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テーマ:食べ物あれこれ(50371)
カテゴリ:外めし[いわゆる外食]
非常にわかりにくい場所にある、旨い蕎麦屋さん(もちろん日本酒も)があるので行きませんかと、Tさんからのお誘いで、今宵やって来たのは、神田。
神田といえば、それこそ「まつや」だとか「藪」だとか、有名処の蕎麦屋さんが点在し、「本の街、神田」というよりも「蕎麦の街、神田」としても有名である。 そんな神田の、しかも非常にわかりにくい場所にありながら、いつも繁盛しているという蕎麦屋だというのだから、期待が大きく膨らまないわけがない。 さらに言えば、実際に食事の席を共にするのは今回が初めてのTさんだが、これまでのお話の内容やBLOGから拝察する限り、いい意味で食にも酒にもこだわりがあり、優秀なベロメーターの持ち主と思われる。そんなTさんご推薦のお店とあれば、期待もさらに倍! わかりにくいといっても普通に車の通る道を歩いていくと・・・ビルとビルの間に ストンと入口が現れた。 外には「蕎麦屋」とか大々的に書かれていない。普通の表札に「眠庵」と書かれているだけ。 わからない。これじゃぁわからない。待ち合わせしてもらって正解だった。 奥に進むと、ちょっと昭和を思わせるような佇まいの一軒家。 店内はテーブルとカウンター計14席程の小さなお店。 すでにお客さんでテーブルは埋まっていて、うちらはカウンター席に。 カウンターは好きだ。調理場の様子がよく見えるから。 でも、ここのカウンターの椅子。ojaにはちぃーと高い。 座るのに、プチ木登り気分を味わうといった感じだが、それはそれで楽しい。他のお客がいなけりゃここで、一度、あえて落っこちてみるなんてこともしてみたい。 そんな余談は置いといて、本日の献立。 (写真が暗くてブレて見づらくてごめんなさい) お通し 本日は「おから」さんです。ほどよくしっとりしていて、豆の皮感触が残っている。 あらびきおからって感じがいい。 豆腐 必要以上の甘さがなく、豆本来の香りと味わいが楽しめる。塩もだしてくださったが、このまま食べるのが一番旨かった。 大根煮 色だけみると濃い~感じをうけるが、根本の鰻同様、色から想像する味の濃さはない。 濃厚なのは出汁の味。ジュワ~っと出汁の風味と旨味がにじみ出てくる。 大根と豚肉のバーボン煮 バーボン煮というだけあってバーボンの香りがプ~ンとはしません。 こちらも見た目の濃いさはなく、しかも脂っこさもなし。豚肉に箸がスッと通る、よく煮込まれた手の込んだ一品。 肝心のお酒のほうは・・・ ○が今日頂いたお酒。順番にいうと・・・ 1. 杉錦 生もと純米中取り原酒 2. 萩錦 登呂の里 特別純米 3. 喜久酔 特別本醸造 4. 君盃 特別本醸造 木枯の森 どれも美味しかったし、楽しかった。 そのまま飲んだ時よりも、大根煮などを食べてすぐ飲む!!(Tさん談)をした時の味わいが、旨味倍増なお酒もあり、豆腐で飲む、豚で飲む、まんま飲む、と何気に楽しんでいた。 その中でojaが飲み進んだ(=気に入ったらしい)順は、2>3>4>1 その日の体調や気温も影響すると思うので、いつもそうだとはいえないと思うので参考までに。 6/16(金)天気:くもり 湿度:高め 体調:92%(残り8%は寄る年波なので解決しようがない) そして締めは、二種もりそば 栃木産 福井産 栃木産は益子の農家さんが栽培しているもの。厳選した常陸秋蕎麦を益子で栽培したもの。 福井産も農家さん栽培で、福井県在来種(オオマチとか言っていた気が・・・すみません。忘れてしまいましたm(__)m) 味わいは・・違いますよ~。 栃木産の方が豆っぽいコクというか、風味がするんです。蕎麦だけど豆っぽい。 福井産は栃木より、青年さがある。若いというのではなく、青年さ。 そば粉は時季によって、入ってくる産地を違えているそうだが、北海道だけでも地域が変わるという。青匂いという風味も、よもぎの風味や畳の香り、蒸れた草の匂いから様々。 新しい粉が入った都度、食べに行ってみたいと思わせる蕎麦。 しかも細いが、角が立ち、水切れもよく、実に旨い。 神田に行く度に立ち寄りたいと思う蕎麦屋さんだ。問題は店の場所を忘れて通り過ぎないこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月18日 23時39分07秒
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