自民党は増税をしない???
今朝のNHK日曜討論で、自民党の安倍氏は「自民党は増税を考えていない」と言う主旨の発言をしていました。ちょっとびっくりです。しばらく前に、サラリーマン大増税案を打ち出したのは政府の税制調査会のはずですが。。。同じ番組で、民主党の岡田代表は冒頭に、「今日は各党の代表が同席して討論するというように聞いていましたが、自民党の要望で、個別のインタビュー形式になった」という主旨の話をされました。みなさんこういうことをどう考えるのでしょう?民主党は改革に後ろ向きでは? とか、政権担当能力がないのでは? とか思っている人が、ここのところ急増しているようですが、もう一度冷静に考えてもらいたいと思います。社会保険庁他、役所の無駄遣いを調べたのは民主党ではなかったでしょうか?小泉自民党が自主的にやったことは無いのでは???小泉首相になってからも、予算は何の精査もなく通過しているのではありませんか?民主党は、概算予算の前段階の個別予算の明細を調べ始めています。これをやった政党は今までなかったようで、その明細を提出させるまでは、ものすごく大変な苦労があったとも聞いています。(テレビ朝日ワイドスクランブルなどで見た情報です。)その明細をみれば、どう考えても納得いかない予算が計上されていることが最初からわかるわけで、無駄遣いを止めさせることができるはずなのですが、それは民主党しかやっていないのです。こういう事実があることをみなさんご存じなのでしょうか?どう考えるのでしょう?また、自民党山崎(拓)氏は、年金の問題についても、「郵政が終わったらやる準備がある」という主旨の発言をされました。かなり口ごもっていましたが。。。(これはどの番組だか忘れましたが、今日の放送での発言です。)一番盛り上がって、もう少しと言うところでつぶしたのは小泉自民党でしたが。。。案の定という気がします。民主党が議員年金の廃止、年金一元化を打ち出しているのでしかたなく言っておこうかという感じにしか見えません。改革改革とお題目のように唱えるだけの与党と、実際にどうすれば改革を実現できるかを理詰めで実行に移そうとしている民主党との改革意欲の違いは歴然だとおもいますが。。。小泉首相になっても、自民党は4年間改革にはほとんど手をつけていません。「やっている」「やった」と言っているだけです。またまた引き合いに出しますが、本当に政官業の癒着を断ち切るつもりがあったのなら、特殊法人を名前を変えるだけですべて残すなどという愚行はしていないはずです。いまさら郵政民営化で特殊法人に流れるカネをどうこういったところで、この事実は消せません。しかし、「自民党がダメだから民主党という選び方ができない」とか、「民主党に信頼感が持てない」のなら、「与党も民主党も過半数を取らないようにするためにはどうすれば良いか」を考えて投票するというのも一つの選択肢です。公明党のように「連立ありき」「与党であることが前提」のようなものではなく、政策の中身を見て柔軟にどちらかに動ける第3の勢力があればと考えています。それが無所属大連合みたいなものであれば一番良いように思いますが、現状では無所属議員もどちらかになびくと考えると・・・共産党???しかないかも知れません。。。私は現状では民主党寄りです。それは、与党がどう言おうが、「政権交代無くして政官業の癒着を断ち切ることは不可能」と考えているからです。しかし、第3勢力の台頭が、本当は望ましいと感じています。これについてはこちらでも書きました。興味があったら読んで下さい。そうそう、今日のTBSサンデージャポンで、テリー伊藤氏が郵政問題についてなんだか言っていたようですが。。。竹中大臣の秘書の知人が郵政民営化PRポスターを入札無しで受注した問題はどうなっているのでしょうかねぇ???利権政治を口で否定しながら、しっかり利権構造を作っていると思われる竹中大臣。。。あのポスターに出ているのはテリー伊藤さんですが。。。