わだかまり
昨日は新年会がありました。年配の女性の方と同席でした。そこで、「兄弟の仲」の話題になりました。 3人姉妹のところはとても仲が良く、遠方にお住まいなのですが、年に1,2度旅行に行かれるそうです。1番上のお姉さんは、「年金生活だから・・・。」と消極的ですが、各々に分担が出来ていて、費用は、2番目の方。企画は3番目のそのご一緒した方。なのだそうです。自然とそういう形になったそうですが、お互いに、譲り合って出し合って、ご自分の出来ることをされるみたいです。 違う2人姉妹のところは、近隣にいるのですが、会わないのだそうです。「わだかまりがあるみたいで全然ー。」とおっしゃっていました。ご本人にも覚えがないそうです。 「お姉ちゃんより先に結婚したらあかん。」幼い頃から母に口を酸っぱくして言われておりました。私は2人姉妹なのですが、私の方がませていたらしく、物心ついた時から言われ続けました。 いざ、その年頃になった時、やっぱり私の方が先に結婚話がでてしまいました。(母親の先見の明?)お付き合いして1年で、結婚話が出たのですが、その時の私の返事は「姉より先に結婚できないし・・・。」でした。姉も、お付き合いしていた方はいたのですが、相手の方が大学院まで、進んでいたため、就職が遅くなっていたので、その話はまだ出ない時期だったのです。 結局、それから2年半待ってもらい。結納だけは姉の方を先にすることで、母にも納得してもらい私は2ヶ月だけ先に結婚しました。「お姉ちゃんより先に結婚したらあかん。」という約束事は、なかなか周囲の人には理解してもらえませんでした。その話をすると誰もが「それはないわなー。」と言い、「そうね。」と同調してくれる人はいまだにどなたもいらっしゃいません。父親でさえその当時「もういいん違うか?」と母親に言ったぐらい。 母親は「私はどんなに悪く言われて思われてもかまへんねん。お母さんが死んだ後も、あんたらがずっと仲良くおらないかんのやから。」と常に言っていました。母親にもそんな体験があったのかもしれません。小さなわだかまりでも後々まで続くこともありえるということ。それを心配していたのです。 昨日の話題で、そのことを思い出しました。旦那や、家族の皆さんを振り回して本当に迷惑をかけてしまいましたが、おかげで、私達姉妹は今のところは仲良しです。せっかく待ってもらって結婚はしたんですが、さあー、待ってもらった価値があったのかどうか・・・?