カテゴリ:子育て支援
ここのところ、SNSなどを見ていても、子育てをする人への支援について、
声が上がっています。 産後すぐ~母親と子どもだけの生活に行き詰まった経験を持つ人が非常に多いのだと そういった声から痛感しています。 もとはと言えば自分も、そんな体験からどうにかならないかと思ったのが 子育て支援活動への参画の動機だったのでした。 *** 自分が20年近く関わってきた活動を通して、なしえたことは何だったんだろうと ひたすら無力感にさいなまれるところです。 関心のあるところへ出かけて講座などを受講したり、 子育て支援関係の人の集まりに首を突っ込んだり 大きなフォーラムの分科会の事例発表メンバーとして呼んでいただいたり いろんな経験をしたはずなのに、現在がこの体たらく。(笑) *** 折りに触れて、所属団体のメンバーに提案してきたことがありました。 そのひとつが、「あずけあい活動」。 カナダなどでは一般的に行われているもののようです。 集まった人たちを2つのチームにわけ、片方ずつのチームが もう一方のチームに自分の子を託します。 日時を設定しておき、(たとえば何月何日の9時~13時にどこで等) 預かる側の人はその日に子連れで来て、自分ともう一方のチームの子を預かる。 で別の日には交代して、もうひとつのチームが預ける側になります。 その日に出来る用事を済ませるなりするのに活用できるのかなと思いました。 ただ親子が集まって遊ぶのではなく、 お互いに預け合って自分に必要なことに時間をつかう、というようなことだと思います。 *** この提案をしたときにもあっさり 「そんなことをやったら講座などでの託児活動をやる意味がなくなる」 との返事で、しゅんとしたものです。 先ほどの方法がいいかどうかは別として そうはいっても、所属団体でのお預かりも有資格者ばかりではなく 子育て中の人が預かっている相互の助け合いみたいな面があるので(有償活動ですが) そこで、預け合うことが社会教育だという発足当時の趣旨から言えば 決して外れたものではなかったと思うのですが、 とにかく却下。 却下が悪いわけではなく、話を持って行く自分のやり方もあったと思います。 *** 最近気付いたこと。 自分のオリジナリティで物事を進めることの大事さ、というところです。 先ほどの預け合いの活動のように、モデルがあってそれに似た形で活動するのも 十分にありだとは思うのですが 外国のやり方を持ち込むだけで上手くいくということもないかもしれない。 (やってみないとわからないのですが) 自分の身近から編み出した何か、があってもいいのかなとふと 思ったりしました。 困っていること、こうならいいのに、ということを しっかり自分の頭で考えて、実現するにはどうしたらいいのか。 その壁になるものを取り払いつつ、実現に向けて一つずつ動く。 そういったことが自分には欠如していたんだと思います。 所定の団体に所属することで、満足していたんだろうか? いや、満足していたわけでもなく 「こういう活動はどうか」などと口にしたことは何度もある。 けれど、最初の軽い提案の時点で「それはいいね」と言われたことが一度もない。(!) ただただ、私の力不足なのでしょう。 *** その組織の中でなくては実現しない、と思いこみ その中でいかになにをやっていくか、というようなことを考え続けた日々だったのかも。 しかし当然ながら人が集まる組織で必ずしも自分の提案が即とりあげられることなど あるわけもなく、提案しては流される、に日々消耗していたんだと思います。 なぜ採用されないのだろう? そう思いつつ、自分はその組織にとって「必要な人間」と思い込んでいたこともあり、 そこから離れることもできなかったのかもしれない。 すべての根っこがここにあったのかな。 スタートするにはいったんリセットしないと無理かもですね。 手探りで、ああではないか?こうではないか?と 思いあぐねた時間は無駄ではないと思いたい。 それだけ、どこかしらに向けた自分のエネルギーが強かったのだと 思いたい。 エネルギーを向ける方向と放出する場所を考えないといけないのかな という話かなと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.20 15:24:24
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