お茶の時間

イラストは、北沢きょうさん。

有能な弁護士の長男・成輝（せいき）の子供たち、小学生の娘・結佳（ゆいか）と幼稚園児・善哉（よしや）。
商社勤務の次男・恭仁（やすひと）の子供、3歳の章（しょう）。
三男、歩。
高校1年の四男・祐太（ゆうた）。
中学2年の五男・健太（けんた）。

永山家は、大家族です。
永山歩（ながやまあゆみ）は、一度は就職しましたが、事情があって退職。
今は、永山家で弟や子供たちの面倒と家事をしています。
長男と次男は別に住んでいますが、朝、子供たちを預けに来ます。
長男の妻は3年前に事故で他界、次男は離婚しました。
歩と上の兄の母は、歩が幼稚園の時に亡くなりました。
その後、父が再婚。弟二人が生まれました。継母と兄弟の関係は良好です。
弟たちが、中学生になり、母は父と同じ職業であるひよこ鑑定士にもどり、
海外で働いています。
歩がいてくれるから安心だといわれ、現在に至ります。
社会復帰をと兄に相談しましたが、一生生活は見るからこのまま頼むと言われてしまいました。
ちゃんと必要経費も対価も支払われているので問題はないのですが・・・。
そんなある日、恭仁は、数年前まで、隣に住んでいた江島郁（えじまかおる）を連れて帰ってきました。
郁は、ヘアメイクアーチストです。
郁の腕には乳児が抱かれていました。
乳児は6か月で、郁の子供の瑞樹（みずき）といいました。
離婚して子育てに疲れている郁を心配して恭仁が連れてきたのでした。
話を聞いて本当に大変だったのだと思った歩たち。
歩は郁の子供の面倒も引き受けることにします。
小学生の結佳も高校生の祐太、中学生の健太も居威力してくれます。
しかし、なぜか、健太は郁を気に入らないようで・・・。
それでも、それなりに大きな事も起こらず、過ぎていたある日、
健太をゲームセンターで見つけた歩です。
甥っこたちの欲しがっていたアニメの新キャラを手に入れるためだということで・・・。
健太の学校から、問題が起きたと連絡が入ります。
その内容に驚く歩ですが・・・。
そして、結佳の子供服モデルの話がきて・・・。
瑞樹が攫われて・・・。

今日もイクメンです。面白かったです。（＾＾）
健太の学校の事件も歩や郁の機転で解決します。
誘拐事件は、ちょっと大事になりました。
しかし犯人は・・・。
たくさん出てくるちびちゃんたちの可愛いこと。
イラストも可愛いですし、たまりませ～ん。（＾＾＊）
瑞樹君は、まだ赤ちゃんですが、おませな結佳ちゃんやその弟、善哉くん、
三歳児の章くんたちの会話や行動も可愛かったです。
歩の母親っぷり（？）はすごいですね。
4人の幼子と学生たちを育てるのは生半可ではできませんよね。
偉いと思います。
お兄ちゃんたち二人ももっと出てきてほしかったですね。
歩以外に兄弟4人いますから、4冊はお話しが出来るのではないでしょうか？
それぞれの恋愛事情書いて欲しい気がします。
もちろんお相手は皆さん男性で・・・ダメかな～？
他に短編で「お風呂のオキテ」があります。
永山家のお風呂が壊れて、銭湯へ行くというお話です。
楽しかったです。（＾＾）