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テーマ:温泉について(1631)
カテゴリ:温泉
JR紀伊勝浦駅から熊野交通バス「那智山神社お寺前駐車場」ゆきに乗って約10分。「杉の木」バス停で下車すると「那智天然温泉」の看板が見えてきます。
川に架かっている橋を渡ると駐車場で車がたくさん止まっているのですが、肝心の浴舎の場所がよく分かりません。一瞬迷いかけましたが、駐車場の奥に受付らしき建物を見つけたので行ってみました。 鉄パイプに穴を開けた料金箱に200円の入浴料を投入して中に入ります。受付のおっちゃんが「ロッカーのカギ、いる?」と聞いて来たので「要ります」と答えたらカギが手渡されました。申告しないとロッカーは使えないということですね。入口の建物は事務所、休憩室と男性用脱衣所を兼ねた建物で、浴室は奥にある水色屋根のビニールハウスでした。 「ビニールハウス温泉」は初めてです。先客は1人。あとから親子連れが入ってきました。 タイル張りの二重半円形浴槽です。真ん中に男女の仕切りがあり実際は二重扇形の浴槽になります。外側の浴槽に「これでもか」というくらい多量に非加熱源泉がかけ流されていました。源泉温はS39年の分析表で36.2℃。湧出量は毎分600リットルとのこと。無色透明、硫黄臭、卵味がはっきり感じられるつるつるのお湯でした。 加熱湯は二重半円浴槽の内側。外側の浴槽と浴槽内部でつながっており、源泉が供給されます。、浴槽の壁に2つの穴が開いていました。ちょうどその場所に対応する屋外に風呂釜が設置されていたので、常時生源泉を足しながら浴槽内で加熱するシステムのようです。入ってみましたが、加熱湯はアチチで長湯はできず、非加熱湯にどっぷりと浸かってしまいました。 露天風呂もありました。ここは男女の仕切りなし。男湯からも女湯からも同じ露天風呂に出ます。白昼堂々と混浴露天に出てくる人は男だけのようでした。こちらは非加熱生源泉かけ流しでしたが、空気に触れる面積が広いためか、タマゴスープ状の湯の花の析出も確認できました。 思わず長湯したくなるお湯でしたね。素朴さも気に入りました。お気に入り湯の1つにしたいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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