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カテゴリ:ま行=BL小説
あじみね朔生さん。 鳴宮鈴(なるみやすず)は、花嫁役として披露宴会場にいました。 ごく内輪の・・・と聞いていたはずが、見るからにセレブな男性ばかりが数百人はいます。 花婿役の鷹司泰治(たかつかさやすはる)は、五百人ほどしか招待していないからごく内輪だといいました。 眼を白黒させている鈴に、 「私を誰だと思っている。ホーク・アドミニスターグループの総帥だぞ?」と・・・。 そして、セレモニーが始まります。 遡ること3か月前の4月1日。 鈴は、就職活動を勝ち抜き、大学を卒業し、社会人1日目の初出社の日に 会社が倒産していたのでした。 十歳で両親が離婚し、6歳離れた弟の純音(じゅんね)を連れて母が出ていってから、 男手ひとつで育ててくれた父になんと言ったらいいのかと倒産した会社の前で途方に暮れていました。 そんな時、一台の高級車がやってきました。 運転手つきで、降りてきた男性も高級そうな男性でした。 男性は、鈴の履歴を知っていました。 子供好きかと聞かれ・・・。なぜか車に乗せられます。 着いた先は、ここは日本かと思うほどの大豪邸で・・・。 そこにいたのは、鷹司にとても似ている男の子、奏汰(かなた)、3歳でした。 奏汰は、舌足らずだけども迷いのない敬語を話します。驚く鈴でした。 奏汰に合格をもらい、雇ってもらうことになった鈴です。 ベビーシッターとして働き始めた鈴は・・・。 奏汰のために無償で時間延長をしていた鈴に鷹司は・・・。 住み込みのなった鈴です。 ある日、鷹司の幼稚舎からの後輩とその連れの少年がやってきました。 後輩は、河島克翔といい、連れの少年は、高校3年生で河島の妻、深幸と紹介されます。 驚く鈴ですが・・・。 それからちょくちょく遊びにくるようになった河島夫妻(?)。 深幸はひとりでもやってきます。 そして・・・。 イクメンですね。面白かったですよ。 賢い3歳児です。可愛いです。でも、大人のような扱いをされています。 鈴と過ごすようになって、子供らしさも徐々に出てきます。 鷹司も愛情はあるのですが、表現方法がわからなかったようです。 鈴の行動や言動で発見することも多々ありました。 途中までは普通のイクメン話だと思っていました。 しかし、ちょっと話が変な方向へいったのですけど、それは、鷹司の策略でした。 鈴は、鷹司の言葉を信じて、いいように周りから固められ、気づくと逃げられないようになっていました。 なんとなく愛されているかな?とは感じていますが、 鷹司、ちゃんと愛情表現してあげようよと思うのでした。 鈴も悩みますよね。 結果、鈴の方が大人でしたね。(^^*) 奏汰の出生にはある事情がありました。 ある意味、どんでん返しでしょうかね~。 びっくりですけど不幸な話ではありません。 私も最後まで気づきませんでした。 しかし、読み返せばああそうなのかと付箋はありましたね。 鈴が知らなかったことで、ちょっと大事になりますが、 そこは鷹司家、桁が違いますね~。 鈴の弟も出てきます。 たくさんの同性カップルがでてきますけど、これは他作品になっているのでしょうか? ちょっと気になりますね。(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.05.07 16:07:02
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