指が痛いという事で土曜はランニングで腫れた膝を休める為にインターｘACミランの試合をテレビで観戦。　試合場所がなぜか北京だったが、10万人の中国人観衆がミランやインターのユニフォームを着て声援する姿は不思議だ。　あのユニフォームは本物かコピーか。　これも文化だな。なぜか痛い事ばかりが記憶に残ったカルチャーウィークだった。

2011年08月07日

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2時間の間に見たもの

今日は天気が良かったので、家の近くの湾で2時間カヌーを漕いだ。Freja家にはダンナの古いカヌーがあるが、置き場所に困ってダンナの両親のガレージにつるしておいたら義理の姉夫婦がこっそり自分達のサマーハウスに持ち去ってしまった。だから二時間のみのレンタルだ。　ちなみに料金は3人乗りのカナディアンで1800円くらい。　一日借りると2600円くらい。　お安いレジャーだ。写真では見えにくいが岸壁から飛び降りるヤングやオジンのヌーディスト達の横を漕ぐ。追い風が強くあっという間に自然歴史博物館まで来た。この建物は何だろう。　この塔は何だろう。　近くに住んでるのに知らない建物ばかりだ。ああ、これは植物園の温室だ（と思う）。王女が結婚してこの向かい岸にあるハーガ城に引っ越してから、｢ロイヤルハーガ｣という笑える名前の観光船が湾内をぐるぐる巡ってるらしい。　ちなみにハーガ城は私のジョギングルートに入っているが今日は写真を撮り忘れた。そしてその辺でターン。　おっ、とスゴイ向かい風だ。　風を避けてちょっとハーガ公園に寄り道しよう。ハーガパビリオンもこういう角度から見ると見栄えがする。ｘｘｘｘあれ、ここで青いコッパーテントの写真が入るはずだったが。　向かい風の中をがんばって帰路につく。　街が見えてきた。おおっと！　あの建物は天文学部の天文台ではないか！　我が家は右側のがけ下近くなので、高台にある天文台ははじめて見た。この湾は他にもゲイ御用達のヌーディストビーチ等のイロンナ見所があるので二時間でも充分だ。さて、写真は全部載せられただろか。おおっ！　すごい！　

2011年08月05日

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本当はこの後に黄色い気球の低空飛行が続くが　No.4

ピンクの気球はパイロットの努力もむなしく、　最初の気球と同じ運命を辿りあっという間にビルの後ろに消えていった。街の上で砂袋を捨てろ、なんていう訳にもいかないだろうなあ。その後に続いた青い気球が通常の高度だ。　8月末には3度目のトライで長男と気球に乗る予約をしているがどこに不時着するのやら。

2011年08月02日

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またもや気球の危機

こんな事は毎夏一度か二度はあるのだが、今晩はたて続けだ。一国の首都のど真ん中でこんな低空飛行は違反な筈だ（と思う）。ストックホルムは世界で唯一気球の上空飛行が許可されている首都だというが、テロリストなんかがあんな低空から爆弾でも落としたら大変な事になる。いずれにせよパイロットが一生懸命ガス栓を開いているらしく、炎が盛んに燃え上がってゴーッという音がひっききり無しにする。

2011年08月02日

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気球の危機　No.2

と思う間に横のアパートの後ろに消えてゆく。そのあたりはストックホルムを縦断する大通りだ。

2011年08月02日

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これは4部作の１

いまだにブログに数枚の写真を載せる手段を知らないFrejaは4枚の写真を４つのブログに分けるしかない。昨日の夜9時頃。久々に気球が飛んできた。でも恐ろしく低い高度で飛んでいる。教会の塔の先端にでも刺さってバン！なんて事は。。。。

2011年08月02日

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インソムニア

夏至祭が二週間前だったから、今は日が段々短くなりつつある、と言う事だ。そう考えると根暗人はすでに落ち込み始めるが、まだ夜中になっても真っ暗にはならないストックホルムだ。なんと言っても夏の間は明るくて眠れないのが問題だ。月曜は仕事の後どこかの湖に電車で行って泳いで帰るが、泳いだ後にまだ明るいからと岸辺でぐずぐずしているとあっという間に夜の10時なんかになっている。家に着くのが10時半で、それからシャワーを浴びて、ウエットスーツ(水温は20度だ！）を干してから夕食を取ると真夜中だ。　でも真っ黒いカーテンの隙間から朝日が4時頃から強烈に差し込んでくるので朝はゆっくり寝ていられない。そんな風にして一週間が始まるのだから私は慢性寝不足、疲労である。夜も疲れていても明るいとなかなか寝られないし、今は買った本の三冊目にかかっている。去年はスティーグ　ラーションのミレウム三部作でひと夏寝不足で過ごした。この寝不足は一体どこで解消しているのだろう？頭の中が節約モードになっているのかもしれない。ブログの更新が遅れるのもそのせいだ。夏至祭は去年と同じ様に、森の中に住むダンナの姉夫婦の所で過ごした。去年と同じくらい働かされたが、なぜかグリルの肉は去年同様牛フィレ肉ではなく、ただの骨だらけの豚スペアリブだった。　やっぱりダンナの姉にそんな事を期待したのが間違いだった。今年はラムを飼い始めたのでラムチョップなんかを楽しみにしてたのに。それでも彼らは1600年代に建てられた古い家に、仕事の暇をぬってなんとかバスルームと寝室を増築していた。写真の玄関から左側が増築された部分だが、ちょっと野いちごを摘みに行って帰ってくると、出かける前となんとなく趣が違う。家に入ってしばらくしてから気が付いた。ひじや膝が灰色になっている。出かけている間に義姉がドアに灰色のペンキを塗ったのだ。一言忠告してくりゃあ良いのにそんな義姉が夏至祭のランチの後で私に言い出した。｢次男君は18歳になったんだから、免許を取る練習をしよう！｣スェーデンでは18になる頃には免許所持者同伴で道路で運転の練習をしても良い。ただし最近はすこし厳しくなって、助手席に座る同伴者は許可の申請をして一日の講習に参加しなければならない。義姉はもちろん許可なんか持っていないし、運転の下手さでは田舎中でランキングが高い。だが、車のあまり通らない田舎道、そんなこと誰が気にするものか。ケイサツは酒飲みの多い夏至祭中は都市に借り出されているし、車は義姉の物だ。それでうまく駆り出された次男は義姉と出かけて行った。途端に大型トラックが狭い田舎道に入り込んできた。そしてその後にはお供の車が数台。　急にラッシュと化した。　次男のパニック顔が目に浮かぶ。ようやく車が見えなくなって一時間。　彼らはまだ帰ってこない。不審がったダンナに話すと、そんな事では普段は動じないのに眉をひそめる。やっぱり義姉の運転じゃあ…と思ったが、｢ランチの時、彼女はアクアビットを飲んでたじゃあないか。｣｢飲んでないって。　それは夜まで取っておくことにしたんじゃあなかったっけ？｣実の所は私たちにはそう言って義姉とダンナはランチ前にどこかでこっそり飲んだらしい。炎天下の中、義兄が木を切り倒して薪割りをし、私は羊のフンを踏みながら野いちごをつみ、次男がモーターソーでイラクサをなぎ倒している間、彼らはドアにペンキを塗っただけで取って置きのアクアビットで飲んだくれていたとは！血は水よりも濃し、とはまさにこの事だでもやっと帰って来た次男が満足顔だったので、彼にはこのことは告げていない。

2011年07月07日

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住みたい首都

近くのスーパーでスイカの安売り（一キロ65円、一個250円位）をしていたので、スイカ好きの次男の為に重たい思いをして購入した。暑くないスェーデンではスイカの栽培はしていないから輸入品だ。蓋をあけて、いや切って驚き。　種無しの黄色いスイカだった。味は赤いスイカとあまり変わらないが気分が違うなあ。ある天気の良い朝、だんなと｢住みたい、住みたくないヨーロッパの首都５｣　を選んだ。好きな、とか旅行に行きたい、物価がどうのこうのというのではなく、長期間住みたい首都だ。ただし東ヨーロッパは抜き。だんなと私は普段は好みも意見も正反対に近いが、なぜかこの選出に関しては意見がほぼ一致した。ちなみに順位は付けがたいので一番が一位と言うわけではない。住みたい首都１．モンテカルロ２．リスボン３．オスロ　４．ベルン５．ウィーンここには入っていないが夏のストックホルムはトップ３に入る。出来れば海に近く、治安のよろしいテキトウな規模の首都。　テキトウに文化と自然があるし街もテキトウに楽しい。　って感じだ。住みたくない首都１．アテネ　夏の熱さ、人、恐ろしい車が嫌だ。２．レイキャビク　説明の必要なし３．マドリッド　夏の熱さ、冬の寒さ、海が遠い４．ヘルシンキ　ごくつまらない街５．ブリュッセル　同上パリとローマはすごく好きだが、住むのにはどうかって所だ。住みたい首都はリスボン以外は物価が高いところばかりで私たち庶民にはマッタク非現実だが、息子の誰かが裕福になってこのどこかに家を一軒プレゼントしてくれないだろうか、という点でもだんなと意見が一致した。　不吉だ。

2011年06月19日

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5日目6日目、え、もう終わり？

毎日晴天が続いた6連休もいつも間にか最後の晩になってしまった。フツウだったら鬱状態になっていても不思議は無いのだが、　明日はもう水曜。　三日働けばまた週末だ。それに6月末には夏至祭の連休もある最後の2日間はさすがに連日の力仕事に疲れたのでトレーニングに行った。勿論足の黒爪はしっかり絆創膏で留めてだ。　去年の様に爪が抜けたり折れたりしたら夏の計画がおじゃんになってしまう。トレーニングの後は気分爽快になり、たまに街にショッピングにでも行こうか、という気になった。天気が良いので勿論歩きだ。そういえば服はもうずっと買っていなかったが、夏服が必要だ。間近にあったH&Mに入る、が色のケバケバに圧倒されてすぐに出る。来週から会社に着てゆく服が無い（筈は無いのだが）と我慢し、デパートに入る。どこに何が売っているのかさっぱり分からず、うろうろしているうちに人ごみで気分が悪くなりそうになってそこそこに店を出る。その近くのスポーツ用品店に入りソックスを買う。　これで新しい服のつもりだ。DYI店に入ってテレビのケーブルと窓の留め金具を買う。　ついでに自転車のチューブも。あ、チェーンオイルも無くなっていたんだっけ。　結構買い物をしたなあ。50％バーゲンの張り紙に誘われキッチン用品店に入り、ダイニングセット（ナイフ、フォーク、スプーン等）と、おっと、Le Creusetの大きなオーブン用セラミック器が2個で6千円ちょっとだ　これはフツウの3分の１の価格だ。ものすごい重量だ。果たしてこれだけ持って帰れるのだろうか。手に食い込んだ袋の取っ手に苦しみながら帰宅の道すがらポケット本屋の前を通り過ぎようとしてふと思った。折角の休みなんだから本でも読もうか。連休はもう終わりに近かった、という点に関しては考えが及ばず店に入る。3冊買うと2冊の値段の張り紙が。たまにしかショッピングをしない、この手のセールスには免疫がない私だ。それに読みたかった本が2冊あったし、3冊目はオマケで申し訳ないけど村上春樹のマラソンの本だ。ようやく家に着いた時には指がちぎれるかと思ったが、これで明日からは読書で睡眠不足だ。

2011年06月07日

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いつも間に消えた？4日目

あっという間に休みの半分が過ぎてしまった。この間トレーニング回数は０あしの爪も段々落ち着いてきたので、そろそろ体を動かさねば。と4日目はパリオープンの決勝を見ながらそう思った。　が思っただけ。2日目に沢山大した意味もなく働いたので、毎日忙しい様な気がするが、何のことはないテニス中継の間を縫ってちょこちょこと物を動かしたりしてるだけだ。ナダール様様のFrejaはフェデレルを通常は応援しないが、今回は準決勝も決勝もついついフェデレルに勝たせてやりたいような気がした。　そんなスゴイ試合だったこれでしばらくはスポーツ観戦はお休み、と言いたいところだが陸上競技が始まってる。メディアは何としてもFrejaをソファーに釘付けにする気でいるらしい。そんな事で4日目はクローゼットに色を塗り（この色はキッチン改装時に棚を塗った残りだ）、　お気に入りの貝の取っ手をつけた。　所要時間一時間足らず。白っぽい色だから、次回色を変えるときはペンキを剥がさずに上塗りだ。　満足満足。5日目からはベランダに取りかかる、という予定だが。さて。

2011年06月06日

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連休2日目、3日目　

油の乗った一日目が過ぎた後は、直ぐに障壁にぶつかった。クローゼットの塗料がはがれない！ペンキ剥がし剤を購入するのに3時間もかかり、塗ったはいいがはがれない！しっくいを塗る金属のへらでごしごしやる事5時間！　両腕の上下腕筋のフルトレーニングどころか親指の付け根が腫れあがって痛いそういえばこのペンキはフツウのペンキではなく、数年前にトイレの床を塗ったガンコな床用塗料の残りだったのだ。　色がタンスと似ているのでトータルコーディネートと言う事で長男を無理やり説得させて塗ったのだった。休暇の二日目は夜の11時までごしごしと苦しみ、　3日目は手と腕が疲れたので休息日。天地創造では神が6日働いて7日目に休んだらしいが、　私は量より質で行くのだ。

2011年06月05日

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休暇一日目

バルコニーを掃除してフローリングとテーブルに油を塗った。　パチパチパチ！革製品、靴、バック、ジャケットに革用オイルを塗った。　パチパチパチ！だんなのパンクの修理をして、チェーンにオイルを塗った。　パチパチパチ！オイルが余ったので脚に塗って日に焼いた。　パチパチ！長男の部屋のクローゼットの色がはげはげなので、ペンキを落とす為のオイルを塗ろう。　こうして一日目は油を売って過ごした

2011年06月04日

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６連休

マーリンの朝食ブログから。　そろそろラズベリーのシーズンだ。ありがたい事に今日から6連休だというか飛び石連休の間の平日を休みにしたのだが、週末のトレーニングやレースで今まで出来なかったもろもろを一気にやってしまおう、という意気込みだ。この意気込みは通常2日は持つ。マラソンの後半では前回と同じ様に足の爪が痛くなって黒くなってしまったおかげで3日間は靴をはけずツッカケで過ごし、昨日の夜はやっとの思いで絆創膏をはがして貼りなおした。原因はと言うとランニングシューズが小さいからだ。私の足より一サイズ小さいシューズだが、もらい物で結構高価なシューズだったのでそのまま使っていた。ハーフまでの距離はOKだが、やっぱり42キロには親指の爪には厳しかったらしい。そろそろあちこちが擦り切れてきたので変え時だが、ランニングシューズのチェーン店の副社長であるクラブの会長にちょっとおべっかを使ってみよう。　今度は旧モデルではなく新しいのがもらえるかもしれない。と言う訳で、昨日の夕方はシューズの中敷を取ってやっとジョギング程度が出来たなさけない私だが、　スサンヌはシリアン湖一周（200km以上）自転車レースに出かけていった。昨日はトレーニングで50kmこいだ、とフェイスブックに書き込んでいた。そして来週二日連続でベッテルン湖一周（300km）と三分の一周(100km）のレースにも出る。合計650kmその翌日には一緒にスイミングトレーニングをする事になっている。ここで鉄人と味噌きゅうり人の違いが出てくる。フェイスブックはほとんどトレーニング仲間たちとトレーニングやレースの計画に使っているが、昨日は連休前の上、ランニングシーズンが一段落して気が緩んだのか、仕事中のはずの女33人であの｢気になる写真｣やその他の写真についてのコメントに花が咲いた。結局誰かが　｢誰の写真だって、やらせ写真だっていいじゃない、どうせあたしたちは見るだけなんだから｣と言ったのを機会に仕事に戻ったが半ドンだったので退社時間。ああ、なんだかんだ取り止めの無い事を書いているうちに今日は半日が過ぎてしまった。そろそろもろもろの事に取り掛からねば

2011年06月02日

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松島水族館

津波以来閉鎖になっていた松島水族館が今日から開館になるらしい。非常にうれしい。数年前に行った時はかなりくたびれて寂れた印象があったが、ホームページによると今では結構いろいろな見所があるようだ。ずっと昔、クストーの沈黙の世界に感動して、海のトリトン（もう知らない人が多いかも）になりたかった私は、ここでのアルバイトが今までで一番楽しい仕事だ。魚の餌付けショーの間を縫って、当時いた５頭のいるかとせっせと遊んだ。初めているかのプールに水着だけで入った時は、寄って来た彼らに好奇心からあちこちを噛まれて早々に退散したが、分厚いウエットスーツとグローブでガードしてからは互いにさんざん遊ばせて貰った。　チビ、と呼ばれていたこのいるかは大きかったが、背中に私を乗せるのが余程楽しかったらしく何度もせがまれ、チビの横には他のいるか達が仰向けになったりしながら一緒に泳いだ。この時から、大きくなったらいるかになろう！とFrejaは誓ったが、その夢は実現しなかった。その代わり来世ではしゃちになることにした。鴨川シーワールドでしゃちとキス（というかしゃちの巨大な舌に顔中をなめられた、といった方が適切だが）をした時からの将来のホウフである。しゃちの胎児は人間に似ていて小さな腕まであるそうだ。一つ難を言えば、いるかもシャチも口臭（頭の穴から出る息）がヒドイが、そんな事は言及に値しないほど素晴らしい生き物だ。松島水族館では楽しい思いばかりさせてもらって、その上バイト代まで貰ったのだからこれからも長く続いて家族連れや、デートのカップル等の見学者を楽しませて欲しいものだ。

2011年04月23日

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嫁の反乱

さっきベランダに出てみたら強風が左から右（つまり東から西）に吹いていたので明日はロシアからの熱風で晴れだろう。　昨晩は反対に吹いていたので今日の午前中は雨だった。毎日こんな調子だから、今の時期は毎日沢山飛んでいる気球は最近さっぱり見ない。今月誕生日を迎える（ぐすっ）しし座の私は、ホリデーに行くボスから気球のチケットをプレゼントにもらっていたが、　今飛んだらシベリアかアイスランドまで流されてしまいそうだ寒かった去年の夏はうちの屋根をかすめて裏手の公園に不時着したのもあったっけ今週金曜の晩から私を除く家族、親戚一同が船でラトビアのリガへ2泊3日の旅行に行く。”私を除いた”、と言うところが今回はミソである。なぜなら旅行の目的は私の誕生日（ぐすっ）を祝うって肩書きだからだ。そんな計画があるとは知っていたが、当の本人は全く乗り気じゃあない。去年も行ったし、狭い船室に2泊も閉じ込められて船のまずいビュッフェを食べさせられて誕生日を祝うなんてまっぴらごめんだ、と発案者の義理の姉（田舎でトイレのない家に住んでいる例の）には言っていたが、　いつの間にか私以外の全員がこの案に飛びついて事は決まったらしい。　稀に見る決断力を持つ親戚である。乗り気じゃあない者も折れるのがこの親戚のしきたりだが、私はヨメなのでそんなしきたりなんかくそ食らえだ　どうせ”誕生日”、というのはタダの言い訳で、皆で集まって飲み食いしたいだけなのだ。　その証拠に私は行かないからね、と言っても計画は問題なく遂行される様である。その上、船が帰ってくる日曜には朝食抜きでうちに来て私の手料理のブランチが食べたいって。　そんな事を言ってもきっと17人全員晩御飯まで食べてゆくつもりに違いない。それでも私にしてみれば息子、ダンナ抜きのウィークエンドは素晴らしいプレゼントである　先週末もそうだったけど、あれは突然だったので無計画に終わってしまった。金曜の夜はちょうどDNガーラという陸上競技の大会（今はゴールデンリーグの一つ？）があるので、早速Tシャツ売りに募集してタダで大会を見ることにした。報道陣とVIP席の真ん中だからウセインボルトとタイソンゲイ、それにアサファパウエルの対決が真正面で見られる　ボルトのサインはもらえないだろうか。土曜は天気が良かったらユールゴーデン島までジョギングして、夜はレディガガが大騒ぎをしたというレバノンレストランのベイルートカフェーに行きたいなあ。　それに来週の10 キロレースのゼッケンを取りにスポーツ店に行ったついでに、ナイキの Ipod ランニングコンピューターも見てみたい。プールはまだ開いていないかなあ。そんなときに限って一日は24時間しかない。アートに何の関係もない長男の部屋には何故か額が何枚も掛かっている。　これは長男の芸術的なガールフレンドの影響らしい。　カレイの絵はスペインの魚市場からのインスピレーションだが、もう一枚描いたら長男は私にささげる曲を書くという約束がある。　もうFrej現代美術館の絵を2枚も公開してしまったのでついでにこれも載せようっと。　2枚目の絵はインスピレーションが沸くのを待っていたらいつになるか分からないので今度はアブストラクトのバイセップとでも行くか。

2010年08月04日

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Mus?e du Palace Freja d´Art Contemporain

日本の学校は夏休みに入ったばかりと言うのに、こっちはもう秋っぽい。50万人の消防士が山火事と戦っている超暑いロシアからの熱風と、土砂降りを携えた大西洋からの風雨がちょうどここでぶつかっているような感じで、左右どっちを向いて走っても向かい風だ。この週末も来週の週末も家に残っているのはほとんど私だけで退屈だ。こんな時はリベラルなスェーデン人は浮気でもして楽しく過ごすのかもしれないが、事前準備をする暇のなかった私は足の指をバンソウコウで固めて自転車とジョギングで過ごすことになった。　Palace de Freja　のアートディレクターである次男は、私の大作「嵐山とザリガニ」別称「Avant du l´purulente」がインパクトに欠けると批評し始めた。金色が少なすぎる。（金のパステルはオイル、つまりクレヨンを間違って買ってしまったので重ねて塗ろうとしても色がなかなか付かない）色は赤ではなくオレンジと紫色にするべきだった。（んん、良く理解できないけど）サインが無い。　あっそうだ。忘れてた。でも額を組み立てるのがとっても面倒だから又ばらしたくない。次男の才能に一目置いている私は、腕の筋力はあっても絵画のセンスが無いことを改めて思い知らされた。　天は二物を与えない。彼が小学校4年くらいの時に描いた自画像があまり素晴らしくて、それはパレスの客用トイレにずっと飾ってある。　特徴を良く捕らえ、大胆な色使いは次男の得意技だ。次男が世界を制覇したあかつきには、この絵がどこの家庭でも見かけられるようになるかもしれない。　そういえばヒットラーも元々は名無しの画家だっけ。

2010年08月01日

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バイセップスとネイルアート

どんないい女でも（内面は別として）体の外面にはコンプレックスがあるものだ。昨日ジムで数年ぶりにあったインストラクターに指摘された。　髪の毛から汗を絞っている時　「ボクサーみたいなバイセップスじゃん」。思わず鏡をのぞくと確かに上腕がムキムキになっている！　何てこった！　これが嫌でウェイトやマシンを使った筋力トレーニングはここ2年くらい全くしていなかったのに。　　厳しいダイエットの後で体重計に乗ったら５キロも太ってた、とか朝目が覚めたら隣に見知らぬオヤジが寝てた、とかいったオドロキに近いかもしれない。　見に覚えがないのに何でここに筋肉がついたのだ。クロールの練習のせいだろうか？　でも夏になってからはプールが閉まってるので（スェーデンのスポーツプールは夏に閉まる！）全然泳いでいない。　もしかしたら重たい買い物袋のせいだろうか？　それとも歳のせい?そういえば去年の夏エジプトに行った時、プールサイドでレズビアン（と思われる）のボディービルダー達としょっちゅう視線が会ったのはこのせいだったのだろうか。どの角度から見ても、腕を曲げるだけでやっぱりムキッとなる。9月にクルージングに行ってドレスを着る積りの私はまたコンプレックスが一つ増えた。　それは別として、先日画用紙を買ってからモチーフを探そうと思い、本棚の一番下にあったカンディンスキーの画集を取り出そうとじゅうたんに膝をついてしゃがんだ。立ち上がろうとした時、足の左親指に痛みが走った。　マラソンの後、爪の4本が黒くなっていたが、じゅうたんの上には親指の爪が落ちてるではないか!　じゅうたんに引っ掛かって抜けてしまったらしい。おもわず爪のあった指に目をやると、うぇっ、まだ新しい爪はちょっとしか生えていなくて血まみれである。　元ダイバーはこんな時パニックに陥ってはいけない（筈だ）。　見たくない物を見てしまった私は、咄嗟に爪を拾って元の位置に押し付け、その上から何故かそこにあったバンソウコウでぐるぐる巻きにした。工場の機械なんかで指や手首なんかを切り落としてしまった時もこんな風にするのだろうか、なんて頭をよぎったが　なんとなく爪がうまくはまっていない様な感じだ。　昔はスキー靴のせいでたまに足の爪が抜けたが、いつも新しい爪が伸びてからだったので、こんなぐちゃぐちゃではなかった。　私の足は先がとがってるので本当はスポーツ関係シューズよりハイヒールに向いているのかもしれない。しばらく迷ってからもっと衛生的な方法で手当てすることにした。ここで化膿したり爪の形が悪くなってはドレスがますます遠ざかる。巻いたバンソウコウをしんどい思いをしながら剥がし、元爪を取り外してくっついていた物を洗浄。ついでに形良く切って消毒。　あわれな未熟爪の上に再度はめなおす時、なぜか義理の姉が癌の治療中にしていたカツラを思い出した。　彼女は茶色い地毛のくせにブロンドのカツラをしていた。でもこんな爪ではトレーニングは大変だろうなあ。しかし転んでもタダでは起きないFrejaはここで ”はがれた爪の下”にインスピレーションをツカみ、70x100の大作を描きあげた。　全く妙な絵になったが、次の題材が見つかるまでは家族に我慢してもらおう。　

2010年07月31日

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怠け者に必要な物はツールドフランス

暑い日が続いて私はだらだらとした日を過ごしている。冬中目標にしていたマラソンが終わってしまいFrejaはモーチベーションをなくしてしまった。怠慢な家族、暑さ、膝の故障、本来の怠け癖にプラスして、今年の春に日本に行ったので夏は遠出するカネも休暇も無い私は、今日は寝坊したことを口実に会社までサボってしまった。こんな事ではいけない！時間はあっという間に過ぎて又年を取ってしまうだけだ!　というあせっている私と、もう今更がんばったって、という二人の私が闘争している間に時間だけはあっという間に経ってしまい、大して仕事をしなかったのにもう給料日だ。会社をさぼってゆっくり寝坊したのは良いが、9時に起きても他の家族はまだ熟睡中だ。　いくら私が怠慢な生活をしてもとても息子達にはかなわない。今日は夕方の6時のトレーニングまで何もすることがなくなってしまったので、やっぱりだらだらと過ごし、午後はツールドﾞフランスのピレネーエタップを見て過ごした。私は自転車の長距離レースを見るのが大好きだ。3週間もの間、ほとんど毎日過酷なレースを続ける彼らはすごいと思う。3時間でお尻が痛くなってギブアップする私にとっては長い日は200km以上を漕ぎ続ける彼らは超人に思える。　今日は最後の山道で、特に最後の15kmは傾斜の厳しい上り坂だったが、トップを争うコンタドールとシュレックの壮絶なアタックの繰り返しで、ゴール前ではそれまでソファーで寝転がって見ていた私も思わず身を起こしてうなった。　それがキックになったのかどうかは分からないが、そのまま家を出て街に向かって歩き、画材店に入って大きなキャンバスを買った。キッチンの壁には何も飾る物が無いので絵でも描いて飾ろう。広く浅い趣味の持ち主のFrejaは急に思い立ったのだ。　最初は絵を買おう、と思ったが、アブストラクトな高い絵を見ているうちにそんな絵を買うんだったら自分で描いたほうが安上がりだ、と思い込んだのである。家族が寝ている午前中にこっそり描いて、買ったフリをしたらやっぱりばれるだろうか。

2010年07月22日

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そろそろ変え時？

ひょんなことからFace BookのInvitationをたどって長男のFace Bookに出会ってしまった。　私はしばらく前に自分のを登録したが、使い方も意図も良く分からないのでそのまま放っておいたら沢山Invitationがたまっていたのだ。長男の使っていたフォトが結構笑えたのでここでこっそり公開しちゃおうっと。　でもそろそろ変え時だろう。　

2010年07月16日

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夏風邪

今朝プラットフォームに着いたら通勤電車のドアが閉まっていた。しまった、乗り遅れたか！と思ったが、時計をみるとまだ発車時刻になってないのでドアをこじ開けて乗込むと中はひんやり。10年以上もこの電車で通勤していながら冷房が入るなんて知らなかった。　ストックホルム市交通局は相当けちなものだ。　車両で周りを見渡すと、皆げっそりした顔つきをしている。　夜は暑くて寝られないのだろう。　熱帯夜という訳でもないが、慣れてないし昨晩は湿気が（たった）65％もあった。　通勤客たちは水着に毛が生えたような格好で仕事に行く。　私のボスの一人は半ズボンにねずみ色のソックスとサンダル。　ソックスはGantsだと言い張るが誰がそんな事を気にするか。　そんな私はここ数週間素足だ。長男は今朝バスで6時間かけて（バスにはエアコンがついているだろうか）ノルウェー国境近くのArvikaという小さな町で行われるロックフェスティバルに向かった。去年はフルツフレッドという南の方の町のフェスティバルに行ったが、今年はそこは開幕一週間前に倒産。　ロックフェスティバルはなぜかつまらない地方都市で開催される。同級生の可愛い女の子3人が一緒だ。　策略家の長男はあっちに着いたら　ギャル達とお近つきになりたい友達や顔見知りからいろんな物をおごってもらえるとでも考えているのかもしれない。　ダンナは今日からアルバイトでバルト諸国に行く。　一月に一度くらいの割合でロシアやバルト国に行くが、何のアルバイトなのか少し気になる所だ。　変なマフィアやドラッグなんかがからんでないといいが。　それよりいくら報酬をもらっているのかも気になる。　我が家は財布が完全に別々なので相手の預金も私の浪費状態も互いには分からない。残された次男と私は日曜まで贅沢三昧の食事をしようと思ったが夏風邪をひいてしまった。　夏風邪なんて言葉を使うのはすごく久しぶりだ。　それで次男とYoutubeでミュージックビデオを眺めた。ビデオはあまり見ない(時間が無い）が、私の一番気に入りのミュージックビデオは断然　ProdigyのBreatheだ。　90年代の曲だがいまだにこれを上回ったビデオにはあっていない。　ちなみにジョギングをする時はゲンキになる曲としてIpodに入っている。　下手な解説なしでアーティスティックなこのビデオで見るたび新しい発見をする。Youtubeにもあるので興味のある方は是非見て欲しい。　ただ神経質な人は食前、食中の鑑賞はおススメではないが。ブルンス湾。遠くビルの左手前にビーチがある。

2010年07月14日

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ビーチまで10分！　ストックホルムは夏のパラダイス！

うちのアパートの向かいの公園の先には大きい道路がある。そこを渡るとハーガ公園という大きな公園がある。この中にハーガ城があって、そこにプリンセスビクトリアと新プリンスダニエルが引っ越してくる。　彼らはご近所さん、と言えないことも無い。ストックホルムは旧市街を境に海と湖の間に位置していて、ハーガ公園は海のブルンス湾に面している。　つまり我が家から海までは直ぐ近く、と言うことになる。ジョギングなんかや手軽なサイクリングをする時は、この湾一周（橋があるが）12km位のコースがあるが、　次男は天気が良いと湾にあるビーチに出かけている。土曜日は暑かったので、次男のお気に入りのビーチに行ってみる事にした。　タオルとラーションの本をリュックにつめて家の表通りの自転車道を飛ばして5分程でヨットクラブ、その後は砂利道で5分でビーチに着いた。午後だったので小さなビーチは芋洗い。その先の岩場はすいていたので自転車をとめて岩を伝わって水に入る。　思ったより暖かい。水温20度くらいはあるかもしれない。白砂のビーチという訳には行かないが、足を水につけながら本を読むのは心地よい。沖ではカヌーやヨットも沢山いた。そこで2時間くらい水に浸かりながら本を読み又自転車で家に帰る。ストックホルムに13年も住んでいながらこんな近場の海水浴が出来る所に来たのは初めてとは不思議な話だが、　いままで暑い夏が無かったのかもしれない。きのうも今日も30度を越えた。記録的な暑さである。　とはいえ風があって日陰は気持ちが良い。ちなみに海とはいえ水は塩辛くない。今度はすいている朝なんかに来てクロールの練習でもしようかな。

2010年07月11日

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夏バテはラ－ションのせいだ！

毎日暑い日が続いて、昼間は何をする気力もない。なんたってここ２週間近く毎日２５度近いのだ。　日本から較べれば全く大した事はない気温で、カラッとして汗もかかないのだが、スウェ－デン生活が長すぎで、すっかり夏バテの様である。ちょっとトレ－ニングをすると直に膝がパンパンになるので、脚を休めながらサッカ－の試合中にソファ－でこっくりする技術は習得した。　試合開始の１０分で様子を見て、最後の１５分位までに目を覚ませば大抵の見所は逃さずに見られる。サッカ－とテニスのせいで、ツ－ルドフランスはなかなかテレビでは放映しない。　やってれば、仕事中には良い目覚ましになるのだが。　今も仕事中にブログを書いているのだが、一番眠い午後２時なので文章もまとまりが無くなって来たような気がする。一番の夏バテの原因は本当は寝不足である。　ヘンなタイミングでサスペンス小説を読み始めてしまったからだ。　Stig Larsson（スティ－グ　ラーション）は数年前に若くして無くなった経済ジャ－ナリストだが、　彼がコンピュ－タ－の中に書き残した３部作の小説をガ－ルフレンドが見つけ、出版したらどえらいヒットとなった。２冊までは読んでいたが、大変に分厚い本で（手直しする前に逝ってしまったんだろう）、なかなか途中でやめられない。夜に本を読むのが癖の私はついつい時間を忘れて、毎朝とても苦痛な思いをしている。ドイツをはじめヨ－ロッパで大ヒットとなり、　今は映画も２作目まで出来た（あまり上出来ではないらしいが）。アメリカで少し前に３冊目が売り出されてあっと言う間にベストセラ－になった。こちらではミレニウム　トリオロジ－と呼ばれているが、１冊目の英題は　「The Girl with the dragon tattoo」　竜の刺青をした少女って所か。　元々のタイトルは「女たちを憎む男」ってところで、あまりパッとしないが本を読んでいるうちに理由が分かってくる。日本語に翻訳されているかどうかは定かではないが、熱帯夜で眠れない時にはオススメの本だ。　飛行機に長時間乗る時や、つまらないセミナ－に出なければならない時もいいかも。　３冊とも分厚い。主人公は中年のジャ－ナリストと若いとんでもない女性で、彼女の人気はすごい。　

2010年07月08日

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３０通

他人の結婚式で感動する、と言う事はしばらくなかったが、昨日のプリンセスビクトリアとダニエルの結婚式では本来は感情にもろい（と本人は信じている）私はついホロリと。国民（納税者、つまり王家を養っている民）の多くに結婚式を見てもらいたいと言う二人の希望で、結婚式の日は朝から晩までテレビで生中継された。式後のパレードを見るため、同じ事を考えている数百人のストックホルム人と私は自転車でパパラッチの様に追いかけたが、朝から場所取りをしている沿道の観客にはかなわずにおとなしく家のテレビで続きを見ることにした。家に帰ると、船から降りた二人が城の階段で国民に挨拶をする所だった（ストックホルム城は湾に面している）。顔中に笑みをたたえたビクトリアは「国民の皆さん、私に王子様をくれてありがとう！」私は今までにこんなにうれしそうな花嫁を見たことが無い。　彼女は式の数日前から喜びを隠し切れない、といった感じだった。　８年越しの願いがやっとかなった、という感じだ。　一番感動したのは晩餐会でのダニエルのスピーチだった。　彼はそれまでずっと控えめにしていたが、こんな事を言った。ビクトリアが中国に親善旅行に一ヶ月行く前夜、彼女は公式行事から遅く帰って来ました（ちなみにダニエルは数年前から城で彼女と暮らしている）。　翌朝出かけるための準備をして、疲れているはずなのにその晩は一晩中起きて何かをしていました。翌朝、彼女が出発した後、机の上に箱が置いてありました。　箱を開けてみると、中には30通の美しい手紙が入っていました。　私に宛てて、留守中一日一通の手紙でした。　こんなロマンチックな所は本当に君らしい、ビクトリア...続き・　僕は君を幸せにする為に何でも、今まで出来なかったことだってするよビクトリア。」そこでダニエルはビクトリアの頬をなで、招待客とテレビを見ていた国民は思わず貰い泣き。ぞろりと集まったヨーロッパ王室を始め、日本の皇太子殿下、ヨルダンの国王夫妻が集まった中でこんな事を言える庶民はたいした大物に違いない！この部分は英語で言ったので、もしかしたら　YoutubeかCNNあたりで見られるかもしれない。自分の結婚式で相手からこんな言葉を聞きたかったなあ、と思う人は手を挙げて!

2010年06月20日

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明日の天気は

明日の天気はどうなるか、というのが今日の大きな話題だ。昨日までの予報では雨、と出ていたが、低気圧が速く進んで今日雨が降ったので明日は晴れるかもしれないからだ。もちろんロイヤルウェディングのパレードとそれに続く船での航行を見たいからだ。我が家も同様だが、日本ｘオランダはどうしよう。昨日の朝、起きたときに右の太ももがパンパンに腫れあがっていた。　ここ一週間ほどトレーニングの後に膝が腫れたが、昨日は脚が曲がらないくらいだったので仕方なしにびっこを引きながら近くのクリニックに行った。あちこちを押してからドクターが言うには、筋肉炎とオマケに膝に水が溜まっているという。　マラソンのせいだ、と言うが一週間も経ってから症状がでるのもおかしいなあ。良く見ると太ももの太さが右と左で全然違う。　すごく痛むはずだから痛み止めの注射を右足ゼンブにする、と太い注射を２本も打たれた。ハッキリ言って注射の方がずっと痛かった。しばらくはランニングはダメ。　でも自転車と水泳はOK。せっかくランニングの調子が上がってきたところだったのでがっかりだが、次のレースは８月半ばなので、これを機会にしばらくは自転車と水泳に集中する事にした。でも抗炎剤の処方箋をもらって部屋を出ようとした時にドクターに釘をさされた。腫れが引くまではどっちもだめだよ。腱が切れるかもしれない。泣く泣く今週予約してあった自転車漕ぎのトレーニングをゼンブキャンセルした。

2010年06月18日

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おまけ

いくつになった子供でもほめられるのがうれしい典型的な親ばか。長男のもっと写りの良い写真があったので、姫ダイバーさんの為に公開。でもこれは中学の卒業式の時のものだけど。

2010年06月13日

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Love 2010 Stockholm

6月6日ナショナルデー（祝日なのに日曜だ!!）　からプリンセスビクトリアとダニエルの結婚式19日まで2週間の間　ラブフェスティバル　ストックホルムというのが開催される。フェスティバルの意図はよく分からないが、期間中はストックホルムのあちこちで有名無名のミュージシャンの野外コンサートやその他の催し物が開かれて、初日に息子のバンドがどこかの公園で演奏するらしい、と言う事を昨晩聞いた。卒業式が来週の8日という事も数日前に知ったばかりなのだからコンサートの事を知らなくても全く不思議ではない。　こういう親は日本では散々たたかれるのだろう。5日は街中の主要道路を閉鎖してマラソンがあるし、6日は前にも書いたようにナショナルデーなので、他にもいろんな催し物もあるはずだ。　今週と来週は高校卒業生のトラックが道路とパブを占領し、2週間のフェスティバルの後は王室結婚式で又道路が閉鎖になる。　そして結婚式の後は夏至祭で、その後ストックホルムには観光客と金が無くてホリデーに行けない者だけが残る。まるで静けさの前の嵐のようだ。　市長選と七夕祭りが同時にあったらこんな感じだろうか。今日はゼッケンを取りに行くが、ちょうど近くのオリンピックスタジアムでなつかしのＡＣ/ＤＣのコンサ－トもあるので、ついでにスタジアムの裏山で聞いてこよう。

2010年06月03日

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パワーミート

昨夜のストックホルムはどこもかしこも人の群れで埋まっていた。今週はカルチャーフェスティバル、ヤングフェスティバルが開催されていた上に、昨晩はミッドナイトランニング10kmとパワーミート（昔のアメ車が集まってパレードをしたりナンパをしたりされたりする）があった。ランナーがキャデラックにはねられたりしない様、ランニングは南の地区、ナンパ車は北の地区で開催された。北の地区に住んでいる私は10kmに参加したので　南に行く為に人ごみとアメ車をかき分けながら散々時間がかかり危うくスタートを逃すところだった。興味深かったのは集まっていた人たちのコントラストだ。北ではビールを片手に　前のしまらない革ジャンを着た中年太りのおじさん達とミニスカートの厚化粧のギャル達が多数で、南ではバナナとスポーツドリンクを持った　タイツかランニングパンツ姿。家の前の公園にはパレードの後に沢山車が集まって夜通しパーティーである。それにしても　一年に1－2日しか乗らない車にこれだけ手間とお金をかける人が大勢いるのを見ると　不況という言葉の響きが少し薄れる。向かいの公園に集まった車達。携帯で撮った写真なので写りが今ひとつ。

2009年08月16日

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王女の婚約

今週の話題は王女マデレーヌの婚約で湧き上がっていた。次女のマデレーヌは、姉のビクトリアが春に婚約するまでじっと順番待ちをしていたらしい。母親似で美人のマデレーヌはファッションとアートに興味があり、ボーイフレンドも良家出身の弁護士でスポーツマンである。結婚式はビクトリアが来年の夏の予定なので来年の冬になるらしい。あとは独身は王子のカール　フィリップのみである。　王子にも長年付き合っているガールフレンドがいた。話題はこの姉妹と新郎達の新居である。ビクトリアは私のジョギングコースにもなっているハーガ公園内の城に引っ越す予定だが、マデレ-ヌはまだ決まっていない。それにしても姉も妹も7年越しの付き合いの後に婚約という事になる。普通だったらもう飽き飽きして、相手を換えたい頃だと思うけど。

2009年08月14日

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ストックホルム　夏の珍客

昨日の夜、トレーニングの後でベランダで一人遅い夕食を取っていた時の事、中庭の芝生の上でたむろしていた女の子たちが　急に空に向かって手を振って歓声をあげた。思わず見上げたが、視界には空のみ。と、思った途端に頭上でゴーッという音がした。何回かたて続けに音がしてその音に聞きなれのあった私はすぐアパートの反対側の窓へ。夏のストックホルムでは夕方から夜にかけて良く気球が飛んでいるが、うちのアパートの上は通り道になっているらしい。時々高度が下がりすぎた気球が上昇するためにガス噴射をする。屋根の上を通り過ぎたらしいが、いつもより数段に音が大きかった上、何度も噴射しているようだったので思わず窓の外を見ると...　裏手にある小学校の方向へ気球がゆっくりと沈んでゆくのが見えた。もちろんそんな所にランディングの予定は無い。　ただ上れなくなってしまっただけである。校庭までたどり着けそうにも無い。　運が良ければ道路の真ん中。　初めての事ではないので又ベランダに戻り食事を続けようとしたら、またゴォーッ。２つ目である。今度は向かいの公園に沈んで行くのが見えた。珍しく気温も湿度も高い日だったので気球が上昇しにくいのかもしれないけど、こんな街中に落ちてはいけないに決まっているのだ。　もしかしたら公園の木に引っかかったかもしれない。野次馬根性がちょっともたげたが、トレーニングの後に向かいの公園の高台まで登るのはちょっとと言うことで写真だけ撮った。　気球は空港まで戻れないと、ランディングした所までトラックが迎えに来なければならない。乗客はどうなったかな。昔シドニーで気球に乗ったとき、パイロットは1,000時間の経験があるなんて自慢していたくせに丸太の山の上に斜めに不時着した。　かごから降りてから地面に着くまでが大変だった記憶がある。

2009年08月06日

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思わぬ救い　EDAMAME　

夏のあいだは我が家の食卓には大した料理は並ばない。特に今は世界水泳が終わったばかりで、世界陸上直前、スポーツ観戦やそれに自分のトレーニングが忙しくて料理なんかしている暇は無いのだ。夏の短いスェーデンでは家事なんかは後回しにして良い！という我が家のおきては家族にも徹底しているので　誰も食事に文句は言わないが、　その代わりに誰もなにもしない。でも毎晩何かは食べなければならないのが頭痛の種である。秋冬のインドアシーズンにはいろいろな料理を試してみるが今はそんなファンタジーは全く沸かない。夕食の支度は40分以内にしないとトレーニングに間に合わなくなる。そんな時に近くのスーパーで見つけたのがこれ。日本の夏には絶対欠かせない枝豆。私の大好物だ。涙が出るほどうれしかった。解凍するだけで良いし、健康食！　おかずには最高。ランチの代わりに会社にも一袋持って行こうかな。ちなみに横の餃子風は数日前のミートソースの残りが入っている。もしかしたらうちのお坊ちゃま達は餃子とはこんなものと思っているかもしれない。

2009年08月04日

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今週の出来事

15歳のサラ　ショーストロームが世界水泳の100mバタフライで予選、準決勝、決勝と世界新記録を樹立。彼女は決勝の折り返し直前で自分が最下位あたりにいる事に気付き、あわてて思い切りターンをして無我夢中で泳いだ、とインタビューで言っていた。　スタートも一番遅かったらしい。ちなみにショーストロームとは日本語では海流という感じになる。インターからバルセロナにバルセロナ史上最高額で、しかもエトウもインターに渡しての移籍が決まったズラタン　イブラヒモビッチは昨日の記者会見で、バルセロナ以外には移籍させないでくれと頼んでいたと言った。今までの夢がかなって、日ごろ横柄だと批判されることのある彼も感慨無量の様子だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スェーデンスポーツ界にとっては明るい話題は多いが、陸上競技に関してはまだ今ひとつ。　そんな中で今週の金曜にはストックホルムのオリンピックスタジアムで恒例の大会DNガーラが開かれる。　私がいつもTシャツを売らされる大会だ。　昨年はウサイン　ボルトとアサファ　パウエルの対決をすぐ目の前で見ることが出来たが、今年はパウエルとタイソン　ゲイの対決となる。土曜日はスポーツには直接は関係ないが、今週から始まったプライドフェスティバル（ホモセクシャルのお祭り）のパレードがある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな中、長男が急に旅から帰ってきた、と言うか帰って来た様である。　ブダペストまで猛暑(37度）の中たどり着いた時、一行の一人がインフルエンザにかかったらしい。　それで更に暑い（と彼らは思ったらしい）南に下るのはやめて、オーストリアとドイツを経て今晩の電車でストックホルムに着いたらしい。　らしいと言うのは長男はまだ家には帰ってきていないからである。駅に迎えに行ったダンナによると、長男は駅から真っ直ぐカロリーンの家に行くと言っていたらしい。　と言うことはカロリーンというのは新しいガールフレンドらしい。　　　　　　　　なんでもかんでも「らしい」としかいえない所が情けないが、一応元気そうだったらしい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな兄がいなくて寂しかった筈の次男はというと、長男の帰りを待たずに夕食後さっさと友達の家に遊びに行った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　家にいると腹が立つティーン達だが、いないとこんな光景が懐かしい。

2009年07月28日

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