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テーマ:楽天写真館(356035)
カテゴリ:山野草
☆タンポポの花が咲き始めました。タンポポは、キク科タンポポ属の多年草です。
☆花を横から見ると、花の下側の総苞片がそり返っていないので、在来種のカントウタンポポです。カントウタンポポは、関東地方や中部地方東部に分布するそうです。 ☆タンポポの花は舌状花の集まりです。最近読んだ本によると、一つの花には200個の舌状花があると書かれていました。 ☆タンポポは、雄蕊が先に熟して花粉を出す雄性先熟の植物で、その後5本の雄蕊の葯が結合した集約雄蕊の中から雌蕊が伸びてきます。よく観察すると、外側の舌状花では集約雄蕊の中から伸びてきた雌蕊花柱の先端が2つに分かれ始めています。 ☆こちらのタンポポの花では、集約雄蕊の中から伸びてきた雌蕊花柱の先端が2つに分かれています。雄性期から雌性期になっています。 ☆タンポポの名は、タナ(田菜)がタンに転じ、それに花の後の種子の冠毛がほほけるので、そのホホが加わったという説。種子の冠毛が丸いのが、綿などを丸めて皮や布で包んだもので、けいこ用の槍の頭につけたり、拓本をとるとき墨を含ませたりするのに用いる「たんぽ」に似ているので、「たんぽ穂(タンポポ)」になったという説があるそうです。漢字の「蒲公英」は、漢名です。 ☆帰化植物の西洋タンポポです。交通量が多い道路脇のタンポポは、ほとんど全て外来種のセイヨウタンポポで、花を横から見ると花の下側の総苞の外片がそり返っています。(2013年3月29日撮影)。 ☆最近の研究では、在来種のタンポポとセイヨウタンポポの雑種が発見され、日本のセイヨウタンポポの8割以上が雑種という報告もあるそうです。なお、雑種の総苞は中途半端に反り返り、総苞片の先端にこぶ状の突起があるといわれているそうです。(2013年3月29日撮影)。 ☆シロバナタンポポです。シロバナタンポポは、西日本に多いのですが、最近では関東地方でも見かけるようになったそうです。(2014年4月14日撮影)。 ☆タンポポの花言葉は、「愛の神託」「神託」「別離」「真心の愛」だそうです。「愛の神託」「神託」は古くからヨーロッパにおいてタンポポの綿毛で恋占いをしていたことに由来し、「別離」は綿毛が飛んでいくことに由来するそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.10 06:00:11
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